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留学28日目 "泣くタイミング"
私は冷たい人間だ。
冷たくなってしまった訳ではなく、奥の底では元々こういう人間だ。興味のある人と興味のない人、友人と他人の境界線があまりにも明確すぎる理由から、友人が少ないのだ。
人の前でにこにこするのは得意だが、皆が好きなのはその"元気な自分"であって、と考えてしまうことが稀にある。大丈夫という言葉を用いるのがあまり得意では無いように、OKという言葉を用いているときほど心がザワザワする。だから、最近はモーマンタイを使うようにしている(8割お巫山戯だが)。自分に言い聞かせているように使えるし、可愛いのだモーマンタイ。
今日は、ラジオの練習をして思っているより早い時間で家に帰宅した。相も変わらず、友人は来ていない。気持ちの悪くない1日だった。
夜、もしかしたら2023年で嬉しいことが起きたかもしれない。日本で飲みだくれている普段はおバカな友人からビデオ通話が来て、そこで5人ほどで呑んでいる場に10分ほどお邪魔させてもらった。
彼は
「酔っているから、とかではなくてね。早く帰ってこいよ、話したいこといっぱいあるし、留学の話聞かせてや。いる時は、うざいけどやっぱりチャウチャンがいないと寂しいんだわ、居なくなってみたら分かるわ、普段の飲みとか集まりもいつものメンツは相変わらず来てるんだけれど、お前がいないとどこか寂しいんだよ。」
と言ってくれた。たった5週間いないだけでこちらは思い切り楽しんでいて、愛いやつだと思いながら、涙が出そうになった。
私が居なくて寂しいと感じる友人がこんなにも近くに沢山いるとは思ってもいなくて、普段言われない言葉に危うくおじいちゃんになりかけた。
大人になってからの方が泣いているな。
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