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#CMC_MAX で餃子以外に伝えたかったこと

アウトプットファーストで完全に熱した状態でこんな餃子の変態が現れたら、こうなることは最初からわかっていました。

自己紹介は、豪速球で焼き餃子への愛を投げ込み、キャラクターもそれに合わせて作って行ってます。餃子というコンテンツの持つパワーや、焼き餃子協会という名前からくるインパクトは私自身もよく分かっています。

それでも、最終的に参加者の皆様のアウトプットが「餃子を食べたい」ばかりだったら私の負けだと覚悟を決めて登壇しました。私のゴールは、餃子を食べたくすることではない。コミュニティマーケティングのコミュニティに参加する人たちにとって、「焼き餃子」を何かに置き換えても成立しうることを端的に伝えていこうと考えて臨みました。

関心軸の設定は、愛を以って一歩踏み込む

餃子は誰でも知っているし、みんな好きだ。だけど、その中でも餃子への愛情が高い人を抽出するために、餃子の中でも「餃子を焼くことが好き」という絞り込みをしています。

さらに、餃子を焼くことには日本の地理・歴史的な背景があって、その軸について多様な側面から語ることができるというのも、「焼き餃子」の魅力になっています。餃子を作る技術だけでなく、地域の食材を美味しく練り込むという愛があります。

また、餃子を美味しく焼く技術を大切にしている人は、餃子職人が餃子に込めた愛を大切にし、美味しいものを美味しく調理することに喜びを感じる人です。

そこに関わる人たちが、どこに向けた愛があるのか。その愛のベクトルを知ることが、関心軸を一歩深める助けになるのではないでしょうか。

私の言いたかったことを、うまくこのように解釈してもらえて嬉しいです。

コミュニティ内のコミュニケーションのあり方

オンライン・オフラインを問わず、このような傾向があるのではないでしょうか。

コミュニティ内のコミュニケーションは、オンライン・オフラインという軸と、同期型・非同期型という軸で分類して考えると、新しい発見があるのではないでしょうか。

逸品ぎょうざ頒布会は、オフライン+非同期型で餃子を焼いたり食べたりを体験し、オンライン+非同期型でそれを共有するという設計の上で提供しています。

コミュニティの平均的なITリテラシーによって、コミュニケーションのベースとなるツールは変えるべきでしょう。最先端のツールが常に正解ということもないのです。焼き餃子協会の裾野を広げるために立ち上げた「焼き餃子研究会」は、LINEオープンチャットを採用しています。関心を持ってもらうために特別なツールをインストールしてもらうのは本末転倒だし、実名である必要さえない。まずは参加し、体験して欲しい。

それは、コミュニティの参加者が享受する利益のためを思った設計です。

1万時間、変態であることをアウトプットし続ける

「自身でコミュニティを始めたい場合、何から始めるべきか?」という問いに「1万時間、俺は変態ですとアウトプットし続けられるか」というお返事をしました。1万時間の法則は、多くの方がご存知だと思います。

共感力の強い関心軸を見出した時に、それをどのようにコミュニティにしていくのかと言えば、やはり小島さんのおっしゃる通り「アウトプットファースト」でしかないと思うのです。ただ、そのアウトプットはSNSに書くことだけでなく、「私自身がその権化である」ぐらいの気持ちを誰の目にも明らかなほどに発信し続けるべきだと考えています。

わかりやすく周囲の人にその関心軸を伝え続けることで、思いがけない出会いが生まれたり、高いハードルを易々と超える機会が生まれたりします。その瞬間がいつ来るか分からないので、「備えよ常に」です。変態と思われることを恐れてはいけない。そこで心が折れるぐらいだと、誰かを巻き込むことだって難しくなります。メッセージ性のあるTシャツを着るとか、普段使っている名刺にそのメッセージを入れてみるとか、分かりやすいことをしっかりやった方が良い。今なら、Zoomの仮想背景とか。自分で作れなくても、下手でもやり続けてると誰か協力してくれる可能性が出てきます。

例えば、今回の背景に使った画像は、愛知県の夏目家さんという餃子屋さんが作ってくださいました。

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ただ、CMC_MAXで一つ言い忘れたことがあって、「自己承認欲求のためにやらない」ことが大事だと考えています。あくまで、コミュニティの成長のために。私の場合は、自分自身が宣伝塔になって活動することが、全国の餃子屋さんが知ってもらうきっかけになるとか、消費者が知られざる逸品餃子を知るきっかけになるとか、コミュニティにとって良いことなので、夏目家さんのようなところが協力してくれたりするのだと考えています。

良いアウトプットを繰り返していけば、それがポジティブフィードバックになって、良いインプットが増え、アウトプットもさらに大きくなっていきます。次第に、人が求める関心軸に出会い、そこを自分のフィールドにできる日が来ると思います。

謝辞

今回の機会を与えてくださった #CMC_Meetup を運営している皆様に、感謝です。正直、コミュニティマーケティングを学んでから活動している訳ではないので、かなりの部分が自己で考えたやり方です。逆にコミュニティマーケティングの視点で自分の活動を省みると、どのように解釈できるのだろうと考えることができ、非常に多くの学びがありました。

そして、私の登壇を応援してくださった皆様。大変心強く感じています。タイムラインが餃子色に染まり、結果、多くの人が「餃子を食べたい」と投稿していました笑

また、CMC_Meetupのみなさまにもどこかでお会いできますように!


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