見出し画像

パリ流ファッションスタイルを受けてきた話

(この記事は前ブログ「ちゃがさんなでいず」にて2021年1月頃に公開していた記事です)

もう完全に”診断を受けること”自体が趣味になっている私、ちゃがです

パーソナルカラーをはじめ、最近骨格診断や顔タイプ診断が話題になっていますが、既にそれらをすべて受けている私は、以前からタイムラインでちらほら見て気になっていた全体を見て診断してくれるパリ流ファッションスタイル診断が楽しそうだったので受けてみることにしてみました。

個人的に感じる似た診断であるパーソナルデザインとの違い

トモミ先生のブログなどでも少し書いてあるのですが、
今回受けたパリ流ファッションスタイル診断(以下パリ流)は、日本でも診断サロンがいくつかあるパーソナルデザイン(以下PD)と似たような診断方法を使って行われます。

が、パリ流とPDだと、分類するカテゴリ自体に違いがあり、また組み合わせの仕方も違います。

パリ流の方は、
メイン(全身の印象を決めるようなワンピースやコート)、サブ(個性を+αするバッグや靴など)、アクセント(ニュアンス程度に欲しい)があり、メインが2つある人やサブが2つある人、アクセント自体はつく人とつかない人がいたり、メインとサブの入れ替えが可能な人と不可能な人がいたりなど無限の組み合わせが想定されます。

それに対しPDは
基本的にメインとサブが1つずつ、また本家診断はキュートに分類されるカテゴリは子どもPD、それ以外は大人PDと呼ばれ、この子どもPDと大人PDの組み合わせはないとされています。

そういう意味では、組み合わせの豊富さ(わかりやすいパーソナルさ)はパリ流の方が豊富!といった感じがしました。

ただ、PDは初対面の人になるべく好印象を与えるための100点満点のコーデ提案やアイテムが提示されるのに対して、パリ流は取り入れ方が「最終的にこうなればOK」といった終着点さえ意識すれば基本的に大丈夫でアイテムもわかりやすいもの以外も取り入れても大丈夫、と幅が広いので受診者のセンス次第でかなり違いが出る診断だとも感じました。

実際の診断の流れ

事前準備

事前に送るものは3つ

  • 普段のコーデ写真(3~5枚)

  • カウンセリング用質問回答

  • 分析質問票

以上の3点です。

<普段のコーデ写真>に関しては
3~5枚ほど自分の顔がしっかりと映っているものを求められます。私はいろんなのを見てほしい!という思いから約2倍の10枚のコーデ写真を送りました。たくさん送ったにも関わらず、優しく受け入れていただけありがたい限りです。
基本的に、パリ流診断はこのコーデ写真を中心に見ながら行うことになるので、お洋服だけでなく靴下や靴、バッグなどもできれば履いたり持っていた方がいいと感じました。

<カウンセリング用質問回答>に関しては
基本的にこちらの趣味・志向を含めたその人がなりたい方向性を判断するための質問が多い感じ。
こちらはメール文で質問がくるので、メール文に沿って返す形になります。

<分析質問票>に関しては
カウンセリング用の質問とはまた別にWordファイルで送られてくる質問票で、外見ではなく内面を診断するためのシートになります。これは〇×で答えるようなもので、診断の最後に使われます。

事前にトモミ先生に送るのはこの3点。
診断前に慌てて送ることがないよう早めに送るのがおすすめです。
あと、オンライン診断という性質上、PCやスマホなどにZOOMを導入しておくと診断前に慌てずに済みます。

予定時間になればzoom起動!

診断の1日前~数時間前ほどになると、ZOOMの招待リンクがメールで届くので、そちらの招待リンクからZOOMを起動します。
予定時刻になると、自動的にはじまるようになっているので、私は5分前から待機中の画面をソワソワしながら見ていました(笑)

※トラディショナルタイプのところ、誤字してますが土屋巴瑞季です

いざ診断!

