見出し画像

Southwickのプルオーバーシャツを衝動買いした話

今週、超絶久しぶりにSHIPSへ寄ったのですが、自分の性癖にブッ刺さるシャツを発見して思わず衝動買いしてしまいました。
それが、このSouthwickのストライプ プルオーバー ボタンダウンシャツです。

https://www.shipsltd.co.jp/g/g111570022/

これ、19800円しました。。。
同じようなアメリカンなシャツを売っているラルフローレンやブルックスブラザーズが16000円程度で売られている中、自分がそのラインを超えて、衝動買いしているくらい自分の性癖にブッ刺さりました。

アメトラの「かっこいい+かわいい」を抑えているシャツ

このプルオーバーシャツ、一言でいうとアメリカントラディショナル(アメトラ)の魅力を凝縮した、最強シャツなんです。
アメトラの特徴は、フォーマルなかっこよさに加えて、少し欧州系とくらべると無骨な可愛さがあるところです。

https://www.shipsltd.co.jp/g/g117012629/

アメトラの特徴である可愛さを解説させていただきますと、こちら、今回購入したシャツと同ブランド、Southwickの紺ブレザーが非常に参考になります。
襟元に刺繍ラインがはいっていたり、ポケットが通常のスーツと違い、当て布になっている(しかも丸みを帯びたデザイン)だったりと、フォーマルなのに少し可愛いところがあるのがアメトラ最大の魅力です。
今回のプルオーバーシャツも、この「かっこいい+かわいい」が、非常にうまく共存しています。

まずかっこいいところは、「ブロード生地」、「ジャストサイズ」、「ポケットが見えにくい」てところです。これはビジネスシャツに共通してく特徴なので、フォーマルな印象を与えます。自分が特に注目したのが、ポケットの部分です。ポケットはストライプが本体と沿うように丁寧に縫われており、また、縫っている糸が非常に細いため、遠目から見ると、ポケット自体がないようかに見えます。

アップにしたらポケットが見えますが、糸も細いため遠目だと見えにくいですね

上記フォーマルな特徴は、「半袖」「プルオーバー」「ボタンダウン」という「可愛い」ディティールと見事にバランスを取っています。特にボタンダウンに関しては、少しカジュアルな印象を持たせるだけでなく、その起源がアメトラの総本山であるブルックスブラザーズの創業者ジョン・ブルックスが考案したものという背景もあり、アメトラ好きには堪りません。
また、プルオーバーシャツって、裾を出していればひらっとした爽やかが出る一方、シャツインすれば一気にフォーマルになるため、かなり多様な見せ方ができるなと思いました。

ジャケットを着れば、一気にフォーマルに
また上記の「可愛い」ディティールも、一度ジャケットを羽織れば一気にフォーマルに見せてしまえるというのもミソです。下は自宅で撮影した写真ですが、可愛さを際立たせる「プルオーバー」、「半袖」の特徴が綺麗に消えています。春秋だったら、上にジャケット羽織るコーデもめちゃいいなと思いました。

紺ブレを上に羽織れば、紺ブレ+ボタンダウンシャツという王道アメトラスタイルになる。優勝。
シャツの襟の外側がジャケットの襟の内側にちょうど沿う形となっている、このようなディティールもめちゃくちゃ刺さります。

ほぼ蛇足だけど重要なポイント、ボタンの数

すごい細かい点ですが、ユニクロやBEAMSなどの一般的なブランドのプルオーバーシャツは前ボタンの数が4つとなっています。
一方、Southwickのボタンの数は3つのみとなっています。
正直、ボタンの数についてはSouthwickを見るまでは全く意識していませんでした。ただ、こう比較してみると、ボタンの少なさはミニマルなデザインによってより洗練された印象を受けます。

アメトラ好きのロマン、Made in U.S.A.

あとは具体的な作りとかとは少し関係ないのですが、やはりアメトラ好きにとってMade in U.S.A.の服は堪らないものです。
その中で、今回購入したSouthwickは元々ブルックスブラザーズの服を製造していた工場のブランドであり、アメトラの歴史を作ってきた偉大な存在です。第35代アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディが着用していたブルックスブラザーズのブレザーも、Southwickの工場で作られたと言われています。
このような背景情報も、個人的にこの服への愛着が湧く大きな要因となっております。

最後に

今回購入したSouthwickのプルオーバーシャツについて、こうして魅力を言語化してみると改めて何故自分が衝動買いしたかが納得できました。
散々アメトラと連呼しましたが、このシャツは使いやすく、フォーマルとカジュアルが見事に融合し、誰が着ても様になる服かと思います。また、昔ながらのデザインということで時代の流れに左右されない良さがあるため、末長く愛用できる服として是非ともおすすめしたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?