フィジカルとデジタルの境界がなくなる
やばい。ついに夏の花が咲き始めました!ついこないだまでアジサイだ、タチアオイだと喜んでスマホで撮っていたのに。夏至を過ぎると妙にさみしさを感じるのはわたしだけでしょうか。。。これから夏が始まるというのに。
というわけでContentsGeneration事務局の田口雅典です。企業のコンテンツマーケティングのお手伝いをしています。
さてさて。今回はLINEさんに取材したときのお話しです。琴線に触れたのは、フィジカルとデジタルそして空間と時間をシームレスにつなぐということが、マーケティングで可能になってきたということです。
ちょっと前、ドイツの「インダストリー4.0」がメルケル外交でちょっとしたキーワードになった時、デジタルツインが取り沙汰され、その後爆発的なAIの嵐が吹き荒れて、製造業のデジタル化がかなり現実味を増しました。製造業DXのジェットコースター的環境変化は今も続いていますが、マーケティングもコロナのトンネルを経て、いよいよ今のところ考え得る「完全体」に近付いたかも、、、と思った取材でした。
OMOという言葉が出てきたとき(今やすでに懐かしい?)、これはあくまでリアル店舗のECに対する対抗策の文脈でした。一方でAmazon GOは、流通小売に訪れた黒船GAFA侵攻の恐怖という扱いでした。
また、実店舗には忌々しい存在である「ショールーミング」を逆手に取ったような「b8ta」なども、いっそ店舗は「見るだけ」の新規商品接触機会提供の場と割り切り、いわゆるアーリーアダプター(これまた懐かしい?)に、実物に触れてもらう場であるといわんばかりに、渋谷などに乗り込んできましt。
でも今、よりリアリティのあると感じたのが、今回聞いた「いつでも・どこでも・デジタルでも・フィジカルでも、そしてずっとつながり続ける顧客体験」という考え方でした。
効果を発揮しそうなのが、ライブなどの大規模ながら一過性のリアルイベントにおける顧客体験の継続施策や、大手鉄道会社グループにおけるグループ内のデパートや生活サービス会社などに分散していた顧客囲い込み施策一本化による顧客体験向上施策、そして、長らく多くの自治体が攻めあぐねているMaaSや地方活性化施策や防災施策などと感じました。
取材でお話しを聞いた比企さんが、「DX=CX」といっていたのがなんとも印象的で頷ける話でした。
いま結論づけることはとてもできないので、これからも注視していきたい面白いテーマでした。
企業の発信力を内製力に。企業のコンテンツパートナー MGTの田口雅典でした。