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祝福される妊娠と出産、避妊への冷遇

さっきアフターピルの薬局購入が来年2021年から可能になるニュースが出ていましたね。良かったー。

でも、まだまだ課題は残っているし、自分の身に差し迫るようなこともいっぺんに来たので、書き残しておこうと思います。
プライバシーもあるので、途中から有料にさせてください。ごめんなさい。

私の経歴を話すと色々と面倒なので、とりあえず無料ラインの時点では、結婚3年目の30歳、人間、ということにさせてください。

普段はてなブログで雑記をつけています。
また、自身のサイトhttp://hi-i-am-pop.com/premiere でも、不定期で自分に起きた出来事や書き起こしておきたいことを手紙に近いニュースレターとして書いては送っています。

で、先日、アフターピルを飲むことがあったので、そのことに関してをはてなブログに記しました。

で、その後のケアや対策として、低用量ピルを飲んでいます。
スマルナというアプリを活用しています。
アプリ上で医師、助産師、専門家に相談ができて、ピルも処方してもらえる(最短次の日の朝到着)というサービスです。

それでも、社会の風の冷たさや認識の甘さを感じるところがあります。
低用量ピルが、生理痛関連の疾患軽減目的だと保険による3割負担が適用になる一方で、
私のように避妊目的だと保険適用外の10割負担になってしまうし、実際にその額を払っています。
もちろんそれをわかって、敢えて生理痛関連の疾患軽減目的でピルを手に入れていらっしゃる方もいるかもしれません。

正直大問題です。

①病院に来ているのに、金銭感覚によって自分の症状を素直に言えない状況をこの時点で作り得る状態にしている

②そして、妊娠する可能性を秘めた行為をしたのなら、出産するのを勧めるという社会からの抑圧

この2つが挙げられます。

病院は元々、自分の疾患を根本的に見定め、判断し、適切な治療やアドバイスをする場です。全人類にとって開けた場所であることも求められます。
それがもはや、化学薬剤および石油化学、また団塊世代や富裕層による資本主義のような体制になっているのが見受けられます。
もちろん、治療の難易度や高度な技術を使うなど、に関しての対価は承知の上です。

しかし、今回の避妊(アフターピル)はホルモン薬剤一粒です。
また、本来であれば妊娠の可能性がある方全ての方に対して開けた薬剤であるべきことなのは、誰でもわかると思います。
来院した時点で、妊娠を希望する方と、希望しない方の両方に対して、選択肢を与えられるべきです。
1つ以上の命を扱うことなので、気軽に選択できるようにすべき、とは一切思いません。

ただ、今後の人生を大きく左右するその選択を、その時点の金銭の有無によって決定づけてはならないということです。

薬局で買えるようになるということに関しては万々歳ですが、金銭面での課題はまだクリアできていません。ジェネリック医薬品の存在もありますが、それでもまだ値段が高いですし、保険も適用外です。
特に男性の方は、育児はできても、妊娠出産を己の身体ですることは現時点ないので、そのことに対する自覚がいつまで経とうが薄い状況です。
それなのに、改善がなく生殖と快楽が表裏一体であるにも関わらず自覚の薄い状態が未だに続いているのはかなりの社会問題です。


このことに関しては、はてなブログの方でも記述しているのですが、現存する憲法や法律が根本的に避妊に関する明言を避けているのです。
以下ほぼ自身のブログからの引用です。

"妊婦や育児に関する法律はあっても、人工中絶に関することはほとんど明言がない上に産婦人科も問題を指摘する事態になっている。正直大問題だ。

間接的に日本が男女結婚出産育児万歳奨励優遇のスタンスであるのがわかる。"

で、①と②に共通する意見や考えも自身のブログから引用します。

"根本的には私たちも動物なので、生殖に関することはごく自然なことだと思う。それに基づいて医療現場の発達も進んでいるのはわかるし、それに逆らうなんて、という考え方もわかるけれども、人間は感情や考える脳があり、自ら考え行動することができるとわかって一体何千年が経過するというのだろうか。

