できる限りの『ご自愛』を

私がいろんなことにおいて、目安にしていることがひとつある。
物事の目処、というか諦めのタイミングというか、そんな感じの目安。

『頑張ればできる。まだもうすこしやれる。』

もうできない。
ということ。

この見立てと言うか、潮時の見極めが、案外大事だと思っている。

たとえば。

体調不良のとき。
だるい、これは熱があるぞ、と感じたとき。
もしかしたら、もっと熱が高くなるかもしれない。何日も寝込むかもしれない。やれるうちにやれることはやっておかねば。
こう思って頑張った結果、そんなに悪化したりしない。
むしろ、快復したあとに「なんであんなに必死に頑張ってたんだ……?」なんて考えてしまうことのほうが多い。

もしくは仕事において、残業すればできる。
これに関しては、就業時間後の体力が減った状態で無理して残業して、効率悪く終わることのほうが多い。
翌日、がっ、と集中して取り組んだほうが意外と早く終わったりする。
……とは言っても、納期が翌日朝だったりするとか業務量の関係で必然的にしなければならないことはあるものだけど。
モチベーションと体力との関係を考えるならば、しない残業(頑張ればできる残業)はしないほうが、良い。

当たり前のことかもしれないけれど、なかなか実践できないものだから、何度も何度も心のなかで、言葉に出して、言い聞かせる。
言い訳かもしれないけれど、自衛のために。
どうせ無理して、つらいなら、できる限り回避しよう。
そんな、ちょっとだけ後ろめたい気持ちを振りきるための、自分的魔法の言葉。
だから、「頑張ればできる、はもうできない」。
時には人にも声をかける。ついでに自分にも言い含める気持ちを込めて。

そこには大切な仲間への気遣いもこもっていて、伝わるといいなと思いながら。

無理すればできる、はもうできない。
もう少しならやれる、はもうやれない。
もしかしたら、いまやらないともっと大変なことになるかもしれない、は案外と大変なことにはならない。(もちろん報連相は行うべきだけれど)

そんなことを意識することを大事に、日々を過ごすようにしている今日この頃。
今日も、明日も、無理しすぎないよう、ご自愛で。

#大切にしている教え

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