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大人のプリキュア

こんにちは、とりのてばさきです。
好きなものはとりの唐揚げです。

さて昨日から始まった「オトナプリキュア」。

プリキュア 5という作品は、
自分にとってプリキュアを見始めるきっかけとなった作品なので非常に思い入れが強く、
(とうに作品対象年齢は過ぎていたが?何か?)
キュアドリームはプリキュアシリーズの中で歴然と輝く私の最推しのヒロインなので、続編が作られると聞いていつもの如く

もういい…人気コンテンツに縋って、墓を掘り起こし、あまつさえ成人化させてしまうなんてもう…
何故そんな三重苦を公式が披露するのだ…
と続編に湧くファンとは対照的に絶賛アンチ派として身を潜めていたのですが。

泣いた。
すごく辛い。プリキュア5というか、プリキュアの作品として根底から覆される。
大人が観るとめちゃくちゃ刺さる。何故なら現実を生きているから。
作品に夢を見る子供には悲しみしかないだろう。
本来のプリキュアの「希望」や「友情」や「諦めない力」といったテーマに対して真っ向からのアンチテーゼで始まる物語だからだ。
そんな作品スタッフの姿勢に覚悟と愛を感じました。

魔法の力はない

・キービジュアルやサイトを確認しても成人した彼女らが変身する姿が無かったように、1話の時点で魔法の力、つまりプリキュアに変身する力は失われてしまったことが明らかにされた。
変身アイテムのキュアモが失われたという事実が地味にくる。
「希望の蝶」がのぞみ達のそばに居ない。夢や希望を叶えてしまったからなのかは分からない。
パルミエ王国との繋がりも絶たれてしまっているようで、のぞみの思い人の「ココ」とはどうなったかも分からない。
魔法の力ではどうしようもない現実を、キャラクター達も生き出しているのだ。
重いよ…。
1話で家庭の事情でダンスを辞めざるを得ない女の子が出てくるんだけど、夢原先生「力になれなくてごめんね。」って泣くんだよ?
そんな…夢原先生…やめてください…泣かないでください…あなたは希望の人だったじゃないですか…
応える…。
(一応希望の見出しというか、救済措置の描写はあるのだが)

仲間とは

・そして一番個人的に応えたのがコレ!!!
りんちゃんとのぞみの幼馴染コンビは大人になっても相変わらず仲良しで、仕事帰りに一緒に飲みに行く姿にホッコリしたのですが。
そうじゃない…
2人以外の
プリキュアチームがまさかの久々で、街中で遭遇するという事実よ!!!

「もしかしてのぞみさん?」
「うらら?」
「かれん?」「こまち?」
えっ…アンタたち久しく会っていなかったの…??
プリキュア5って苦楽を共に分かち合い、試練を乗り越えた永遠不滅のチームじゃなかったの…??
なんて生々しいんだよ…。

ここが私の一番応えたシーンでした。
そりゃあね、学生時代と違って社会人になると中々会えなくなったりすれ違いも生じるでしょうけど、
プリキュアの結束力は例え歳をとっても、永遠の友だち!すごいものだと勝手に夢を見ていたから
急な現実に戸惑いが凄かったです。
これまた泣いた。

ビタープリキュア 

・久々に皆と再会した記念で飲み屋にいくことけってーい!って思って店に入れば、まさかのくるみも居て久々のプリキュアチーム最集結!うーん運命的だね!
って思ったらくるみが
「偶然じゃない、これは必然よ。」って言い出すんですけど、
確かに久しく皆が動いて、喋って、揃って、
(ヒープリの映画で観たとか野暮なこと言うな)
ファン的には嬉しいんだけども、ちょいちょい現実的なシーン(事業が上手くいかず離婚する家庭や、校長に直談判するも取り合ってもらえない夢原さん、くるみさん…ミルクが久々にかれんと再開しても飛びつかない)を挟むのどういうことなんですか成田女史!!
めちゃくちゃオトナプリキュアっつーか、
ビタープリキュアじゃないですか!!
オトナプリキュアって成人したキラキラじゃなくてシビアなプリキュアってコトなの!?



…辛辣すぎる…
…だが当方こういう展開大好物である。
泣きながら美味しく食べる方だ。
しんどくて2回見て、これを書いてる今3回目を流している。
想像していた作品とまるで違うベクトルで進みそうな今作品、期待しかありません。

とりあえず敵は出現し、ラスボス的な日笠がもう序盤から出てるので、
プリキュアに変身出来ない彼女達がどう対処するのかが見ものだと思うのですが。
それ以上にこのシビアな描写を楽しみに次を期待したいと思います
スタッフの作品愛も素晴らしいので!
EDのイラストがもちろん良かったけど何より一番はアイキャッチ!有難う!当時の音源最高!!!

願わくば容易に変身しないでほしいと言うか、せめて変身するにしても過去の彼女たちの姿であってほしいなぁー…。



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