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読書記録


たまには寄り道して図書館へ

 近年私は仕事以外の時間は主に絵を描くことを趣味としており、余暇時間は絵を描いている時間が圧倒的に長いのですが、その分アウトプットに偏りがちで最近では少々インプット不足を感じるようになってきました。

そこで、最近では2週間に1度、家の近くの図書館に仕事帰りに寄るという習慣をつけることにしました。

 私は主に世界名作劇場の二次創作などをやっておりまして、メインはロミオの青い空なのですが、その他の名劇作品も順番に視聴してきておりましてつい最近はフランダースの犬を全話視聴し終わったところです。
子供の頃はこちらの作品、日本人なら誰でもご存じのあの結末が苦手で嫌煙していたのですが、大人になって視聴してみるとなかなか味わい深く、考えさせられる作品でありました。
そこで、せっかくなので原作も読んでみようと思いました。

 そう思ったことが図書館通いをするきっかけの一つとなったのですが、
最近では便利なもので市区町村によると思うのですが図書館も電子書籍が導入されてきているのですね。
こちらは電子書籍の方で借りてみました。
タイトルのごとくフランダースの犬の犬の方がアニメよりも目立つ感じがしましたね。
名劇作品あるあるなのですが、アニメと原作とで登場人物の呼び名が変わっているのも面白いところです。
アニメでは主人公はネロですが、原作はネルロだったり、ネッロだったり。

もう少し前に青空文庫の方で若草物語(こちらはアニメ視聴途中)も読んだりしたのですが、それぞれ呼び名がアニメではジョオ、エイミーなのが、原作だとジョウ、エミイだったり。
呼び名が違うと最初は気になるものですが読み続けると慣れますね。
いずれも名作中の名作(とはいえ私は幼少からの読書家ではないので、そこまで名作を読み込んではいません(^-^;)

 しっかり読んだのは現在2年ほどファンアートを描き続けるくらいハマっている名作劇場屈指の作品、ロミオの青い空の原作「黒い兄弟」くらいですね。こちらは図書館ではなく、購入し何度か読み返しました。
(そのわりにはいまだ理解が追いついていない部分も………)

アニメの方のロミオの青い空は、勇気や友情に重きを置いた子供向けのアニメとして原作よりずいぶんとマイルドな作り(とはいっても辛いシーンも多めではあります他名劇作品と比較して)となっています。
 正直、原作の黒い兄弟の方は親方宅での主人公に対する虐待描写がなかなか酷いので、読み進めることがつらく感じ万人におすすめ出来るかというと私はそうは思えなかったですが、ラストシーンまで読み進めると感動できるのでお勧めではあります。


 図書館通いについての話なのにずいぶんと脱線してしまいましたが(-_-;)
本日滞在時間30分ほどでパラパラとナナメ読みした書籍は2冊。

平日なので限られた時間ではありますが、ほんの少しの時間図書館という本が沢山立ち並ぶ空間に居るというのは癒しになりますね。
仕事の疲れも忘れ、静かで楽しい時間を過ごせます。

 1冊目はいじめに関しての本。
最近少々ネット上で気になる存在がありまして。
特に現状は問題ではありませんが、以前はストーカーまがいだったり匿名で不快なコメントをしてきたりと少々参ったことにもなりました。

 そこで、何気なく取ったいじめに関する本がこちら↓

 私は読書というと主にこういった実用書のほうが多く、特に~とは何か、~の構造についてといった仕組みを解き明かす本が好きだったりします。
最近になって名劇作品などが好きになりようやく物語らしい本を読んだりしていますが、もう少し子供のころから名作と呼ばれる物語は読んでおいた方が良かったかもなぁと思ったり。
今後、アニメと併せて原作を読んだりしていきたいですね。

 さて、上記のいじめの構造についての本である一節が目に留まりました。
喜劇で有名なチャーリー・チャップリンの自伝の内容について触れておりました。
チャップリンは子供の頃、家の前にしょっちゅう羊が引かれていく光景を目にしていたそうなのですが、ある時羊が一匹逃げるという事態になりました。羊は死に物狂いで必死に逃げるのですが、それを当然のことながら羊飼いがこれまた必死になって追いかけるわけですけど、
チャップリンとその友人はその光景を見てげらげら笑ったそうです。
そこではたとチャップリンは気づきました。

