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地方移住3年目、10年に一度の大雪を体験して学んだ9つの雪対策 in 雪の京都

●「海の京都」エリア、「森の京都」エリアの両方に属している綾部市に移住して3年目。2021年12月下旬に10年に一度と言われる大雪を体験しました。私の住む地域では70cmほど積もりました。
※今年に関しては、「雪の京都」エリアと呼んでも良さそうです。

2021年12月27日午前11時現在、「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」にて70cmの積雪を確認。

●雪国暮らし初心者の目線から、今回の体験から学んだ、雪対策についてまとめてみようと思います。

●今後、この「雪の京都」エリア他、雪が降る地方への移住を考えている方もしくは移住されて日が浅い方へ向けて、役に立てば幸いです。

まず、例年行なっていること

・雪かきスコップ(プラスチック)

雪かきスコップ。小さいのは車に積んでおけるので便利。

雪対策としてはまずはコレ!
私も綾部での初めての冬が始まる前に、まずこの雪かきスコップを購入しました。
2019年3月〜2021年3月までの2年間は大して雪が降らなかったこともあり、これで十分対応できました。この雪かきスコップすら必要ないほど雪が降らない年もありました。

・スタッドレスタイヤ

雪対策のためだけではなく、路面凍結対策のため、例年12月〜3月まで車はスタッドレスタイヤを履いています。車が欠かせない地方都市なので、これでこの期間いつ雪が降ったとしても安心です。


・水道管の凍結対策

外の水道管。冬場はタオルを巻き、肥料袋をかぶせ、さらにバケツもかぶせています。

雪対策というより寒さ対策なのですが、水道管が凍結して破裂するリスクがあるため、外の水道管にタオルを巻いた上にバケツをかぶせてカバーをしています。
また、換気のため夜中にお風呂の窓を開けているのですが、これもお風呂の水道が凍結するため、冬場は厳禁です。
※これらは、昨シーズンの冬(2021年1月)に水道管が凍結し破裂するという苦い経験から学びました。

次に、今回の大雪で学んだ9つのこと

1.車は屋根の下には停めない

屋根の近くに車を停めると車が雪に埋もれてしまいます。それだけではなく、雪の重さで車が潰れてしまうリスクもあります。
我が家はもともと茅葺屋根だったところにトタンを被せたつくりになっています。
そのため、屋根自体が大きく傾斜も急。大量の雪が屋根から落ちやすい作りになっています。むしろ、雪の重さで屋根が潰れないように雪が落ちやすいようにしているのかもしれません。
屋根の下はもともと積もっている雪プラス屋根から落ちてくる雪で雪の壁が出来上がります。
そんなところに車を置くのは自殺行為でした。
雪の降る時は車は出来るだけ屋根から離して駐車しましょう。

雪に埋もれる軽自動車。屋根から離したつもりですが、写真をみると全然でした。。。
こちらは雪に埋もれる軽トラ。
朝一、玄関を開けたら雪の壁。屋根から落ちてくる雪で1メートルほど積み上がっていました。


2.車は出やすいところに駐車しておく

普段は車は家の近くに駐車していますが、雪の前日に出しやすいところに停めておく必要があります。
特に翌朝外出する予定がある場合は。
我が家の場合、地域の公道に出る前の私道に駐車するようにしました。
地域の公道は、お隣の方が地域を代表して雪かきしてくださるので、私道をすこし雪かきすれば車を出せる状態にしておきます。(家から車まで雪かきしながら進む必要がありますが、車が通る分を雪かきすることを考えると大分楽です。)

地域の公道に出る前の私道に駐車。実際はもっと手前(公道側)に駐車します。
私道を雪かきしないと車が出せません。
地域の公道はお隣さんが地域を代表して雪かきをしてくださいます。感謝。

3.車のフロント&バックウィンドウにカバーをしておく

こちらも、翌朝車を出す必要がある場合に有効です。
車のウィンドウが凍結するのを防止するのに、ブルーシートなどでカバーをします。
ウィンドウが凍結すると溶けるまで車がだせないですよね。
ワイパーを上げておくのはもちろんですが、カバーもしておくと、すぐに車が出せます。。
お湯をかければ良さそうですが、すぐに再凍結してしまうのと、ウィンドウが割れるリスクもあるようです。
※朝一に車を出す予定がない時は、ここまでしなくても大丈夫かと思います。

4.車のサイドミラーは畳んでおく

サイドミラーも広げておくと雪が積もり、雪の重さで壊れてしまうリスクがあるなと感じました。(私は、半分雪に埋もれた軽トラを、雪かきが不十分なまま動かしたため、サイドミラーを破損したのですが。。。)
軽自動車は自動で畳まれるのですが、軽トラは手動で畳む必要があり、普段から畳んでいない人も多いと思います。(私も盲点でした。。。)

破損した軽トラのサイドミラー。10mmレンチで簡単に取り替えできます。

5.水道の元栓の雪対策

水道の元栓が雪に埋もれてしまうと、いざ水道が凍結し、破裂した時に雪かきしないと元栓が閉められないというリスクがあります。
元栓の上に屋根をつけるか、そうでない場合、真っ先に雪かきをする必要があると感じました。

雪に埋もれる水道の元栓。これくらいの雪ならすぐ雪かきできますが。
雪かき後の水道の元栓。右上の「量水器」と書いてある所。この蓋を外すと元栓があります。

6.雪かきはこまめに

これも大事です。
雪かきした後にも大雪が降り、どこを雪かきしたかわからない状態にリセットされてしまいましたが、一度しているのとしていないのでは違うようです。
時間が経つと、雪が固まって氷のように硬く重くなり、雪かきが大変になるので、少しでも雪を減らせる時に減らしておくと良いようです。

スコップでこつこつ雪かき。

7.スノーダンプが便利

人力でこつこつ雪をすくって空き地に運ぶのに苦戦していたのを見かねたのか、お隣さんがスノーダンプを貸してくださいました。
大量の雪をすべらせて運べるので、楽だし効率的。大変助かりました。
我が家は隣が空き地なので、そこに雪を押し込めることができるので、スノーダンプがとても有効でした。
早速ネット販売で購入しました。

スノーダンプ
このように道を作り。
かいた雪を滑らせて運べるので楽ちん。


8.雪かきスコップ(プラスチック)に加えて、アルミのスコップも必要

前述のように雪は時間が経つと氷のように硬く・重くなります。
プラスチックの雪かきスコップでは太刀打ちできなくなります。
地面を掘るようのアルミスコップも、初めて雪かき用に使いました。

出典:https://www.monotaro.com


9.除雪機も必要?

40代の今は人力で対応できそうですが、高齢になった時に人力での雪かきが対応しきれないかもという思いが頭をよぎりました。
20年後、30年後という長い目でみたときに、除雪機への投資も検討する必要があるかもしれません。

出典:https://www.honda.co.jp/snow/

最後に

以上が、今回の大雪から学んだ点です。
今後の備忘の意味も込めてまとめてみたのですが、参考になる方がいらっしゃれば嬉しいです。


【お知らせ】
●「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」、ウェブサイトにて宿泊予約承っています。

※こまめに雪かきしていますが、冬の間は雨靴などでお越しいただくのがオススメです。(雪やら、泥やら。。。)

※館内にアルコール消毒液を設置していますが、ご来訪の際は、検温やマスク着用など各自感染防止対策の上、お越しください。(2022年1月14日現在)

(A)

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