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うまくいかないのは、仕事の目的を共有していないから
「いやいや、こうじゃないんだよな…」
依頼した仕事ができたと報告を受けた私は、ほくほくと上がってきた依頼をチェックしにいきました。
「3日ほどかかります」と言われていたけれど、2日目の午前中でできるなんてすごいじゃないか、助かるなぁ。
渡されたデータファイルを開いて見て、そこで出たのが冒頭のひとり言。
そう、私が依頼した仕事とは違うのです。
依頼した意図とずれていたり、クオリティが低かったりした時の驚きと疲労感がパッケージングされた感情が沸き起こりました。
こんな時は自分のことも相手のことも責めたくなるような気持ちになります。
「こういうことじゃない」
「わかりましたって言ったじゃん」
「どうして伝わらないんだろう?」
作業内容を伝えているのに、うまくいかない
実際、きちんと作業について伝えたはずなのに、うまくいかないことがあります。
ちゃんと手順を相互確認もして、「わかりました」という回答には不安な様子もなかったはずです。
それが一体、どうして?
しかし、きちんと伝えたと考えているのはあくまでも自分。
何か情報が足りなかった、依頼相手に伝わっていないから、このような事態が起きたのは明らかです。
実際、私の場合はそうでした。
仕事をしてくれた人にもう一度話をしてみると、解釈が違っていることがわかりました。
改めて説明をし、修正をして事なきを得ます。
修正の時には、そもそもこの依頼をする仕事の目的から説明をすると、すんなり理解してくれました。
目的を共有していなかった
実は、私が依頼をする時、作業内容は丁寧に伝えたものの、そもそもの目的についてはまったく触れていませんでした。
作業さえ理解してもらえれば、バッチリやってくれると思い込んでいたのです。
目的を相手に共有していなかったことが、今回のずれの発端でした。
単に作業内容だけを伝えると、受け取った側が異なる解釈をしているかもしれません。
「何をするか」だけでなく、「なぜそれをするのか」を共通認識にする
目的を知ることで、全体像がつかめます。
その仕事がなぜ必要で、どのように全体の目標に関連しているのかわかる
作業の背景や最終目標が見え、どうすれば理想的な結果になるのかわかる
自分の仕事が全体のどこに位置し、他の作業とどのように連携するのかわかる
私がこの失敗から学んだことです。
目的を確認し合う習慣をつける
学びはしたものの、忙しい時には、つい作業内容だけを伝えて終わりになってしまいがちです。
ホントごめんなさい。
とはいえ、このままではせっかく依頼した仕事のミスにつながります。
目的について伝えるチェックリストを作成
お互いの認識にズレがないことをできるだけ言語化する
仕組みで解決するのが近道だと気付きました。
空気で伝わる仕事のやり取りは楽なのですが、頼り過ぎると同じ人としか仕事ができなくなり、それはそれで世界が狭くなります。
この記事は自分の戒めとして記録しておきます。
誰か目に留まった人のお役に立てるなら、それも本当に嬉しいです。
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