第73回税理士試験 

税理士試験を受験してきました

簿記論と財務諸表論を受験してきました。
結果発表は11月の末、各予備校の解答速報もまだ一部しか出ていない状況ですが、私が今までどのようなペースで勉強してきたかをまとめておきたいと思います。
(忘れてしまうので…汗)

これまでの受験、今回の受験の経緯等

実は令和元年にも簿記論だけ受験しています。
この時は働きながらで、当日も完全に勉強不足であることを自覚しながら試験会場に向かいました。
結果は合格発表を見るまでもなく明確でしたが、ちょうどこの年から不合格の場合は点数が通知される仕組みに変わっていました。
(それまではアルファベットで目安がわかる程度)
先日この時の通知を探したのですが、当時ショックすぎて捨ててしまったみたいですw
でも確か20点台でしたし、おそらくこの年はそんなに鬼畜な回でもなかったと思うので、本当にただの勉強不足…。
このとき、あまりの論点の多さに、この資格は自分には難易度が高すぎた…と思い、いったん撤退。
翌年と翌々年に行政書士試験を受け、そちらは無事2回の受験で合格。
その後FP等受けていたのですが、2022年の春頃になって、今のままでいいのだろうか…と。
当時会計事務所で働いていて、正直労働時間はさほど長くなかったのですが…まわりの環境的に税理士試験を受験しようという人は誰もおらず。
休日は録画したドラマを見るか、友達と飲みに行くか、趣味にお金と時間を費やすか…みたいなタイプの人ばかり。
前回完全に心も折られているし、環境を変えないと受からないだろうと思い、夏に退職。
転職先は税理士試験を受けたいので仕事はセーブしたいと最初から伝えて探し、年収も100万円近く落ちましたが、それでも数年は試験を優先しようと思っていました。
ところが入社すると、通勤時間がほぼ倍近いところに毎日出向のような形に…。
他にもいろいろあって、結局数カ月で適応障害を発症し退職。
もうそこで、次の試験までは専念でやってみようと決意。
退職時、精神科にも通院し服薬もしていたので、すぐには勉強を始められず…。
勉強を始められたのは、1月の下旬でした。

使用教材等(令和元年受験時)

前回、令和元年に受験した際に使ったのは通〇講座さん。
(今は名前が変わっていますね)
内容としては決して悪くなかったのだと思いますが、相性は大事だなと、今回の受験で他社さんを使って思いました…。
個人的に、自分に合わなかったなと思う部分は
・教材が基本オンライン
 今はオプションで印刷したテキストもあるようですが、私は直接書き込みができる紙のテキストが向いてると思いました。
 ただ、一問一答みたいなものはやはりスマホで欲しいので…難しいところですね…。
・講師の方の話し方
 これは本当に相性があると思うので、資格取得を目指されている方は、実際に受講する講座の講師が話しているものを事前に見るのをオススメします!
 その時に、1.5倍速とかにしても聞き取れるかどうかも一緒にチェックすると、後々良いかもしれません。

通〇講座さんが良いとか悪いとかではなく、単純に相性の問題として、自分には厳しかったな…と思っています。

使用教材等(第73回受験時)

前回の反省を生かし、今回は複数の予備校の講師の方のお試し動画的なものを視聴してから決めました。笑
今回はL〇Cさんにお世話になりました。
あ、ちなみに簿記の3級と2級は〇原さんに通って取得したので、大手予備校だとあとT〇Cさんを使ったことがないですね…笑
L〇Cさんにした決め手は、講師の方の話し方が一番大きいです。
私は講義動画は基本1.7倍速で視聴していましたが、問題なく聞き取れました。
あとこれは結果論ですが、カリキュラムすごいと思いました…。笑
それは後々触れますね。


勉強のスケジュールについて

私はざっくり、以下のような感じで進めました。
反省点はいろいろありますが、一番大きいのは答練にもっと早く入るべきだったということと、財表の理論をもっと早くから回すべきだったことでしょうか…。

