思い出は消えない
ちょうど1年前の今日
我が家にちょこ(犬)がやってきた。
今となっては大事な家族の一員で
お迎えしてよかったと心から思っているけれど
実はその1年前に愛犬くぅを亡くしていたこともあり
ちょこを迎えるまでには色々な葛藤があった。
元々私が実家で飼っていたくぅ。
夫と同棲するタイミングで実家から連れてきた。
夫はワンちゃんと暮らすのは初めて。
初めはドキドキしていたみたいだけれど
しっかりお世話もしてくれたし
愛情たっぷりくぅのことを可愛がってくれた。
くぅは実家から連れてきたのもあり
夫が出会った頃はすでにシニア犬。
だんだん目が見えなくなり
できることができなくなって
週に何度も病院へ点滴に行くようになったけれど
最期まで本当に献身的に面倒を見てくれた。
夫には本当に感謝している。
「またワンちゃんと暮らしたい」
最期はもちろん辛いけれど、
それまでにたくさんの幸せな時間を過ごせる。
だから、もう1度飼いたい。
夫にそう言われた時は、本当に悩んだ。
くぅの最期の数ヶ月は正直介護も大変だったし
失った哀しみもとても大きい。
また同じ思いをすると思うと
もうワンちゃんは、、という気持ちもあった。
そんな話をしている時に
偶然出会ったくぅにそっくりのワンちゃん。
抱っこさせてもらって
あまりの人懐っこさに2人して一目惚れ。
もちろん夫はどうしても飼いたい!と。
1週間の猶予をもらって夫婦でとことん話し合った。
また失った時の悲しみに耐えられるのか
新しい子をお迎えすることで
くぅとの思い出が薄れていってしまわないか
一人ぐるぐる悩み続けていた時
「思い出は消えないよ!
くぅのおもいではくぅの思い出。
新しい子は新しい子の思い出。
上書きじゃなくて新しいメモリーになるの!」
という妹からの言葉に感銘を受けた。
そうか、上書きではなくて
新しいメモリーを作るのかと。
いまではかけがえのない家族のちょこ。
もちろんくぅのことも忘れていないし、
これからも忘れない。
ただ言えることは、
家族が増えるのは幸せだということ。
これからもよろしくね、ちょこ。
mana