trust〜幻想の道〜

2024.2.9-11の期間G/pitで行われた舞台『trust〜幻想の道〜』を観てきました!

舞台って何回観てもいいよね。


私が実際に観れたのは10日と11日の2日間の4公演(と、間のメンバープレゼンツイベント2回)だけでしたが毎回笑って泣いて、とても充実した時間でした。
初回観た時は話を追うのに必死だったけど、
2回目以降は伏線確認したり細かい動きを見る余裕も少し出てきて、毎回新しい発見があって毎回新鮮な気持ち。
一瞬一瞬を目に焼き付けながら観てたつもりだけど、やっぱり時間が経つと記憶が曖昧になってくる所もあって嫌だ〜!!!!!
ずっと、一瞬の取りこぼしもなく記憶していたい……🥲


以下、特に印象に残ってるところの感想など。
台詞とか曖昧ですみません!



●序盤の日替りシーン
「1.2.3…go!」の台詞のシーン、内容も毎回笑ったけどツッコミで2人ともダァ〜〜〜と倒れるのと瞬時にバタバタと引き上げられるのがめちゃくちゃ好きだった😂勢いがすごい🤣
あと、人が本当に絡まってるところ面白すぎた🤣🤣🤣
「1…2…3…4…5!!go!!!」が好き。笑

●「お困りのようだなお二人さん」
困った時のヒーローすぎる🦸‍♂️マシンガン相手に焦ってる二人の表情に対して、登場した時のケイトの余裕の笑みがかっこよすぎる!

●「メグルゥ♡メグル♡」
ごろにゃん😻って感じが可愛い〜〜〜!笑

●「ずらかるぞ」の後
一人振り返って照明を落とすメグルかっこよすぎん⁉️✨️

●アジトに戻って
目隠しモグラ叩き無邪気すぎ〜!🕳🪠笑
しばらく鳴り続けるおもちゃの愉快な音楽も、
赤黄緑の紙がショウタのポケットからめちゃくちゃこぼれ落ちるのも、
ショウタとケイトが言い合いしてる間にせっせと片付けるメグルも、
「緑だった」「フワッとすな」の所もめちゃ好き🤣
この流れがわちゃわちゃと立て続けにあるからいつも楽しみだった!
あと「裏切り者がぁ~!!!」ってメグルがキレる台詞があるけど、「嘘つきやがって」とかじゃないのは後の流れに合わせるためなのかなぁ。
でももしこの時点で(何かしらをきっかけに)メグルがケイトの裏切りに気付いていたとしたら逆に言わない台詞だと思うから、どの時点でメグルが気付いていたのか気になる……。

●「なんか救われる」
ケイトの台詞。この時は普通にそうか~と思って聞いてたけど、後のケイトの台詞から、いい事をすることで少しでも"普通"の生活を歩めるようにという願いがあったからだよね、多分。

●裏切り者がいるかもしれない
三人の中に裏切り者がいる可能性があるとボスから連絡があった際に、静かに目に力が入るメグルと大きな声で動揺するショウタの対比がいいなぁ。
ケイトはどんな感情やったんかな。バレるまでのカウントダウンが始まっていく感覚を一人で抱えるのは恐怖なのか安堵なのか…気になる。

●「言ったぞ?」「言ったな」/「お前が言ったんだよ」「俺が言ったんだよ」
ショウタが言葉を繰り返すシーン。ショウタの真っ直ぐさとおバカさが出てて好きだった~!笑
直前のピリついた空気から一転して平和なやり取りの場面のせいか尚更ほっとした。
ショウタとケイトのやり取りを楽しそうに見てるメグルの目が優しくて、そういうわちゃわちゃした三人の平和なやり取りがずっと続いて欲しいって思いながら見てた。

