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きつね女房

貧乏な成信という若者が暑い夏に道端に倒れた娘を家に連れ帰り、看病をすると数日で良くなり、秋には夫婦になり男の子が生まれる。
男の子が重い病気にかかり、成信は何日もつきっきりで看病したので、田んぼが荒れ田植えが終わるか心配するが、次の日に苗が逆さまだが田植えが済んでいる。
田んぼを見て驚いた成信が女房に伝えると、女房は白ぎつねに変わり走り出し、歌うと苗がひっくり返り正しく植え変わる。
女房は人間の姿に戻り、もう山へ帰らなければならないと告げ山の彼方へ消え、成信は秋になると稲の穂が出ず年貢を免れるが、検見後に穂が首をもたげ呆然と立ち尽くす。

関西地方の昔ばなし

その後の成信と息子は幸せに暮らしたのか?

物語の類型
「人外の結婚」「恩返し」

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