また、妊娠を避けるために身体の内面組織を操作して(ピルや内面装着器具などで)根本的に対策をとれるのは現時点で女性である。

男性の体は外的に対策はとれるけれど現時点ではそれだけ、また、対策に失敗したところで影響がないのも人間の構造上どうかしている。

白い液体の中のおたまじゃくしが一年生成できなくなるとか、生殖器や性欲の衰えが急に始まるなどもない。そりゃ、父親になるという実感を持ちにくい上に育児出産におけるモチベーションにもギャップが生まれる。

実際に女性の体のほうが扱いやすいと勝手に判断していろいろなものを作ってきており、男性側の体(おたまじゃくし)の構造が複雑であるが故に操作しようとしていなかった事実もある。
だから男性側のピルがあと10年で完成するなんて言う記事もある。正直言って何百年も何をしていたんだろうか。

それ自体が創世主からの課題(としてのギフト)だとするならば納得はいくが、それにしてもいかに生活を男性主体に持ってきていたか伺えるところでもある。

雑に言うとそれにしても酷い履歴だ。改めて聞くけれど、平等とは何か。

俗に言われる”レディーファースト”も根本的には男性優位社会があるうえで成り立っているし、それに適用するように女性側もさまざまな努力を積み重ねてきた、努力をさせてきた自覚と違和感を持ち、反省とそれに対する行動を引き続きとってほしい。

特に教育を受ける10代の男女は思春期を迎える上に正しい知識を持つためにも大事なタイミングである。

私が保健体育の授業を嫌い、テストでも点をとる気がなかった上に、実生活での実践に困惑したままだったのはそれだったのかもしれない。根本的に知識として浅はかすぎる。(という屁理屈なのかしら?)"

とにかく、さまざな情報へのアクセスが可能になった時代と引き換えに、メディア媒体の情報や仕組みの操作が資本や権威によってなされている今だからこそ、私達が問題提議をし、自らいい方向へ向けていく力を使うときなのだと感じています。

避妊を望む既婚者は、現時点、育児出産を迎える既婚者に比べ圧倒的に肩身が狭く、その影響が親世代から脈々と受け継がれていることを無意識に刷り込まれ続けているような気がしてなりません。
マタハラなる発言も顕になったから良かったものの、潜在意識は依然として残ったままです。

私も、遠くから小さな重圧を60代以上の親戚から受けているような気がしながら、暮らしています。
はっきりと、まだ妊娠と出産は考えていない、と回答はしているものの、親戚あるいは友達が妊娠・出産をする報せを聞くと、少なからずちぐはぐな気持ちになってきました。
新しい命を授かることはめでたいことだし、この状況の日本で親になるという覚悟をしたことに関しては並々ならぬ決意だし、素晴らしいと思います。応援もしたいです。
ただ、自分の親戚に男性が多いので、余計に違和感を感じているのかもしれません。男性はタネを残す本能が遺伝子レベルで強いからです。勿論偏見なのも承知です。

元々、結婚は新しく戸籍を作るので、本籍に関しても墓などに対しても親族に縛られ続ける必要もない。家業でもない限り(正直その家の方針や子息の意識次第ですが)、長男長女関連も本来はあまり紐付ける根拠はありません。
また、年金制度にも物申すことがあります。そういう仕組みにしてしまった日本なので出生率をあげることや、定年退職の年齢を引き伸ばしにするが必要が出たのでしょうが、実際のところ制度が変わらないせいで困っているのは若者の方です。年功序列型が色濃く残っている会社だと尚更そうです。
要するに、手続きが面倒だから、が地続きになった結果がこれです。

いい加減どうにかしましょう、一緒に。

有料エリアからは、私の周りで今まで起きた経験をいくつか述べさせてもらいます。

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