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働きながら取得しやすい資格とは?①

終身雇用制度が崩れて、スキルやキャリアについて自発的に考える人も増えていると思います。
私自身も30代前半ですが、すでに複数回転職を経験しています。
実務経験はもちろん大切ですが、それは自分自身だけでは選択できない部分もありますよね。
(配属された部署とか、アサインされたプロジェクトとか…)
私自身は会計事務所で働いている期間が長いのですが、顧問先ごとの担当制の事務所でした。
一度ある程度の件数の担当を持ってしまうと、大きく担当が変わることは稀です。
結果、積み上げられる実務経験も、数年で実質的に頭打ちに…。
そんなとき、資格を取ろうと思い、日商簿記、FP、行政書士試験等を受験してきました。
そしてある時、働きながら取りやすい資格と取りにくい資格があることに気が付きました。

資格を取得するのに必要な勉強時間

まず、いくつかの資格の取得に必要な勉強時間を、ネットで調べて比べてみます。
(いくつかのサイトを見てなんとなく平均をとっているつもりです)
日商簿記3級  :100時間
日商簿記2級  :300時間(簿記3級取得者の場合)
FP3級    :30~100時間
FP2級    :100~150時間
行政書士    :800時間
税理士(簿記論):500時間

FPの幅が広すぎますね…。笑
おそらく日常生活に密接していて内容も幅広いので、前提知識次第でかなり変わってしまうのだと思います。
また、日商簿記は最近難化傾向だそうなので
(今2級で連結とか税効果出るんですよね…?怖い…)
いつ頃受験しているかによって、意見が分かれる部分かもしれません。


「勉強時間」が短い資格=「働きながら取得しやすい」資格、なのか?

現在働いていて、業務上役に立ちそうな資格がすでにわかっている、あるいは取得したい資格がある人は良いのですが、なんとなくスキルアップやキャリアアップはしたいけど、何をしていいのかわからない…という人は、どの資格を取るべきか悩みますよね。
「転職する際に自分の市場価値を上げてくれる資格は何か」とか「今働いている職場で昇格・昇給に直結する資格は何か」という軸で決めるのが理想なのかもしれません。
ただ、それも明確にわからない場合もあると思います。
また、働きながらだとどうしても時間的制約もあるし、多かれ少なかれ貴重なプライベートの時間を使って勉強をするわけなので、受かりやすいものがいいですよね。
私も過去にそう考えて、いくつか資格試験を受けた結果、ふと気が付きました。
「必要勉強時間が短い資格のほうが、働きながら取りやすいって思ってたけど…そうでもないかも!!」

個人的に、そのあとあれこれ考えた結果、導き出された答えは「スキマ時間」でした。


働きながら取得しやすい資格の条件

私は通勤時間が長い方ではなかったのですが、それでもドアtoドアだと往復で1時間半程度はかかっていました。
仮に勉強期間が1年間だと仮定します。
年間休日125日(有給込み)で仮に計算すると、平日は240日。
1.5時間×240日=360時間
もし仮に、平日会社に行っている日は毎日、通勤時間を勉強に充てられるとしたら、それだけで年間360時間の勉強時間が確保できることになります。
塵も積もれば山となる…スキマ時間、恐るべし。

…で、ここからが本題なんですが。
この360時間を勉強時間として活用できる資格と、しにくい資格があると思うのです。
この差が、必要勉強時間の長短よりも「働きながら取得しやすい資格かどうか」に大きく影響すると言っても過言ではないと思うのです。


長くなってしまったので続きは次回に。




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