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何度でも乗り切る

台風19号が接近している。

外せない予定があり東京に来た。台風で計画運休があるためか、東京駅は人があふれている。

どうやってこの台風を乗り切るか。準備は何をしたらよいか。関東地域では、その話題で持ち切りのようだ。

私はというと、台風15号の被害にあった箇所の修繕が6割がた終わったところで、カーポートの補修見積もりを待って保険の請求という段階での台風19号接近に心穏やかではいられなかった。

逃げられるものなら逃げ出したい。

避難所開設のエリアメールが届き、家から離れようかと思った。

けれども避難所へと逃げ出したとしても、避難所は目と鼻の先。たかが知れている。夫と相談し、大切な我が家で過ごすことにした。

弱気になっていたとはいえ、必要な物を淡々と揃えていくうちに気持ちが段々と落ち着いてきたのも確か。

もし19号が今年最初に直撃する台風だったら、ここまでの備えができただろうか。まるで15号が予行演習だったかのようだ。

台風15号の復旧がまだの状況で、台風19号が接近するなんて!という悲しい気持ちがないわけではない。

ただ、何か妙な余裕があるような不思議な感覚がしている。

天災は人生の試練のようなものなのだろう。

人生の試練というのなら、私は乗り切り方を知っている。だから大丈夫だ。

こうありたいという願望を捨て、目の前に起きる事に淡々と対処する。

あるがままを受け容れるなら台風の恐怖も被害もまた人生の1ページになっていくはずだ。

何度でも乗り切ろう!

これも、私の人生だから。