見出し画像

夏は旅、夏が終わっても冬も旅 -6皿目

くみこちゃんが花火に辟易している中、私はどこよりも大変そうな大本丸、大曲に挑戦します。一度でいいから見てみたかったんだよね、「視界が足りない!」って気持ちになってみたくて。適度な距離と平和のなか、Airbnbで出会ったお家でBBQをさせてもらいながら見る玉川の花火も大好きなのだけど。きちんとチケットを取って、席とって、新幹線の10時打ちっていうのを初めてやって。万全な対策をとって見る大花火、初体験してきます。

息もできないほど暑いのと、ちょっと体調を崩したのと、夏休みの子供が走り回っているせいで、ふんわりお休みのことばかり考えてしまう毎日です。ちょっとした夏休み気分。そんなところへ、次の旅の予定がやってきました。楽しみすぎるから聞いて!

今年も5月に行ってきた西表島に、1月に行くことになりそうです。それもただの旅じゃなく、さとうきび刈りの手伝いに。

発端は彼(細川さんとします)の行きつけのバー。前回の西表旅、出発前に色めきたった細川さんが行きつけのバーで旅が楽しみな話をしていると、西表の常連さんがいたそうです。その方から「日本酒を持って(※沖縄って焼酎ばっかりで日本酒が手に入らない)行ったら肉を焼いてくれる金城さんがいるから」という情報を授かりました。これ、一部じゃなくて情報の全部です。まじでこれだけ。

これだけを手がかりに、石垣島で苦心して発見した日本酒一升瓶を持ち歩き、宿のおばさま、ツアーガイドのお兄ちゃんに聞き回ったところ、あっさり金城さんは発見されます。さすが離島。美味なパイナップルを作る農家さんでした。小学生の女の子を腕にぶらさげて、猪をしかける罠について教えてくれる素敵な方です。

この金城さんが1月にさとうきびを収穫するとのこと。紹介してくれたバー常連さんも一緒に、みんなでさとうきび刈りをお手伝いするそうです。男性が刈って、女性はその葉っぱを落とすのだそうです。ぎゃ!男女職差!とか言っている場合ではなく、さとうきびはとても堅いらしいよ。とりあえず両方やってみるけど。そして刈ったさとうきびは島の端にある黒糖工場へ持っていくそうです。黒糖工場の煙は、ほんわり甘い香りがします。

細川さんは農家の血筋ですが、私は農業にはまったく縁がないので新鮮だなあ。大人になると、なかなかこういう社会科見学的な機会は得られないものですし。まあバイト代とかは出ないのでしょうけど、とれたての猪肉を焼いていただけるみたい。楽しみ。

細川さんはこういうのが大変に得意で、旅先やら仕事先やらご飯先、ゆくさきざきで面白い友人を作ってくる。本当にすごいと思う。ご存知のように、私にはできない。どちらかというと私は自分でそういう関係を作るのは面倒で、何よりそれを保つのを面倒に感じてしまうから、細川さんのゲスト的な感じでイベントだけぽんっと乗っかって楽しませてもらえるのはまさに「いいとこどり」って感じで超ありがたい。

私は人に対して閉じがちで、細川さんはあまり土地を広げる意識のない人だから(西表島だって元々は私の行きつけなわけです)、お互い得意な分野を切り開くことで見える世界が広がるのは最高にお得な感じがします。

どこかで皆さんの旅の楽しみ方も聞かせてね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?