●メグルがシリンダーを回しながら考えてるシーン
初見の時は上手から見てたので、奥で横たわるショウタ(足の当たりしか見えなかった)と銃をいじっているメグルという状況から「メグルがショウタを撃った(裏切り者はメグルかの)ように見せて実は違う」ってパターンだな😏と思ってたんだけど、2回目下手で見た時にショウタの体勢が普通にすやすや寝てる体勢だったので「いや、可愛いかよ」って心の中でつっこんでた。笑
何かを考えながらシリンダーを回し、填めて、机に銃を置くメグル。足音が聞こえてスっと構えるのと、現れたケイトがふっと笑って二本指で銃口を避けるのがかっこよかった。
ケイトだと分かった瞬間に銃を下ろせばいいのにすぐにそうしなかったのは、メグルはこの時点で裏切り者が誰かってことに気付いていて、感情の整理や"その時"が来た時の行動を考えていたのかな〜って思いながら観てました。
メグルの思い詰めた雰囲気とは逆に、落ち着いた優しい声のトーンで「なにピリピリしてんだよ」って声をかけるケイト。
この時点(前からの流れも含め)で、何かあった時に一人で考えるメグルと、感情が言動にそのまま出るショウタと、重い雰囲気にならないように明るく振る舞うケイトの三者三様の性格と関係性が見えてきて、子供の頃からの関係性も垣間見える気がした。
「ショウタは?」「そっち。」の短いやり取りもなんか好き。

●日替わりの寝言
毎回笑った!笑
アフタートークでも言ってたけど、いい音が出ない割に打撃が重そうで可哀想だった🤣🤣🤣
単語の意外な組み合わせを毎回考えてるの凄いし、しかもそれを舞台上で思い付いたりしてるって言うんだから尚更すごい!
「むにゃむにゃ…」って顔を観客に向けて言ったあとバタンと倒れるタイミング好き。笑
なんだかんだでギリギリまで寝かせてあげる二人も優しい。笑

●「あの時に比べたら今回の仕事は簡単だ。…信じればいい。」
裏切り者が誰か分かってもただひたすらに信じるということを選んだんだな、と思った瞬間でした。
舞台の後半で「信じた方が自分が気持ちがいい」という台詞を言うメグルだけど、その結論はこのタイミングで出てたのかなと思った。

●本当に裏切り者がいたら、
どうするか、という話から机に突っ伏して寝ているショウタに向かって銃を構えるメグル、止める為にとメグルに向かって銃を構えるケイト、スっと起きて「じゃあ俺はこうかな」とケイトに向かって銃を構えるショウタ。
最初二人(メグルとケイト)で話していたんだからメグルはケイトに向かって構えてもおかしくは無いのにあえてショウタを狙うことで、「自分(ケイト)が撃たれるより辛い仲間の死」(=だから、裏切るなよ)を匂わせたのかなぁ。

●計画立て~作戦決行
スムーズに作戦を立てる姿から、本当に長年"この世界"にいたのを感じさせる。
作戦決行し箱を飛び越えて侵入するシーンで、メグルだけ普通に歩いてくることについてのケイトのツッコミの動きが好きだった😂(肩をすんすんするやつ)
それを受けてメグルが真顔無言で「☝️(もう一回)」するのも好きだったし本当にちゃんとやり直すのも好き🤣敵地なのに🤣🤣
やり直しの時にビクビクしながら台に上がるメグルと、怖くないように台を押さえてあげるショウタと始終「何やってんだ顔」で見てるケイトも、台から降りたらすぐさままたかっこいい雰囲気に戻って「行くぞ」ってはけていくのも「よく(そのテンションで)行けるな」ってツッコミを忘れないケイトも笑った!笑

●「このスリムフィンガーショウタ様に代われィ」
↑好き。笑

●ショウタの脚が撃たれ逃げるシーン
2人を逃したいケイトと置いていくことは出来ないショウタと最善の判断をするしかないメグル。
勿論その場に3人残っても勝機は無いから、自分がショウタを連れて逃げるしか選択が出来ないメグルが辛いなぁ…。
アジトに戻って応急処置している時の痛みに耐えてるショウタの声が痛々しくて毎回一緒に顔を歪めてました。
痛みに耐えて自分の腕を噛むショウタも、弾を抜いた後にショウタの手ごと傷口に手を置いて「押さえてろ」って言うメグルも好きだった。

