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境界知能であり、不登校でもある息子

今回の記事はかなり長めです。どちらかと言うと境界知能の子どもで悩まれているお母さん向けに書いたものになります。

息子は境界知能だ。
私の記事で1番読まれたものである。不登校の記事よりも、皆さんの中で気になるものなんだろうか?

境界知能で悩まれてる親は、やはり多いのだろうか。

確かに、私自身もそして息子もこの境界知能というのには、随分苦しめられている。

再度、境界知能とはどういうものか?を書こうと思う。

「境界知能の子ども」とは、はざまの存在です。知能指数(IQ)でいうと「70以上85未満」で、知的障害と平均域のボーダーに当たります。

境界知能の子どもたち

とにかく、見た目はふつうっぽい。周りからすると困り具合がわかりにくいのだ。
そのため、「やればできるんじゃないか?」と周りが期待してしまいやすいのだ。

周りからの期待に応えようと、子ども達は必死だ。そして、「なんでこんなに頑張っているのに僕はできないんだ…。」息子自身もそう思って3年間ひたすら頑張ってきたのかもしれない。

そして、頑張りすぎて…つぶれてしまったのかもしれない。

息子は確かに今は頑張れていない状態だ。

でもね…
人って、上手くいくことがわかっていたら、頑張れるもんなんですよ。

4年の春に突然厳しい担任になり、息子は頑張ることができなくなったと思われる。

それでも、初めの方はやっぱり友達に会いたくて、まだまだ頑張りたくてね。
通級も行けていたし、通常級だってたまに行けていた。放デイだって行けていたんだ。

でも、やっぱり僕には難しいって諦めてしまったのかな?

もう今は…外にすら出ることができないのだ。

思いっきりしんどい時なんだろうね。本人は今でもはっきりとは教えてくれないけど、勉強に対しての自信のなさは、かなり不登校の原因の気はする。

だから私も、勉強に関しては何も言わない。

よく不登校になってから、勉強の遅れを焦りませんか?と言われることがある。

私の答えとしては、これだ。

もちろん、気にはなる。けど、焦ることはない…かな?

別に勉強なんてどうでもいいや…と思って諦めているわけでもない。
私的にも、小学校の勉強の知識まではあった方がいいと思っている。

でも、それは息子が自信を失いまくっている今でなくてもよいのかな?と判断をしている。

今大事なことは、苦手意識が頂点に達している勉強ではないのだ。そんなことよりも、好きなことから自信をつけていくことの方が大事なのだ。

それは息子が見ているYou Tubeでもいいし、ゲームだっていい。息子の今やっている事に関して興味を示すことの方がいい。

とにかく、大事なことは自信回復だ。

とはいえ、勉強に本当に焦りはないのか?どう考えているのか?まぁ、そんな所を気にしている方もいるのかもしれない。そんな人がもしかしたらいるのかもしれないと思いながら、続きを書こうと思う。

長くなりそうなので、ここら辺で退散してもらってもいい笑
本当に気になる人だけに、続きを読んでもらいたい。

勉強にそんなに焦りがない理由は、息子が境界知能だからというのも関係している。

境界知能でわからないことがあると、私は宮口幸治さんの本をよく読んでいる。

宮口先生は、境界知能の人は、成人でおよそ中学3年生程度の知的能力と言っている。

息子は小学5年生だが、勉強を今するとしたら、恐らく2年生レベルの問題だと楽しく解ける感じだ。

そして、今やっている5年生レベルの勉強は、きっと息子が中学?もしかしたら、高校くらいになって、ようやく理解に落とし込めていける気がしている。

ある程度、年齢がきたら理解ができると思っているので、私自身焦ることがないのかもしれない。むしろ、今はわからなくても当然だと思っている。

ただし、何もしないよりかはした方がいいとは思っている。でも、不登校で引きこもりまでして苦しんでいる息子に、無理強いしてまでやらせるものではないと思っているだけだ。

とはいえ、いつか元気になったら勉強はぜひやってもらいたい!とも思っている。勉強の楽しさを思う存分味わってもらいたい!とは、しっかり思っている笑

その未来の為に、今無理に勉強をさせることを辞めているのだ。勉強を、トラウマになるくらい嫌いなものにさせたくないだけなのだ。

私は、決して息子のことを境界知能だから…
不登校だから…と言って未来を諦めている訳ではない。

息子にとって今大事にするべきことが、勉強ではないと思っているだけだ。

今すぐやっても難しい勉強を、無理やりどうにかしようと、今焦っていない。

ただそれだけなのだ。

そう思えるまでに、私自身もかなり勉強をしてきた。色々悩んでもきた。

バイトの子達を見ても思うけど、小学3年で手こずりまくってた勉強も、高校生では理解に落とし込めてたりするんだよね。

それなりに境界知能の子ども達を見ていると、今出来ていないからと言って、焦らなくても大丈夫なんだろうな~と思えるのだ。



境界知能を持つお母さんで、進路選びに悩まれている方の為に、ここからは書きますね。

境界知能を子どもに持つお母さんは、進路に悩まれることは多いかもしれませんね。

進路についてはそれなりに私自身が思うことを書いていました。こちらの記事もよく読まれているものです。

悩まれている方はやはりまだまだ多いのかな?と私自身は思っています。

息子は小学校は通常級でスタートしました。3年からは通級も利用していました。4年から不登校になりました。
もし、あの時の選択が支援級スタートだとしたら、不登校にはならなかったのかもしれません。

ただ、あの時の私も精一杯悩んで、覚悟を決めて選択してきました。
勉強が難しくなり、本人に困りごとがあれば、すぐに支援級に変えるつもりで通常級にもいれました。

でも、途中からの進路変更というのは、とても息子には難しかったようでした。


今進路にとても悩まれている方がもしかしたら、私のnoteを読んでくれてるのかもしれない。境界知能の息子の今の姿も、誰かの進路選びの役に立つのかもしれないかな?と思いながら、毎日書いています。

境界知能の息子のようなタイプの進路を決めるのはとても、しんどいんですよね。

でもどの選択で、後にどんな事が起ころうとも、その時、精一杯悩みきったのならそれでいいのではないでしょうか?

私自身はそう考えています。

どうか、ご自身を責めないで欲しいなと思うんですよね。それくらい境界知能の子どもの小学校の進路選択とは、難しいもんだと私は思っています。


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