ノートパソコンの電源が切れなくなった時の話
今回の記事は、かなり変わったパソコン故障の話です。
ユーザより、「PCの調子が悪いので再起動したいのだけど出来ないので見てほしい」と依頼があったのが始まりです。
ユーザからの聞き取とPCの状況確認から、Windowsのメニューから再起動を行ったが、シャットダウンができず、画面が真っ暗のまま電源LEDだけが点灯している状態でした。
Windowsが起動していないので、出来る事は限られておりました。
1. 電源ケーブルを抜く。
2. ノートパソコンの場合は、バッテリーを外す。
3. 電源ボタンを長押しする。
電源ケーブルを抜いても症状が変わらず、バッテリー交換できないタイプのPCでしたので、電源ボタン長押しを試みましたが、まったく反応なし。
お手上げの状態でした。
幸い保守がある機器だったので、メーカへ修理を依頼しましたが、電源が入ったままでは対応できないとお断りを受けました。
このまま放置して、バッテリーが消費するのを待つしかないのですが、
満充電で40Whで効率を8割として32Wh、電源のLEDランプを0.1Wと考えると320時間かかる計算で、これは待てないと判断。
仕方がないので、PCのUSB端子に消費電力の多そうな機器をつないで、2Wを確保できたと判断して、安全を確保した状態で放置を開始。
翌日、無事に電源がオフになっており、無事に修理ができました。