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不可解なアカウントロックに、Outlookが絡んでいた時のはなし

少し前の話ですが、「Outlookを起動するとIDとパスワードの入力画面が表示され、入力しても先に進まない」問題が多発しました。

原因は「ユーザアカウントのロック」でした。ロックの発生理由がわからなかった為、まずは情報収集を行いました。
1. シングルサインオン(SSO)環境である。
2. ロック解除後、Windowsログインは成功する。
3. 他のアプリは問題なく、Outlookを起動するとロックが発生する。
4. 問題が発生するユーザは、直前にパスワードを変更していた。

集めた情報から、Outlookが間違った情報でアクセスしていると推測しました。MicrosoftのHomePageに関連情報がありました。

記事より、Outlookがパスワード変更後の古い資格情報のままアクセスするのが問題だと断定しました。当時はパッチ適用ができなかったので、
パスワードを変更後は資格情報を削除する」という運用で回避しました。

当時の方法ではないですが、参考までにWindows10 Credentialの削除情報方法を掲載させていただきます。
1.スタートメニューから「設定」を選択してください。

いつもの「設定」です。

2.「設定」で「資格情報マネージャー」を検索して起動してください

ツリー構造を覚えられないので、検索に頼りぱなっしです。

3.「Windows 資格情報」を選択します。

Web 資格情報はその名の通りWebで入力したアカウント情報です。
使われているところあまり見かけません。

4.「汎用資格情報」にWindowsに記録されたアカウント情報が表示されます。この情報はただのキャッシュなので、別途IDとパスワードを記録しておれば基本全部削除しても構いません。対処アプリを起動した時に、改めて入力すれば済む話です。

*注意* IDをパスワードを忘れて、キャッシュだけが頼りの場合は、
こちらを消すと、二度とアクセスできなくなります。

P.S.
現在は、Outlookのバージョンアップで、この問題は発生ませんが、アカウントのトラブル時は、まずは「資格情報を消すこと」がおまじないに近いですが行われております。

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