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Jr対ヘビー! どちらが勝ってもおかしくない時代に!!

やることたくさんある…と言いながらNetflixでヴァイキングずっと見ちゃってるんですが…だってすげえおもしろいし。
オレ北欧神話好きなんですよね。

この本とか持ってるし。
ずっと会話の中に神々って言葉が出てくるから、当時の人々の考え方がわかる気がする。
ていうか日本ではまだ平安京ができた頃の時代なんかと思うといろいろすごいなと思いますね。
この辺の記事はまたどこかで書くかもしれません。

今日は簡単ですがやっとプロレスの話を書こうかと思って。
いやー…すごかったです3.2武道館大会。
内藤選手対裕二郎選手の試合も大爆笑させてもらいましたが、やっぱりメインがすごすぎた。
エル・デスペラード選手対オカダカズチカ選手
往年のファンの皆さんはまさかこんなカードが武道館のメインになるとは思わなかったはず。
数年前のオレはそうだった。

一年前。
ヒロム選手の欠場で空位になったJrヘビー級ベルト。BUSHI選手とファンタズモ選手の一騎打ちかと思われたところに我らがデスペラード選手が割って入った。前年度(2020)ベストオブザスーパーJrの準優勝者。
オレは上がった。かなり上がったのを覚えている。
そして本番。ファンタズモ選手にマスクを剥がされ痛めつけられ戦線復帰は難しいと思われたが、スペアのマスクを被り何とか試合に戻ったデスペラード選手。
サドンデスをもらって沈黙したBUSHI選手を横目にチャンスと見たデスペラード選手の連続ピンチェロコに日本中が沸いた。
3カウント。
コロナ禍。
そんな中でも大阪のファンの「おおーー!!!!!」はワールドでもはっきり聞こえた。
一気にJr二冠ホルダーになった瞬間を強烈に覚えている。

旗揚げ記念日。
最後のヘビー二冠王座にまさかのJrヘビーチャンピオンが挑戦。
善戦はした。
が、飯伏幸太選手は強かった。

そして夏にはまさかのロビーイーグルス選手のベルト挑戦一発目で王座返上。

ずっとデスペラード選手は自身を暫定チャンピオンという言い方をしていたのを思い出す。
ベルトを失い、もう一度ベルトを取り返し、真の王者になるために立ち上がった。
ベルトを取られた相手からの奪還。
彼にはどうしても倒したい相手がいた。
高橋ヒロム選手。
ベストオブザスーパーJr28名古屋大会。
30分ドロー。
勝ちでも負けでもなく、微妙な空気でオレは会場を後にした。
年末のタッグでも30分ドロー。
しかし、1.4ドームで完全決着が待っていた。
ここぞという時の白デスペ。
なぜヒールは白になった瞬間こんなにも映えるのか。
ハラハラした。
ヒロム選手はやはり強かった。
しかし信じて見守った。
リバースタイガードライバーからのピンチェロコ。
1年1ヶ月越しのヒロム選手からの勝利に泣いたファンも多かったのではないか。

これで本物のチャンピオンになった。
周りはとうの昔に認めていたと思うが、デスペラード選手自身のけじめ。
他団体の選手の名前も出てきた。
今年は何かが起きる…!とワクワクした翌日。

第0試合でオレの目の前であっさり負けた。
あのー…オレぷらっとこだまで来たんですけど…秋葉原から歩いて来たんですけど…
そんなこともあるのがプロレスだ。
次があるんだ。
ワト選手からしっかり勝てばそれでまた箔がつくのだ。

前置きがかなり長くなった。
そんな絶対チャンピオンになりつつあるデスペラード選手の前にIWGP世界ヘビー級チャンピオンオカダカズチカ選手からのNJCのオファーが入った。
“あの”オカダカズチカ選手である。
プロレスを知らない小学生でも知っている選手。
とにかくでかくてカッコいい。圧倒的なスタミナ。試合に出たらとりあえず勝つ。
相手がどんな対策を練ってこようが全部受け止めてゾンビ回復力でぶっ倒す。
こんなオバケ選手がJrチャンピオンに挑んでくる。
全Jr選手への挑戦だったのではと今振り返ると感じる。

デスペラード選手はどんな対策を練ってくるんだろう…
そんなワクワク感だけ右手に持って試合に臨んだ。

開始直後でいきなりの場外攻撃。
Jr王者がオカダカズチカ選手に優位に進めている…オレは既に感涙もんだった。
しかしそうは問屋がおろさない。
当たり前である。
世界のオカダカズチカ選手である。
フラッグジャック一発で一気に逆転。
もともとよくダメージで叫ぶデスペラード選手だが、この日は特に叫んでいた。
しかしそんな中からでも我らがデスペラード選手はチャンスを見出す。
低空ドロップキックやドラゴンスクリューなどから徐々に左膝に焦点を集め、膝固めに持っていく。
ロープエスケープから、まさかのあれが見れるのかー…
「あいて」
やった!!!
今日もやった!!!!!
オカダカズチカ選手にもやった!!!!

これは、デスペラード選手がよくやるムーブで、膝固めを外す際にわざと転んでダメージを与えるムーブである。オレはこれが大好物である。
そんなこんなでJr王者がヘビー王者をリードする場面がたくさんあった。
しかしオカダ選手のマネークリップに沈んだ。
このまま決着か…と思ったその時
「立てチャンピオン!」
まさかのオカダ選手からの激励。
漢である。
Jr王者の限界を超えた力を見たいオカダ選手。
オカダ選手てスーパーサイヤ人かもしんない。

それに応えるように生気を取り戻したデスペラード選手。
ヌメロドスへの布石はずっと打ってきた。
どこかにチャンスが…
と思った矢先にオカダ選手の伝家の宝刀ドロップキックが炸裂。
それでも立ち上がる!
そして再びデスペラード選手をロープに振り、必殺ドロップキッ……
なにーーーーーーーー!!!????

場内騒然である!
ドロップキックを空中でつかんでドラゴンスクリューを決めた!! 次の瞬間にはもうヌメロドスが極まっていた…

オレは口が開いたままだった。
どちらもバケモノである。
オカダ選手には特徴的な技がいくつもある。
それら全てに切り返しを用意してこなくてはいけない。
ヘビーでも圧倒的な体格をもつオカダ選手にJr選手はどんな対策をすれば勝てるのか…
デスペラード選手も突き詰めて考えたであろう。

昨年ヒロム選手より端を発したJrヘビー構想。
オレにはまだこの問題について考える時間的なゆとりがないので多くは語らぬ。
しかしこの試合を見て、明らかにオカダ選手を追い込んでいるデスペラード選手を見て、Jr王者がヘビー王者を倒す未来もそう遠くないと感じた。

次にオカダ選手と対峙するのは同じくJrのワト選手。
他にも田口選手やヒロム選手、石森選手、金丸選手、SHO選手もこれからNJCの試合を控えている。
彼らがヘビー相手にどんな試合をするのか楽しみで仕方がない。

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