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【キャリア未来地図Book Review】「降伏論」 高森勇旗

こんにちは、「キャリア未来地図研究所」共同所長の千葉です。

人生100年時代のライフ・キャリアを考えるにあたって、是非とも読んでもらいたい、読む価値のある本を紹介しています。

「降伏論」著:高森 勇旗


元ハーバード・ビジネス・レビュー編集長の岩佐文夫さんからご紹介を受けて読み始めました。
岩佐さんからのおすすめがいい本でないはずがないとは思いましたが、ここ最近出逢わなかった期待を大きく超える良書でした。

著者は、元横浜ベイスターズ(現DeNA)プロ野球選手から現在はビジネスコーチという異色の経歴。

まず前書きの文章を読んだ時点で虜にされて、「今の僕に必要な本だ!」と直感で感じて、一気に一日で読み終えました。

 一生懸命やれば、必ず報われる。必ずしもそうではないと頭では分かっていたが、どこかでその考えにすがりたい気持ちがあった。
しかしそれは、「どうすれば結果を出すことができるか」という考えを諦めた者の思考回路である。

プロ野球という世界で死ぬほど努力し極限の”一生懸命”をやり尽くした著者が後に振り返って辿り着いた境地。この文章を読んだ時、どこかで「一生懸命やってる」ことに満足している自分が思い浮かび、他に予定があったにもかかわらず、一心にこの本を読みました。

結果を出すため、充実した毎日を送るための本質的なメソッドが満載です!どれも説得力があり、その実践方法も具体的です。ドックイヤーだらけになってしまいました。

もし、本当に自己を変革したいのであれば、あなたをここまで連れてきたあなた自身の思考と別れを告げ、そして諦めることだ。

こうして完全降伏できたなら、初めてあなたは自己変革の入り口に立ったと言えるだろう。

これまでと違う結果を求めるなら、これまでと違う自分にならなけばいけない。違う思考、行動を起こさなければいけない。まさにその通り。ただ言うのは簡単だが、実際に実行するのは至難の技。その”至難の技”の具体的な実践方法が説得力を持って沢山披露されています。

ここでは紹介しきれないほど沢山の本質的な価値あるメソッドが出てきます。中でも「言葉を変える」の章は金言に値します。すぐにできるが反復継続が難しい行動をどう実行に移していくのかが、具体的に記されています。

言葉を変えるだけで立ち上がる世界が変わる。
「難しい」という言葉が頭に浮かんだら「面白い」と口に出す。
「思う」「思います」を使わない。曖昧な言葉を言わず、言い切る。
「一応」「ちょっと」は使わない。自信の無さを隠す言い訳である。

岩佐さんによると、著者の方が一字一句全てご自分で書かれた文章とのこと。この言語化能力の高さもこの本の大きな魅力の一つです。

自分次第で人生を変えるパワーのある、読む価値のある、一冊です。
ぜひ読んでみてください。




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