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ことわざとか格言とか「好きな言葉」への愛を語る

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格言好きが高じてラテン語を学んだこともあるほど。勇気づける言葉、励みになる言葉、好きな言葉たちへの愛を語るマガジンです。
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#雑草

花への期待:生存戦略に絆されて

絆 される。 この言葉を「情に厚い」と解釈すれば美点と受け止める人もいるだろう。だが本当にその解釈だけだろうか? 絆 と書いて絆 すと読む。 絆という文字に、柵 のような自由を奪うものという印象を持っていた。だから私は、何かにつけ絆 を叫ぶ人たちに首をかしげていた。 だが、時と共に言葉の印象を再刷り込みされ、今では絆 は、大切なものと捉えることが増えてきた。 しかしながら、絆 すという響きには、今でも残念な印象を持つ。先々迷惑なことが起きると判りながらも許容する柵

与えた場所は「身の丈に合う」環境ではなかったのだとしても

私は自称雑草LOVERだ。 だから、私好みの雑草には、特別な配慮と環境が与えられる。それが私の庭の掟。 好みの雑草はいくつもある。名前をよく知らないものから、広く名の知らた雑草まで。やり方は色々とあるが、人の手を少し加えるだけで、雑草と呼ばれる類の植物は勢いよくい育つ。それだけ生命力があるのだろう。 生命力の強さ。それが雑草に惹かれる理由でもある。だから、雑草が蔓延(はびこ)る様子は、決して嫌いではない。むしろ、感心しながら眺めるほうであった。 ところが、この春。