●作戦が漏れていた
ボスに作戦を報告しないことで作戦が漏れることは無いはずなのに漏れていた=三人の中に裏切り者がいると分かってしまうシーン、
「俺は今回の計画をボスにも誰にも報告していない」「……どうして…」
ここのメグルの表情が凄く辛かった……
メグルは裏切り者はケイトだとうすうす気付いていて、だけど信じると決めたのに、ショウタの行動(報告をしないこと)によって裏切り者だと認めざるを得ない状況になってしまい「どうして認めなきゃいけない状況を作り出してしまったんだ(いつも通りに報告していれば外の誰かのせいにすることが出来たのに)」という意味だったのかな~と私は解釈しました。
グレーのままであれば自分が信じていればいいだけの話。ただ、クロになってしまったら、事実として直面してしまったら、そうはいかなくなる。
だからメグルは戸惑いと悲しみの表情をしてたんじゃないのかなと思って見てました。悲しい。
でもショウタのその行動も二人を信頼しているからこその行動だったから責めることは出来ないんだよな~……
ショウタ的には【計画をボスにすら報告しない】→【漏れることは無い】→【任務完了】→【やっぱり三人の中に裏切り者はいない】で、めでたしめでたしってなるはずだったのに想像と違う結果になって動揺して、更には(ショウタの結論では)裏切り者は目の前のメグルということになるんだよね…。
メグルに銃を向けて、慌ててメグルもショウタに銃を構えたところにケイトの声が聞こえる。
安堵の表情を浮かべて声の方を向くも、直ぐにその表情は曇る……🥲

●デッドマンスイッチ
指を離したら作動する爆弾。なんでボスはその場でケイトを始末せずに回りくどくそんなものを持たせたんだろうって考えてました。最後の慈悲で、死に場所を選ばせてくれたんかなぁ。
一人ででも、二人を道連れにするのでも、はたまた他の場所や方法ででも、死ぬことを選ばせる。
もしくは、そんな状況でもこの三人なら何か打破することが出来るかもしれないと、ボスもまた三人を"信じて"いたのかもれない。
そもそも、方針として報酬の一部を親がいない子どもたちに寄付させるような組織(ボス)だし、そんな対象だった三人が組織に入り活躍していく中で普通の生活を送らせてあげることが出来なかったことについて何かしら思ってると、思うんだけどなぁ…考えすぎかなぁ……。

●銃を向ける方向
ケイトが自分が裏切り者だと打ち明けた後、
ケイトに銃を向けるショウタ、
ショウタに銃を向けるメグル、
メグルに銃を向けるケイト
の図が、前のシーンで話していた通りの向きになってた。でも前のシーンでは「この中に裏切り者がいたらどうする?」だったのに対して、このシーンでは「裏切り者はケイト」だと分かっているのにも関わらずメグルはケイトじゃなくてショウタに銃を向けているから、メグルの中では最初から【裏切り者を撃つ】じゃなくて【仲間を撃つのを止めるため】に銃を向けてたんだと思った。
一触即発な雰囲気でいつ撃つことになるかも分からない状態なのに引金に指を掛けれていないショウタがめちゃくちゃ好きだったな…。
その後メグルとケイトが向き合う形で銃を構えると、途端にショウタの手は震え出すし、
その時にやっと引金に指をかけるんだけど利き手と逆の手で銃を持ってるんだよなぁ…🥲
三つ巴じゃなくなったことで大切な二人を失うかもしれない(自分が撃ち合いの輪から外れた)、二人が撃ち合うようなことがあれば止めなければという気持ちと、撃ちたくないという気持ちが戦ってるのが伝わってきました。
多分、三人の中で一番「大切な仲間を撃つ覚悟」が出来なかったのがショウタなのかな。だからいち早く三つ巴で撃ち合う輪から外されたのかなと思うと泣ける…。

●ケイトの想い
なぜこの世界に三人で入ったのかは分からないけど、もしかしたら三人とも"普通"の生活をして笑いあってた世界線もあったかもしれなくて、そんな"もしも"を考えてしまうケイトの気持ちは誰も責められないなぁと思って見てました。
いつ大事なものを失うか、どこから誰に狙われているかも分からない状況の毎日を怖いと思うのは当たり前。なぜ裏切るような行動をとってしまったのか自分でも分からずに、でもやめることが出来なかったのは心のどこかでこの生活を終わらせたいという思いがあったからなのかな…。

