ADHDな話

11月にADHD傾向ですよ〜の診断が出てだいぶ生きるのが楽になった。
正確には検査を受けたおかげで自分の特性がわかって心理士の先生からも「日常生活のここ気をつけようね」ってアドバイスたくさんもらえたから生きやすくなった感じ。
その辺詳しくないからわからないけど手帳を発行する感じではないのかな?検査結果の紙はなくした(そういうとこやぞ)のでざっくり説明すると、「あなたは頭はいいけど処理が追いついてないよ」って感じでした。いろいろ考えて頭ばっかり回って手元が追いつかなくてキャパオーバーがいつもの流れです。

ぶっちゃけ自分のポンコツなところがどこまで特性によるものでどこからがシンプルなポンコツなのかもよくわかってない。検査を受ける前に先生からも「○○さんの場合は虐待とかのストレスが影響してる場合もあるから(発達の問題があるかはわからない)」とは言われてたので、検査を受けなければ一生誰にも気づかれなかった程度のポンコツである(と信じたい)。

まじで昔からいくら気をつけててもなんでもなくす。教室の落とし物ボックスに毎日私の鉛筆入ってた。消しゴムと定規も家の中でなくすから掃除したら5個くらい出てきた。保護者に渡すお手紙とかはなくすことはなかったけどランドセルの底から丸まって出てきた。靴下は2回履いたら片方消える。高校の時は英語の予習ノートなくして1年間提出できなくてテストから点引かれた。
娘の予防接種の問診票とかなくすのめっちゃ怖くて変なところに収納してる。いまのところ大丈夫。
そして掃除と片付けが壊滅的にできない。これに関しては育った環境も悪い。母親も掃除苦手でプリント類はテレビの前に山積みだし服は散乱してる。たまに父親が衝動的に片付けてちょっと綺麗になる。みたいな環境で育ったからそもそも整理整頓の仕方がわからない。
あと、あれもこれもやらなきゃとか考えすぎて結局全部中途半端になったり、集中できないときと集中しすぎる時の差が激しすぎて知らん間に疲弊しがち。
心理面も問題あるけどそこは割愛。親から死ねって言われて育ったら死にたいだけの人生にしかならん。

こういう生きづらさの積み重ねで人生に支障が出てしまって、私の場合は妊娠することでしか救われなかった。こんな言い方をすると子供を利用してるみたいで嫌だけど、妊娠しなければ精神科通院もしなかっただろうし、保健センターとか産院のサポートの存在も知らないで1人で固まっていたと思うから、結果的に妊娠をきっかけに救われたっていう話です。
育児とADHDの相性はとにかく悪すぎる。
子供に関するものはなくしちゃいけない(当たり前)し、安全のために部屋は綺麗じゃなきゃいけない(当たり前)し、予防接種とか健診のスケジュールも把握しないとだし(当たり前)、基本的にマルチタスクかつ作業と中断しなきゃいけないなんて日常茶飯事。精神的な不安定さも産後の体調と栄養不足(母乳)と睡眠不足(夜泣き)で助長される。

実家は遠いし父親はまた働いてるから頼らないけど、運良くパパが家事育児に協力的なのと在宅自営業なおかげでいろいろと融通がききやすくてめちゃくちゃ頼れるからなんとか回ってる。平日の病院とかも行ってもらってる。ありがとうパパ。大好きパパ。もっと痩せてパパ。

子供が成人するまでの18年をがむしゃらに駆け抜けていくしかないね。あと17年。どんなにしんどくても可愛くて愛しいというだけで全て相殺されるから子供ってすごいですね。おわり


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