変な家ってどんな家? at TOHOシネマズ新宿
ゴジラビルあたりは頻繁にうろつくものの、なぜか一度も入ったことのなかったTOHOシネマズ新宿。なぜかって、まあ、映画あんまり観に行かないからなんだけどさ、行って来ましたよ。
今回は、今ポケマガで漫画連載中の「変な家」。小説が原作だそうです。漫画の方はリアルタイムで読んでいて、これは映画向きだなぁと思っていたので、まんまと釣られた感じ。
映画は昨日公開なんですね。当日予約だと微妙かなあと思いましたが、さすが朝一の回は空いてますね。8時50分上映開始。よく起きれた。えらい。客入りは十分の一もいない程度で、余裕たっぷりで席につけました。
以下、誰への何の配慮もなくネタバレしますので、気にしない人だけどうぞ。
原作作者は覆面作家の雨穴さん。主人公はオカルト系ユーチューバーの間宮祥太朗扮する雨男こと雨宮が、マネージャーが引っ越すかもしれないという新居の「変な間取り図」の相談を受けるところから始まり、奇妙な「左腕だけが見つからない」事件との関連性を探るというホラーチックなミステリー。
いや、雨穴の雨男の雨宮までは普通にゆるそう。そういう小説なんだから。しかしお前だ間宮。お前のせいで、無駄にエッセンスが増えてるのよ。わらけそうになるんだわ。
さて、出だしは漫画を割と忠実に再現しているよう。原作の小説は知らないけど、まあ同じなんでしょう。漫画と異なるのは、主人公が女性じゃなく男性になってるところぐらいでしょうか。(あとで調べたところによると、その後の展開は映画オリジナルのようで、本来はサスペンス路線のお話で、ホラー展開ではないらしい?)
割と興味深い導入だったし、漫画で感じた通りのイメージで、期待できるかな〜と思いましたが、最終的には、うん、まあ、面白かったかな、といった程度ではありました。
というのがねぇ、リアルタイムの現代で始まる映画とかドラマって、途中で急に現実離れするお話に舵を切られると、若干さめちゃうのよね。コミカルホラーな感じだったし。まあこれは見方次第。ひとそれぞれ。そういうもんだと割り切って観れば、それなりに面白かったですよ。
とはいえツッコミどころは色々あって。
事件の真相を握る「本家」がやたら強大な権力を持っているところとかさ。
村人なのか使用人なのか親族なのかわからないけど、続々と出てくる仮面の人たちはなんだったんだろうと、観終わっても釈然としない。どっかで説明あったのかな。まあいいけど。
あとね、主人公が殴られすぎ。何回殴られてんねん。かわいそうやろ。しかも意識失いすぎ。意識失いがち症候群か。都合よくね、おねんねするのよね。
途中ばーちゃんがジェイソン化してたところは、パロディかと思って笑いを禁じ得なかったしよ。あのシーン必要だったのだろうか。特にストーリーに何にも影響してないよね。ヨボヨボでチェンソー振り回そうとして振り回されている絵を想像してご覧なさい。ぶはっ。
結末あたりもちょっともやっとするよねぇ。結びの言葉とかシーンが複数あったからというのもありそうだ。
ちゃんと覚えていないけど「変な家には、深い愛がありました」「それぞれの家には、それぞれの秘密があります」みたいなセリフも、どっちかでいいし、ラストのシーンは、ぶっちゃけシロアリかなんかに壁食われてました〜ってネタ落ちかとも思ったけど、よくわからず仕舞い。
DJ松永さんの演技は初めて見たような気がするけど、まあまあ良かったですね。
まあ、とりあえずツッコミどころの多いコミカルホラーミステリーってことで。
ところでさ、犯人とかが何かを告白する時、相手の方を見ないで一人で呟いているのを、後ろから刑事役の人が見つめながら聞いているようなシーンがあるじゃない。あれも、毎回にやけてしまうのよね。
↓こんなやつ。
「実は、あの時私は……」みたいなことを陶酔しながらしゃべってんの。役に入ってんじゃねーよ! そんなシーンねーわって思うわけです。まあ、役に入ってるんだけどね。今回もそんなシーンがございました。
最後にTOHOシネマズ新宿の写真を2枚ほど。
ほな。また。
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