●「お前らがいたから、なんか続けてこれちゃったんだよなぁ。」
怖い辛い嫌だって気持ちがあってもそれ以上に大切な仲間がいる環境を離れなくなかった気持ちが伝わってきた。
舞台冒頭のシーンのように、二人がピンチなら救うのは自分でありたい。ゲームでもしながら笑い合いたいし、お酒呑みながら小競り合いでもして、「普通じゃない生活」の中にある「普通」を楽しめるのも二人がいたからだし、二人のことが大好きで大切だからこそ、いつの間にかここまできちゃったんだろうなぁ。

●信じる
裏切られるのは怖いことだし、疑うのは楽だし、信じるのは勇気がいることだし。でも「信じる方が気持ちがいいからそうする」と言い切ったメグル。
信じると言ったメグルを信じてケイトを許したショウタ。
ケイトの指がスイッチから離れないように押さえるメグルと、直ぐに機転を利かせて防弾のアタッシュケースを爆弾に被せるショウタ。
信じるって決めた行動って強いなって思いました。
上手く行けば腕一本、もしかしたら命だってどうなるか分からないのに、それを賭けてもいいと思える・思ってくれる存在がいるのって幸せだな。
暗転していく中で、息遣いは荒くなるのに誰も恐怖の顔なんかしてなくて、「どんな時でも一緒だ」って言ってる気がした。

●その後
暗転中の穏やかな声での会話、三人がそれぞれ選んだ道。
明転すると三人仲良く片腕がなくなっていて、いつもの「デコ出せやー!!!」「こいやー!!!」がここであるの良かったな。
デコピンされるのに目をギュッて閉じるケイトと、そんなケイトを見てから目線を合わせて微笑むメグルとショウタ。
結局デコピンせずにそれぞれの道に歩いていって、最後一人残ったケイトが静かに泣く…。
そもそもデコピンは"罰ゲーム"で、メグルもショウタも裏切られた事や腕をなくしたことについて【罰を与えること】だと思ってないのが好き。
裏切ったと言うと聞こえが悪いけど、二人に対して陥れてやろうって思ってた訳では無いからね。どういう言葉が適切なのか分かんないけど…。

組織の話に戻るけど、「裏切り者がいた場合、この世界のルールに従い始末すること」と言ったボスが片腕一本で許すはずがないから、最後の依頼は最初からボスがケイトを【"この世界"から始末(裏稼業から足を洗わせる)】するためだったのかな〜と思いました。
まぁ、ケジメは必要だから爆弾背負わせたりはしたけど、もしそこで万一生き延びることが出来たならそれ以上は追わない、みたいな。
メグルは片腕の状態で組織に残ったけど、どうなるんやろ。

何となく、この三人が会うことはもうないような気がするんだけど、どの道を選んでいたとしても幸せになって欲しいなと思いました。
無くした片腕を見る度に、大切な仲間と時間を思い出すのかな〜…



本当に笑って、涙して、色々考えさせられた物語でした!
舞台を見て感じることは人それぞれだと思うし本当の正解は別のことかもしれないけど、私は要所要所をこういう風に捉えました!
楽しくて、特別な時間だったな〜!!!
舞台の他にもアフタートーク、メンバープレゼンツイベントは楽しかったし、
特典会は直接感謝の言葉が言えて嬉しかったし(緊張と、語彙力なくていつも似たような言葉になってしまうけど…)、
ケータリングサービスの差入れなど、直接的に役に立てることが出来て嬉しかった!いつも与えてもらってばっかりだからね。
応援札も、少しでも気持ちが届いていたら嬉しいな〜って思ってました。
いつも楽しいと思える特別な時間を作ってくれてありがとうございます!
本当に本当に本当に楽しかった!!!!!!!

真くん、涼平くん、誠樹くん、
舞台に携わってあの空間を作り出してくれたすべてのスタッフの皆さま、
本当にありがとうございました!!!!!!!