花への期待:生存戦略に絆されて
絆 される。
この言葉を「情に厚い」と解釈すれば美点と受け止める人もいるだろう。だが本当にその解釈だけだろうか?
絆 と書いて絆 すと読む。
絆という文字に、柵 のような自由を奪うものという印象を持っていた。だから私は、何かにつけ絆 を叫ぶ人たちに首をかしげていた。
だが、時と共に言葉の印象を再刷り込みされ、今では絆 は、大切なものと捉えることが増えてきた。
しかしながら、絆 すという響きには、今でも残念な印象を持つ。先々迷惑なことが起きると判りながらも許容する柵