自治体職員の教科書

『55のポイントでわかる 自治体職員 新 はじめての出納事務 』

入庁して、町長から言われたことに、

「本はたくさん持っているから、読みたい本があったらいくらでも貸すよ。でも、読んだ本を本当に自分のものにしたかったら、自分で買いなさい。」

借りたものを読んでも、それはそれで充分と思うけどー

身銭を切らないと、必死にならないということでしょうか。

以来、ずいぶんと自治体に関する書籍を買いました。

いくら、本代につぎ込んだかー

最近、読んでいる書籍は、冒頭でご紹介した会計事務について書かれた文献です。

元 市役所職員だった大崎映二先生のご著書です。

会計職員でなくとも、大変参考になる事柄がやさしく書かれています。

例えば、請求書の日付について。

ネタばれになっては悪いので、答えは割愛しますが、

私も採用されたときに、このように事務のやり方を習得しておきたかったと思う、一冊です。

以前、職員研修で先生に講師をお願いしました。

庁内の財務会計事務を少しでも正当にしていくにはーと考えたとき、内部の職員が言うよりも外部から言ってもらった方がきけるかなと思ったからです。でも、どんな先生にお願いするかが、これまた、重要なのです。受講生は、行政経験の豊富な職員、現場で日々、頑張っている職員です。高圧的な教え方をする講師は、まずNGです。また、内容にもよりますが、行政経験のない講師も反発を買います。現場を分かってない、と。

それで、大崎先生しかいない、と。

結果は、大当たりでした。

おかげさまで、資金前渡ができる範囲は限定、町長が特に認めるものはあってはならないとか、請求書の日付問題など、わずかですが庁内が変化が起こりました。

支出命令書を作ること、審査することの責任の重大性が分かってもらえたのか、支出命令書を作るのが怖くなったと、緊張感を持てたことが心からよかったと思いました。

でも、残念ながら不祥事はなくならず、どうしたらよいのか日々、考えています。

さあ、今日から8月。

娘はコロナで休校した分を追い上げるべく、土曜授業で登校しました。

早朝からの暑さに、本当だったら、今頃、夏休みだったのになあ、と思うのは親の私だけかなと、娘と一緒に歩きました。



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