いざ診断!
最初は「どれがまず外れると思いますか?」というトモミ先生からの質問。
私は、自分がウィンターの原色な色がパーソナルカラー的に似合わないということはわかっていたので、個性的で派手そうに見える属性である「ドラマティック」と「クリエイティブ」の2つを外そうとしましたが、トモミ先生的には「クリエイティブはまだ外さなくていい。もっと似合わないと感じるものはありませんか?」ということで
・スポーティー
・ドラマティック
の2つがゴリっと外されました。
そのあと、シック→トラディショナル→ナチュラルまでは先生によって
こういう風に見えそう、こういう風に似合わなさそうということが言語化されつつ外されていきます。
最初にまだ外さなくていいと言われたクリエイティブと残ったクラシックに関しては割と慎重に外された感じがあるので、ナチュラルとクリエイティブの間にちょっと個人的に境目があると感じています。

ドキドキの結果は…?

「ロマ…セク………んんエレロマ…ロマエレ…ロマエレセク…」と呪文のように様々な組み合わせをブツブツを唱えながらとても悩んでくれた先生

最後の残った3つは
ロマンティック/セクシー/エレガント

この3つは共通して女性らしさがキーワードとして入る3つで
先生からもナチュラルを外された時点で「ちゃがさんは曲線を感じるのがすごく魅力的なのでその曲線を活かしていきたい」というお言葉をいただいており、曲線は女性らしさにもつながるのでこういう属性3つが残ったのだと思います。

手元にあったイヤリングを耳元に当てて先生に見てもらった結果、ロマンティックに似合いやすいふわふわとしたファーイヤリングをめちゃめちゃに褒めていただきロマンティックがひとまずメインに。

結果を出す前に「第一印象はエレガント一択なんですけどね」と言われたのでそのあたりからもエレガント要素が割と外見的特徴からもおそらく強く、ロマンティックと拮抗。
なのでメインとサブは入れ替え可能!気分によってメインとサブを入れ替えてOK!とのことでした。

パリ流は基本的にはPDとの違いで説明したようなメイン、サブ、アクセントを意識して取り入れると失敗しにくいです
他の方のレポを見ていると、この段階でメインを決めたあとにサブを決める過程があり
サブであれば良さがでる!とメインの際に早めに外されたもの(例えば私ならドラマティックとかシックあたり)がサブにくる方もいたので、私のロマンティックとエレガントサブ決め段階がなかったほど拮抗していた様子でした。
気分によって違う雰囲気の自分を楽しんでいこうと思います。

パリ流の取り入れ方の考え

パーソナルカラーが春ならこういう色を~や、骨格診断であれば痩せて見えるためにはここがスッキリしてある形を~といった感じで今までに受けた診断は選んでいく過程で大事なことがわかる診断という要素が強くありました。

それに対しパリ流では、もちろん「ロマンティックタイプにはふわふわしたものや小ぶりなバッグ」「エレガントタイプにはベロア素材や本物のジュエリー」など、そうなりやすい要素はありますが
結局のところ何を選んだとしても私の場合であれば「上品で甘い」に着地すれば大丈夫です、といったコーディネート全体を通して自分にとって大事なイメージがわかる診断でした。

確かにお洋服のデザインって色々あって、同じ「ベージュのシンプルパンプス」といったアイテムでも、それがお淑やかに見える人と華やかに見える人といますし、同じビビットなトップスでもフレアスカートをコーディネートするのか、ダメージジーンズをコーディネートするのかでもイメージが違ってくるしで難しいと感じます。
選んでいく過程はブレなくとも、着地点がブレて違和感を感じることは多々あったので今後着地点もブレなくなるというのは個人的にめちゃめちゃ大きい成果でした。

ただ「着地点をたくさん持っていたい」という人にはパリ流よりも
色々と幅を広げていくことができる顔タイプの方が合っている感じもします。そのあたりはやっぱ好みとか生活スタイルだね。

パリ流では内面テストもあり

診断が一通り終わったあとは、事前に提出した分析質問票をその場で採点してもらえます。
採点中は先生が一度映像を切って2~4分ほどフリータイムがあるので、その時は一度トイレに行っておくなり、ちょっと落ち着いて飲み物を飲んだりするのも良いかと思います。(私はその時間ずっとTwitterをのぞいていました)

因みに私の内面は、上昇志向が強いシック&エレガントがダントツ!
時点で個性的なクリエイティブ&ドラマティックと保守派なクラシック&トラディショナルが同点、その次に活発なナチュラル&スポーティー、最後に協調性が高いロマンティック&セクシーといった結果。

