8月24日上映 「赤毛のアングリーンゲーブルズへの道」上映&トークショーイベント感想レポ
2024年8月24日、東京秋葉原UDXシアターにて、TVアニメ6話分を再編集した映画「赤毛のアングリーンゲーブルズへの道」上映会&佐藤好春さんと叶精二さんによるトークショーイベントが開催されました。
企画のことは公式Xのポストで知り、早速申し込みました。募集期間中にいつの間にか満員御礼となったようで、人気の企画のようですね!
早めにチケット取っておいてよかったです。
イベント全体の印象と感想
イベント内容としては映画「赤毛のアングリーンゲーブルズへの道」上映の後、ゲストのお二人によるトークショーで会場は始終温かい雰囲気の中時折自然と沸き起こる笑いに包まれていて幸せなひと時を過ごすことが出来ました。どうやら今回で同様の企画は三回目とのことで、他の参加者の方の感想ポストなど拝見する限りでは、トークの内容は毎度違っているようですね。
今回はまず叶さんによる映画の詳しい解説にはじまり、佐藤さん登場後は赤毛のアン制作当時の現場の様子だったり、業界ウラ事情など濃いお話が沢山聞けたので個人的に大満足の内容です‼
今回のイベント内容の一部について、叶精二さんのXポストにて複数投稿なされているので、こちらご覧いただくほうが分かりやすいと思います。
私自身のイベント全体についての印象と感想は、当日中に多くXポストにて投稿しています。
イベント内容控えめに言っても素晴らしかったです。
いいえ、素晴らしいなんて言葉では不足でしょうか。
帰宅後は早めに休む予定でしたが(帰宅中大雨で傘さしててもずぶ濡れに💦)、しかしこの感動を忘れないうちにとにかく当日中に何か描かなければと思い筆を執って描いたのが上のほぼ模写ですがアンのイラストですね。
TV版一話相当部分のブライトリヴァー駅からグリーンゲーブルズへ向かう途中で赤い髪だから幸せになれない、って悲しそうに話しているシーンです。
このシーンのアンの表情を笑顔にしたイラストってわけですね。
なんでこのカット選出したかって………赤い髪を気にして右手を小指立てて添えている手の仕草が可愛いからですよっ‼
Xポストでも書いているのですが、巨大スクリーンの映画館で視聴することによりTVサイズでは気が付かなかった(というより私が鈍感だった)各人物の表情変化や仕草がよりダイナミックかつ丁寧に感じられました。
映画の内容で特に好きなシーンについては後述しますね。
トーク内容について。どのお話も素晴らしく面白い内容ばかりでしたが(赤毛のアンの制作スタッフは日本を代表する名だたるアニメ作家の方が多くいらっしゃいますね、とにかく凄い方のお名前が出る度に感動の嵐!)
私はトーク内容の中で特に印象に残ったのが、赤毛のアンのキャラクターデザインについてですね。
上の画像はイベント中叶さんがスライドにてご紹介された「近藤喜文の仕事 動画で表現できること」から引用の、アン・シャーリー初期案を私が覚書きとして描いたものです。
初期案は近藤さんらしく顔の輪郭も凸凹が少ないすらっとした美人さんの顔立ちで、とにかくかわいいですね🥰
こちらの初期案、中には前髪デザインも独特でルビー・ギリスかな?っていう全然印象違ったアンもいたりしたのですが、どれもかわいらしく。
だけど、アニメ赤毛のアンでは極力原作に忠実にしたいという意向だったので、キャラクターデザインの方も少なくとも少女時代のアンはコンプレックスの塊みたいなものでしたし、顔の輪郭は凸凹が多く、額部分は広く大きくなりソバカスは多く………といった近藤氏のキャラクターデザインとしては独特のものになったということだそうです(すみません、これも覚書でトーク内容正確とは言えないと思います。雰囲気が伝わればと思います)
アン・シャーリーの独特の顔の造形は当時動画スタッフとしてご活躍されていた佐藤好春さんでも描くのが相当難しかったとのことです。
以前からアンを描くのはバランス取るのが難しい顔立ちだなぁって思っていましたが、制作スタッフですら難しいということですから当然素人が描こうとなんてしたら難しいわけですね(^-^;💦
キャラクターデザインについてのお話はまだまだ沢山濃厚なお話があったのですが、とても一つの記事では書ききれなく、この内容は次回以降の企画で直接お聞きしていただくほうがずっといいと思います✨
映画「赤毛のアングリーンゲーブルズへの道」について
この映画についての解説をトーク初めに叶さんからお聞きしてより内容を深く理解が出来、今後も赤毛のアンの物語をより楽しめる内容でした。
叶さんもXポストにて投稿されている内容ですが、
映画タイトルが「グリーン・ゲイブルズ」から「グリーンゲーブルズ」に変更されているのは、あくまで叶さんの推測だそうですが英語表記を重視したのではないかとのことです。
あれ?「グリーンゲーブルズ」??
「グリーン・ゲイブルズ」じゃなかったっけ??私の勘違い???
という疑問が一つ解けました‼
英語表記からであろうという推測の他に、TVアニメとは別物だという意味も込めているのでは?とのことでした。それなら、納得!
映画は再編集というよりほぼTVアニメそのままに近い内容で、当時としては画期的で前例がないような映画とのことですね。
本当はTVアニメ6話分に相当する時間にしておおよそ120分超の内容を、映画では100分程度に濃縮しているわけなので、当然一部内容をカットされています。
このカットされた部分について、叶さんと全く同じような印象を持ちました。
え?!アンがボニーと名付けるシーン、カットされてる??
その後何度も登場するのに、スペンサーの夫人宅へ行くときアンが「さようならボニー!」と叫んでるシーン、この映画初見の人からしたらボニーって誰?って感じですもんね。私はここがカットされてるのは叶さん同様に残念に思いました。
あとは、毎度面白いナレーションが大幅カットされていることも少し残念に思いましたね。約1話分カットするのですからこれも仕方ないですね。
↓は映画とは全然関係ない24話のナレーションですが、毎度毎度面白いんですよナレーションだけでも。特にマリラの心情を語るときなど。
今回の映画では出来る限りアンの心情に寄り添う感じにしたかったとのことで、マリラ、マシュウなど他の人々の心情を語るナレーションは極力削られているとのことでした!
映画用にTVアニメ版を再編集っていうのも色々と難しい部分が多いんだなって知ることができました。
会場の写真など
本当は映画やイベント内容についてもう少し語りたいくらいですが、いつも無駄に長すぎるので今回の語りはここまでで、あとは会場の写真で締めたいと思います!貴重な資料が沢山(撮影可のもの)でした。
会場入り口の資料もどれも素敵でした✨✨
次回4回目があればまた参加してみたいですね(⌒∇⌒)
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