「笑いとは真剣そのもの。笑いが人を殺すこともあれば、生かすこともある」と。
↑すみません、短時間でのナナメ読みなのでこちらの本の内容の私の解釈が正確ではない可能性があります。
ただ、さすがに喜劇の天才チャップリンは日常での気づきのレベルが違うなと思ったことは確かです。
 いじめで一番多いのが「からかい」なんだそうですが、からかいとは質の悪い笑いのことでもあり、このようなことは日常にあるのが当たり前と思った方がよくて取り締まるようなことは出来ないとのことです。
よく、人が不快な思いをしているのに「それは冗談だよ」で済まそうとするデリカシーのないような人もいますが、笑いとはなかなかに難しいものかもしれないと最近になって思います。
 笑いは上手くすれば人の癒しになるし、人を喜ばせることのできる生きていく上で日常にはなくてはならないものなんだそうです。
そうですね、笑いがない世界なんて殺伐としていて恐らく生きるに値しないでしょう。
 ただ、質の悪い冗談や人の弱みをからかって笑いを取るようなことは、一部の人にとっては楽しくてしょうがないのでしょうが、
自分以外の誰かが傷つくことでの笑いは良くないと思いますし、
今後自戒の意味で気を付けたいなぁと思いました。

 人を自然と笑わせられる人ってすごいよなぁ、相当気遣いの出来る人ではないかとおもいます。私には笑いの要素って、日常会話においても、絵や文章など創作している何かにおいても圧倒的に足りない要素で、
もう少し身に着けたいなぁと思う次第ですね!


 ナナメ読みしたもう一冊はフィンランドについての本↓

   フィンランドは言わずと知れた、福祉国家であり教育レベルも世界第一位。各家庭の収入に限らず大学に通うのに補助が出て、しかも卒業まで年限が決まっておらず人によるのだそう。
女性の社会進出も当たり前で、その分男性も家事を手伝うのが当たり前。
個人個人が自立していて私から見るととてもうらやましい国だなぁ(寒い国であることと人口密度が低いことでどこも田舎で暮らしづらそうってこと以外は………(;´∀`)
などと思ってしまいました!

 こちらの本で特に目に留まった一節は、日本によくある言葉
「がんばる」と、「うらやましい」に相当する言葉がフィンランドにはないということです。
フィンランドでは頑張るの代わりに「幸運を祈る」
うらやましいなんて言おうものなら「なんで人をうらやんでばかりいるのか?だったらそうなれるようにすればいいんじゃない?」と言われるそう。
 私としては日本で時々暮らしづらいと感じる2要素が上記2つの言葉
「がんばる」と「うらやましい」に詰まっていると感じていて、
それに相当する概念がないというのがとても「うらやましい」と思いました。
ただ、フィンランドでは日本のように「空気を読む」という風習はないので、言いたいことはハッキリ言わなくては伝わらないそうで、
例えばファミレスで店員さんに「トイレはありますか?」と聞いたら、
日本ではそれだけでトイレの場所まで丁寧に教えてもらえることが多いけれども、フィンランドでは「トイレはあります。」とだけの返答だそうです。
トイレの場所を聞くには最初から「トイレはどこにありますか?」と聞く必要があるのだとか。
そのあたりの曖昧な感じはやはり空気を読むのが習慣になっている日本の方あ暮らしやすそうに感じました。

 本日の図書館滞在時間としてはたったの30分ではありますが、
それだけでもストレスの軽減、最近思い悩んでいたことに対しての光明が見えた感じがしました。
やはり大人になっても読書であったり継続的な自学自習の習慣は持たないといけないなぁと思った次第です。


 前回借りた本(トム・ソーヤー原作やフランツ・カフカなど4冊ほど)を返し、今回は最近描きたいと思っているのが主に水彩画で特にアルプスの花々などをメインテーマで描きたいので、それらに参考になる本を最大限借りました。

 図書館で本を借りるって久しくしていなかったので、前回の本を返すときに3冊もの本にしおりが挟まったままだったのは少し恥ずかしかったですねぇ((´∀`*))
それでも快く対応してくださいました。
こんなゆるさも町の小さな図書館のいいところかもしれません。

 今後も読書記録、覚えていたらまた書いてみようかなと思います。

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