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餃子の非正規販売(転売)にご注意ください

テレビでお取り寄せ餃子が紹介される機会が増えてきているのに合わせて、非正規な餃子販売(転売)が増えてきています。この機会に餃子を購入しようという方は、くれぐれもご注意ください。

冷凍生餃子を溶かしてしまった時のリスク

そもそも、お取り寄せ餃子の多くは、衛生面に最大の注意を払いながら、新鮮な食材を使った餃子を冷凍することで保存料などを使わず、また素材の美味しさを長時間に渡って封じ込められる「冷凍生餃子」という形で工場から発送されています。冷凍生餃子は、解凍せずに冷凍のまま焼くことで、できたての美味しい餃子を味わうことができるようになっています。

では、その冷凍生餃子を常温で解凍したらどうなるのか。

まず餃子の中の水分が溶け出し、皮をベチョベチョに溶かしていきます。そして餡の旨味は流れ出します。

さらに、菌が増殖します。餃子は菌が一気に繁殖するには最適な栄養素が揃っており、一度常温解凍してしまった餃子には多くの菌が付着します。

一度常温解凍してしまった餃子は、もう一度冷凍しても美味しさが損なわれるどころか、菌も一緒に冷凍してしまっているので、その餃子に触れるだけで食中毒などの衛生的リスクが発生してしまうことになります。

餃子の転売に潜むリスクとは

テレビ番組の予告放送などで「この商品が紹介されるだろう」と予測した商品をメーカーから仕入れて、番組放送と同時にAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトに勝手な商品ページを作成し、非正規に販売する人たちが存在します。それを転売屋と呼ぶことにします。転売屋は番組放送と同時にショッピングサイトで広告費を払って最上位に表示されるようにすることもあります。

輸送費や広告費、商品ページ製作費などのコストがかかっているために、正規料金よりも数倍高い金額で販売されていることがほとんどです。

餃子が転売される場合に、どのようなリスクが潜んでいるでしょうか。

まずは衛生管理。前述の通り、冷凍餃子が解凍することで美味しさが損なわれるだけでなく、衛生的なリスクも発生します。

そして、その餃子を非正規な販売ルートで買ってしまった消費者は、まず転売屋に問い合わせるでしょうが、誠実に対応してくれる保証はありません。さらに製造元であった餃子製造メーカーに問い合わせるかもしれませんが、そのメーカーにとっては非正規な顧客であるため、味や安全を保障する責任がありません

餃子を安全に購入する方法

例えばテレビを見ていて「あの餃子が美味しそうだな」と思った時に、たいていの方は検索をすると思います。ぜひ気になった餃子は購入して欲しいのですが、正規販売店から購入して欲しい。非正規販売店に行かないように、以下の点を注意すると良いでしょう。

1. ショッピングサイトで検索をしない

Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどのショッピングサイトの中に、非正規商品が置かれています。例えばこちらをご覧ください。以下の商品の中で、非正規な商品はどれだか分かりますか?

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非公式販売商品も、公式サイトから美味しそうな画像を不正転用していますので、ぱっと見では分かりにくいと思います。そう、非正規商品は6番目です。

中を見ても、公式サイトからコピーした情報をふんだんに使って、あたかも正規な商品ページですという顔をしていますが、会社概要などを見ると、以下のような正規と非正規の違いが傾向としてあります(いたちごっこなので、絶対ではない)。

正規商品ページの場合(ほぼ全て該当する)
・会社名がきちんと書いてある(株式会社や有限会社なども記載がある)
・掲載されている電話番号をGoogle検索すると
 ショッピングサイト以外の公式サイトがヒットする
法人番号公表サイトで社名、住所で検索して一致する

非正規商品の場合(いずれかが該当する)

・会社名に株式会社や有限会社などが記載されていない
・電話番号でGoogle検索してもショッピングサイトしかヒットしない
・同じ電話番号や住所で複数の社名/団体名がヒットする
法人番号公表サイトで社名、住所で検索しても該当するものがない

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのサイトが非正規な商品を排除するような動きにならない限りは、これらのショッピングサイトで買い物をするときは常に疑いながら購入するべきかと思います。

2. 公式サイトもしっかり確認する

一番良いのは、工場やお店の公式サイトを見つけて、そこから購入することです。ただし、このままいくと偽サイトとかも出てきてしまう可能性があるので、最低限、以下のポイントを注意しましょう。

特定商取引に基づく表記を確認する
・社名、住所、電話番号、メールアドレスが記載されていること。
・メールアドレスがGmailのようなフリーメールではないこと。
販売条件を確認する 
・送料が明記されていること。
・先払い方式だけでなく、
 代引きやクレジットカード決済などの後払い方式も選べること
・溶解品などの不良品が届いた場合の
 返品・交換条件が記載されていること。

怪しいサイトで購入しないようにと言っても、昨今の怪しいサイトは怪しそうに見えない努力をしています。会社名もそれらしい感じだったりします。逆に、実店舗があってWebに詳しくない店主が頑張って作ったサイトの方が、逆に正規っぽくない感じだったりします。本当に、悩ましい限りです。どっちかなーと思ったら、私に連絡頂ければ確認します。コメントでも構いません。

3. 焼き餃子協会が頑張って認証していく(今後に期待)

全ての消費者が安心して餃子を購入できるように、焼き餃子協会としても何かしらの認証を行っていかなければいけないなと考えています。
私たちが実際購入手続きしてみて、安全な餃子が届いた、安心な取引ができたというところをデータベース化するなど、地道に準備しています。

一方で、餃子製造メーカーの皆さんとも連携しながら、餃子の転売については情報を収集し、餃子の転売自体を減らしていく努力を行って参ります。焼き餃子協会や焼き餃子研究会に参加している方々には、以下の資料を配布して情報共有をお願いしました。

消費者が安心して美味しい餃子をお取り寄せできる世界を目指し、多くの方の情報共有やご支援を頂けるとありがたいです。引き続き、よろしくお願い申し上げます。

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餃子とインターネットが好きです。/ 一般社団法人焼き餃子協会 代表理事 / しかけ株式会社代表取締役

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一般社団法人焼き餃子協会 会員報
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焼き餃子協会の会員からの情報発信です。https://gyoza.or.jp/

コメント (1)
さきほどテレビでこちらの記事がチラッと映っていたので読ませて頂きました。全くひどいなぁ。
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