チェロ活-Vol.3
春分も過ぎ桜も満開になりましたね🌸桜吹雪もまた趣きがあります。
陽気もあいまって外に出かけるのは楽しいですし、いろんな事から開放されて自由にイベントもできるようになりました!チェロ弾きは、皆んな集うのが大好きで、合宿やったり、キャラバンでチェロアンサンブルに出かけたりして、性格がそうさせるのか?兎に角集まってなんだかんだやるのが好きな性分だと思います✨今回は、チェロの大先輩の御自宅で是非T先生のホームコンサート演りたいわ!の一声で企画されたコンサートの事を綴ってまいります♪
どれも有名な曲ばかりで素敵な選曲です。こちらからのリクエスト、シューマンのアルペジオーネは、却下されドボコンに。。。あれどっちもチェロの代表格では??どっちにしても聴きたい!!
1.バッハのチェロ無伴奏組曲は、チェロ弾きならば必ず練習する曲ですね。プレリュードは誰でも聴いたことのあるフレーズですが、私としては舞曲的なメヌエットやジーグが好きです。誰でも人前で弾くの緊張します。弾いてる音より心臓がバクバク言ってるの聞こえちゃってますか?の緊張状況に落ち入りがちですが、T先生の右手は、緊張とは裏腹にとっても優雅に親指と中指だけでボウを持ち左右に動いてます。あんなふうにしなやかに持ちたい!と右手に釘付けになりながら音楽は、右手で奏でるって、昔教えて貰ったのを思い出し…やっぱり所作は、何をやるにも大事大事と思いつつあっという間に前半終了です。
後半の7・8メンデルスゾーンの無言歌は、とっても上品な貴族のサロンのような曲でした。こんな都市伝説もあるらしく実は、メンデルスゾーンのお姉様がゴーストライターとして作曲していたとか?しないとか?お姉様が亡くなったと同時に作品が出なくなった?とかとか。。。その頃は、女性の社会進出が難しい時代だったんですね…そう考えるとこの手の都市伝説も。。。さてどう思われますか?ステキな曲には、こんなエピソードが色々あるのも面白いですよね。
最後のドボコンは、先生曰くチェロの曲の王様と親しまれていますが、僕は、ハイドンのチェロコンチェルトの方が好きで、向こうが王様ならハイドンは皇帝です。と口も滑らかになっておられ、でもドボルザークを選んだって事は、どっちも好きなんでしょ。ってツッコミが入るとこです。ピアニストはオーケストラバージョンを一人で管楽器・弦楽器の旋律弾かなくてはならなかったので、私的にはピアニストがこの曲の女王だなと呟きながら聴いてました。後から知ったのですが、今回は、3回しか合わせてなかったらしくそれでも楽しんで弾いてらしたM先生は、M音大の名誉教授で人生100年時代のお手本のように人生を謳歌なさっている少女のような笑顔がチャーミングな大々先輩です。チェロの王様に負けじ劣らずの女王の豊かな色彩の音の迫力は凄すぎて、私には二人の身体からほと走る掛け合いのパワーが伝わってきてドキドキしました。ブラボー!ブラーバ!です👏
コンサートの後は、先生達を囲んで美味しい食事と共に飲んで食べておしゃべりタイム。小学生から90代まで音楽の話で盛り上がりました🥂クレモナまでチェロの新作を買いに行った珍道中の話・恩師の逸話。チェロが弾きたくなって弾き始める人・どうしたら緊張しないで弾けるか?ナドナドいつまでも話は尽きないのでした。
コンサートの企画案を出して下さったNマダム、伴奏を心良く引き受けて下さったM先生、お料理を1人て作って下さったOシェフ。憧れる生き方をされている諸先輩方を見習って、年月を重ねれば重なるほど人はピュアになって、夢中になれるパッションを持ち続ければいつまでも面白おかしく生きていけるんだ!と単純に思ってしまいました。3年ぶりに会えた事に感謝しつつ最後はみんなでハグして終わりです。最後に3年前に亡くなったO先生の後を引き継いで教えてくださっているT先生、素敵な時間をありがとうございます✨チェロでつながる音色・人に感謝します。ではまた👋
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