サブ(メイン入れ替え可)のエレガントが共通しているので、内面との差はほぼなく少し悩みとしてあった「相反することを言われやすい」という悩みも個性的なクリエイティブ&ドラマティックとシンプルなクラシック&トラディショナルが同点だったことが原因なのでは、という先生からの考察に納得でした。

内面と外見で違う場合などは、内面に少し寄せるような提案もおそらくここでしていただけるのですが、先生曰く、外見と内面が違っていてもギャップというのもその人の魅力、とのことだったので調整の必要のないことが多いのではないかなぁ、とは体感思います。

そのあとはパリ流ファッションスタイル診断の解像度がどのくらいあるかで「このコーデはどのタイプでしょう」という問題が出されました。
実際に自分でそのタイプのお洋服を選べなければ意味がないので、こういったテストはありがたいです(私は大体8~9割正解といった感じでした)

私だけの世界観を知れるキャッチフレーズ

私は最後の自分の魅力とキャッチフレーズに関しては
魅力は<上品で柔らかい大人っぽい甘さ>
キャッチフレーズは<ふんわり優しい空気を纏う可憐なお嬢様>
というちょっと恥ずかしながらも嬉しいものをいただきました。
キャッチフレーズに関しては他の人のを見ると「女性」だったり「貴婦人」だったり「お姉さん」だったりとバリエーション豊富。
この人を言い表す単語もこだわっている感じがしてとても素敵な資料でした。

資料では具体的なコーデも2例ついてあるので、まずはお手本通りやってみることができるのも良い点かなと思います。

パリ流受けて伏線回収しまくり

人生の伏線回収しまくり。

最初にスポーティーが外しの時点で「あっ」と思ったのですが、今までに「運動できなさそう」じゃなくて「運動できないでいてほしい」と言われたこともあったので納得の一言。
顔タイプでは子ども顔はカジュアルで、と推されがちですが私の場合カジュアルで、というよりはあくまでフォーマル・ドレッシーすぎないぐらいの位置づけなのかもしれません。

個人的に思うパリ流の良いところは3つあって

1つめは<目指す着地地点が見えて、なおかつ自分の好きな服も取り入れやすいこと>
私の場合「上品で甘い」という着地点があり、最終的に上品で甘くなればちょっとやそっとぐらいそれぞれのカテゴリに似合いやすいものとは違うものを取り入れたところで小物やバッグも含めたコーディネート次第という自由度の高さ。
もちろんそのコーディネートにするにはどうすればいいかを考える必要はありますが、好きな服を諦める必要がないのは強みではないかと思っています。

2つめは<消えた順番で、似合わないものも見えてくること>
これは人によっては酷かもしれませんが、似合うものを知ると同時に、消えていったカテゴリの順番で相当頑張らなければ似合うのが難しいのを知ることができるのも個人的にはすごくよかったです。
私の場合は一番最初にスポーティー(リュックやキャップなどの実用的なアイテムが似合う)とドラマティック(大きくて個性的なものが似合う)が外されたのでデカいリュックはやめとこう…まぁそもそもあんまり好きじゃないし無理してもたなくていい…ってなりました。

3つめは<キャッチフレーズをもらうことで自分をポジティブに客観視できること>
最後に資料としてもらうキャッチフレーズは、客観的に自分をポジティブに見ることのできる項目だと感じました。なので私の場合「ふんわり優しい空気を纏う可憐なお嬢様」が着てそうなものを選んでいけば似合いやすいものを手に取りやすいわけです。
自分が着るものだけれども、自分じゃないふんわり優しい空気を纏う可憐なお嬢様にお洋服を選んでいく感覚にもなれるので、今まで以上にポジティブなお洋服選びができそうな気がします。

オンラインでの診断は不安もあったのですが、オンラインとは思えないぐらいに満足度が高かったこの診断!パリ流を受けた他のイメージコンサルティング界隈の方ともお話させていただきましたが、みんな口をそろえて「今までのどんな診断よりもしっくり納得がいった!」という声が多かった気がします。そして私もほぼ同じ感想です。

今はめちゃめちゃ人気で予約も現時点で満席のようですが、ぜひお洋服迷子の方や自分の魅力を言語化してほしい!といった方、とりあえず自分のキャッチフレーズや世界観を知りたい方など幅広い方におすすめしたい診断です。なにかこのレポがこれから受ける方の参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?