留学27日目 "明日には"
最終週が始まった。
最終週は暑い日はほぼなく、
春の訪れ(こちらでは秋の訪れというべきか)を感じる月曜日だった。
じわじわとする太陽はお休みしていて、しっとりとしたなめらかな一日だ。
今日は夜の寝る前にとあるスペースに入らせていただいて、お話をする機会があった。
大人になりたい、大人って何だ?大人の定義って?そんなことをよく考えるのだ。最近。
留学に来ているのに何を考えているんだ私は。しかし、たまにそれで頭がパンクしそうになったり、空回りしているかもしれないと思うことがあったり、なかったり。
人として魅力的になりたい。ただそれだけだ。
知りたいと思われる人になって、知りたいと思える人達と共に思いつく限りの楽しいことを、お互いの命が尽きるようなことがあっても、最後まで笑顔でしたいのだ。
いずれは全て失うのに、どうして大切なものが増えていくのだろう。
それくらい人との出会いは奇跡的で、偶然的だけれど、必然的でもあって、淡くて、儚い。
人との出会いを大切にしていきたいが、感情というものが頻繁に脳の扉を叩く。
そこにあるのは、喜びと悔しさと哀しみと楽しさだ。
怒鳴るということは人を殴るようなものだから、された側は何をされたのか分からなくなっておかしくなってしまう。
怒りも同じだ。悔しさや悲しさを怒りに変えないこと。
いつまでも童心は忘れずにいたい。たまには公園で遊ぶような、手を繋いでドキドキするような、愛情表現が下手でまだまともに顔も見れないような、ちょっと今からラーメン行かね?カラオケ行かね?で集まれるような。
私は絶対に居なくならない、どっしりとした石のような人間な気がするけれど、ふわふわしていて急に居なくなってしまいそうな人の方が魅力的に見えるのは人の性なのだろうか。
君も明日にはいなくなっているのかもしれないな。
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