見出し画像

失敗だったかもしれないけど、納得する選択をしてきた


私は本田秀夫先生の本をよく読みます。今回新しい本が出るということで予約をして、一気読みをしました。
その本とは…こちらでございま~す。

今回の本は、息子と似たような境界知能の子どもさんの事例も書かれてあり、非常に参考になりました。そちらを中心に学んだことを、私なりに頑張って書きたいと思います。

境界知能とは、どういうことか?は以前記事に書きました。

本田先生も、境界知能の子は、本人が困難を感じていても周囲になかなか気づかれないと書かれていました。
気づかれにくいということは、支援を受けにくい子どもということです。

息子のように、幼稚園時代から友だちが多く、学校や集団生活を楽しむことも出来ているお子さんもいます。ただ、勉強は苦手なんですよね。

年長時代そんな息子を見て、私は通常級を選択しました。私なりにあの当時納得して出した答えでした。
出来るだけ、通常級で息子の困る事がないように、学校側に配慮をお願いしてきました。家庭でもフォローしたりしながら、3年間は楽しく過ごすことができました。

ただ、こういった境界知能を持つ子どもというのは、どうしても環境に左右されやすいと言うことです。環境の変化によって情緒が不安定になってしまうんですよね。

残念ながら、今の息子の状態なんですよね。
不登校とは「二次障害」です。息子は不登校になり、パニック障害のような、強迫性障害に似たような状態にもなりました。これは特性が悪化した訳ではなく、恐らく二次的に起きている障害だと私も思います。

ここから、本田先生の本を読み進めていく中で、グサグサっと刺さる言葉が沢山でてきます(笑)

はい、反省しまくりました。
それでは、私の心臓に10000000000000本の弓矢が刺さりまくった言葉をご紹介していきます。

毎日を安心して過ごすことができれば、感情や情緒は乱れません。早期発見・早期支援をすることによって、子どもの二次障害を未然に防げるわけです。
子どもが強いストレスを受け、傷ついてからサポートをするのでは遅すぎます。問題が起きる可能性はわかっているわけですから、そうならないように対応するべきです。
最初から支援を受けていれば、子どもはそれが当たり前だと感じます。物心つく前からそういう環境を整えることができれば、子どもが勉強への苦手意識を持たないで、健康的に育っていける可能性が高いのです。

知的障害と発達障害の子どもたち

グッサーグサグサ!!!

私が進路選択を迫られていた年長時代に、もしこの本を読むことが出来ていたなら、私は支援級を選択していたんでしょうか?

無理…だったんでしょうけどね(笑)

私は、息子が不登校になり、あの時の選択が支援級ならこんなことにならなかったかもしれないと、正直思うこともありましたよ。

本田先生からすると、私の選択は間違いだったのかもしれません。
でも、正しい選択ではなかったかもしれませんが、私だけの判断かも知れませんが、その当時の私には、精一杯の決断でした。

結果、不登校にはなりましたけどね。
でも、何があったとしても全力で受け止める覚悟を決めて、納得して出した選択です。

息子には本当に辛い経験をさせていることにはなりますが、そこだけは本当に申し訳ないと思っています。
でもね、私もあ~でもない、こ~でもないと失敗しながら、悩みながら、一生懸命子育てしてたんです。それだけは、わかっておくれ~!とこの本読んで、息子を強く抱きしめました。私も、完璧な母親じゃないんですよね。

本田先生のようなお医者さんは、沢山の事例を知っていると思うんですよね。色んな親子を見ている経験から本を書いてくれてると思います。なるべく失敗しないための方法を教えてくれてるのかもしれません。

私は、今、不登校の息子と試行錯誤しながら生活をしています。ありのままの日常を書いています。

完璧な子育て論ではありません。
むしろ、失敗だらけの体験談だと思います。でも、こんな失敗しながらも、ハチャメチャしながらのnoteからでも、誰かの参考になるのかもしれない?と思いながら書いています。

そしてもう一つは、未来の自分の為にも書いています。

これから息子との不登校生活どうなっていくかはわかりません。でも、毎日、一生懸命子育てしています。
後になって振り返ってこのnoteを読んで、完璧で成功だらけの子育てではなかったけど、精一杯子育てしてたんだな~と思いたいんですよね。

とにかく、グサグサっと刺さることも多かったんですけど、とても勉強になる本を読む事ができました。

やっぱり本田先生の本は、大好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?