・1月下旬~3月頃
 基本のインプット講義視聴とその講義に付随する基本問題
 L〇Cさんだとインプット60と計算個別問題集ですね。
 あと月例試験も一応ちゃんと受けるべきタイミングで受けてはいましたが、30点とかも全然ありましたw
 前回受験時の記憶はマジでなかったので、講義見る→問題解いてみる→次の講義見る…って感じで、講義視聴終了時点で理解できているかの確認をするだけで、定着のために問題集を繰り返すとかは一切せず、一通りの範囲を回すことに集中。
 この頃はまだ適応障害の症状を引きずっていて、集中力とか瞬発力とかは壊滅的でした…。
 あと理論は、講義で少し説明があるので、ふーんと思う程度w

・4月~5月
 基本問題集をすべて2回転+月例試験すべて2回転+横断ブリッジ2回転
 ここでちょっと中だるみしたんですよね…たるんでる暇なんてないスケジュールだったのに…。
 本当は1カ月で終わらせて、GW明けから答練に入りたかったんですけど、壊滅的に忘れてる論点が多くて(貸倒引当金のキャッシュフロー見積り法とか)、嫌になってちょっとペースダウン…。
 ただ、ここで回転したおかげで意味が分かるようになった論点(為替予約の独立処理と振当処理とか)も多かったので、やったこと自体はよかったと思います。
 これで、結果的に基本問題集も月例試験も横断ブリッジもトータル3回転完了。
 あと理論は、会計原則の一般原則(真実性~単一性)と概念FWの資産と負債の定義だけは丸暗記するようにと講師の方がおっしゃっていたので、それだけはこの期間の間に覚えきりました。

・6月~7月
答練・答練・答練…
基本的に答練しかこの期間はやってません、直前講義はセットなので見てました。
 簿記論と財表でそれぞれ
 L〇Cの直前答練×6
 L〇Cの公開模試
 L〇Cの予想答練×3
 があり、10本×2科目で20本。
 あとT〇Cの模試も簿財受けたので、それも合わせると22本。
 6月から試験までの間に、最低3回転はしました。
 出来が悪かった回は多分5回転してると思います。
 この期間、本当に働きながら受験されてる方を尊敬しました…。
 こんな力業、専念じゃなきゃ絶対できない…。


本試験を終えて

まだ終わったばかりなのでなんともですが、簿記論の第一問、特殊仕訳帳の論点。
実はL〇Cの予想答練最終回、特殊仕訳帳出てましたw
で、8月に入ってから初めて予想答練最終回を解いて、特殊仕訳帳の問題全然わからなくて、試験3日前に動画見返してました。
(直前講義に、2回帳簿組織の補講がありました)
精算勘定はやってなかったけど、簿記論始まって問題用紙を開いた瞬間、
「資格予備校すげえ、L〇Cすごい」
と思いました。笑
少なくとも、予想答練で出してくれてなかったら、たぶん簿記論の問題を開いた瞬間にテンパってましたね…。
第二問で取ろうにも、そもそも外貨苦手だし…第三問はなんかすごいいろいろ(横領とか)起きてるしw
今日明日、各予備校の解答速報と配点予想が出ると思うので、そしたら自己採点の予定です。
でもなんか…あんなにやった有価証券、リース、ストックオプション、社債の一部買入償還…何にも出なかったな…。

財表は簡単だったという意見を見ますが、私は理論が間に合わなかったので、なんとも…計算は40点ぐらい取れてると思うけど、望み薄な気はしてます。

結果はどうあれ、適応障害で退職した崖っぷちから、よくここまで来られたなあ…とは思っています。
先のことはまだ決めてませんが、とりあえず自己採点して、来週あたりから考えます。
今は部屋の掃除とか、大物の洗濯とか(天気悪いけどw)したいと思います!笑

受験された皆様、お疲れ様でした!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?