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文披31題:企画を終えて


「文披31題」に参加させていただきました

はしがき

2024年7月1日~31日まで開催された「文披31題」という企画に参加させていただきました。
主催は綺想編纂館(朧)(@Fictionarys)様。
1日1題のお題に沿って小説を投稿するというもの。追いかけはOKだけど先行はNGということで、当日になるまで、もしくは過ぎるまでそのお題の話は見ることができない、でもお題は知っているという毎日を楽しみに過ごせる「夏のアドベントカレンダー」のような小説企画。
先行さえしなければOK、全部書けなくてもOK、追いかけもOK、そして7月を過ぎた8月になっても投稿してOKという、毎日が忙しい人類()にとってとても優しい企画です。
とにかく「書く」ことをしたいと思っていた私にはぴったりな企画でした。
2024年度、なるべくアウトプットを定期的に、自創作の深掘りだけではなく、企画等々の「外」へ動きたいと思い月に1度の300字小説や140字SS企画への応募などを行っていましたが、さすがに「31日間」を一応の目安とした企画、これは自分のマネジメントも大切だぞ、と気合いの入ったところです。

7月31日、最終日を迎えて。

結果として、無事に「完走」することができました。毎日1題、1作を投稿の遂行。
体力や時間の都合がつけやすい環境にあったことも幸いしてになりますが、全体として数題をのぞき、大きく「〇〇の魔法使いシリーズ」とシリーズを作ったことで、お題に絡めてお話を作ることができました。
全文字数はざっくり計算で10万3千字ほど。1ヶ月でこれだけ書けるんだな、という実感にもつながりました。
6月中旬から準備を始めたので、実際の所1ヶ月で書いた、とは言えないのですがそれでも「約1ヶ月」としても良いのであれば、今までの私の行動結果としてはまずまず「頑張った!」と言える者だと思っています。
正直、しんどいと思うのはネタやオチが浮かばないときくらいで、日程や書けない、書くことがつらいとは思わず毎日楽しく書き続けられました。
この企画に参加させてもらえて、その実感が一番嬉しかったです。
創作を「したい」と言っているだけの時に、もしかしたらもう創作できないかもと思っていたので、これは本当にありがたいことでした。
今回は完走の報告とともに各お話の感想的なものと、シリーズ内の関連性のまとめのようなものを残しておきたいなと思って記事にしたところです。

文披31題:各お題のカテゴリ分け

各お題のお話について、関連性の高いものでまとめたり、他のお話とのつながりを表示してみました。

『〇〇の魔法使い』シリーズ…何らかの魔法を得意とする人たちのお話。

(シリーズ名は現在未定。)
アカデミー関連
【魔法研究家・花・霧・香等】
Day11 錬金術Day13 定規Day19 トマト
Day22 雨女Day23 ストローDay26 深夜二時
Day31 またね
【調整・風】Day3  飛ぶ
【植物】Day18 蚊取り線香

その他魔法使い関連
【炎(破壊)・使い魔の黒猫】Day4  アクアリウムDay29 焦がす
【魔法店の人々】Day5  琥珀糖Day12 チョコミント
【教会のこどもたち】Day6  呼吸
【植物】Day7  ラブレターDay21 自由研究
【歯車】Day16 窓越しの
【時】Day17 半年
【神話時代】Day8  雷雨Day20 摩天楼
【海・人魚】Day9  ぱちぱちDay14 さやかなDay15 岬
【鳥】Day24 朝凪
【心理】Day25 カラカラ
【石】Day27 鉱物
【音】Day28 ヘッドフォン
【色】Day30 色相

『喪服の蝶』…死ねない女の話

Day1 夕涼み
(製本化の準備中作品。オンラインでは他に会話タグなど)

#いいねされた数だけ自創作キャラ同士が会話するタグより

シリーズカテゴリなし(単独)

Day2  喫茶店
ただひたすら、ノスタルジックで優しいお話を書きたかったものす。
Day10 散った
夏なので微ホラー的なもの1つくらいは、というものを目指したお話。

最後に(感想のようなまとめのような)

まとめを作りながら、「よくもまぁこれだけの話(魔法使い)を作ったものだなぁ」と思いました。
お題がお話を作りやすいものだった、というのもあったかもしれません。(難産なものもありましたが)
加えて、シリーズでまとめているときにばらばらじゃん!と思ったりもしました。つながっているからまとめるぞ!と張り切っていたのに、案外、つながりなかった。
ただ、おかげ様で自分でも個性の強いキャラクターは関連性のあるお話につながったり、そのお話はやはり、閲覧数を見ても好かれていることがよくわかりました。
閲覧数の多かったお話は、人魚と魔法研究室のお話たち。
人魚のお話はリスペクト&オマージュでしたし、アカデミーの魔法研究室はいつも楽しそうでしたし。そのあたりの、書いてる本人のノリも伝わるところもあったんでしょうか。

お話の主軸としては。魔法研究室の面々を主としてシリーズ完結を考えてもよいかなと思いました。なにせ、秘密があるところが描写されてましたしね(描写したのは書いた本人)
シリーズ中において詳細な時代背景や全部のお話の時間軸が一緒とは明らかにしていないので、そのあたりはいまのところご想像にお任せしたいところです。いえるのは、「場所が違う」ところでしょうか。
確実なのは、「神話時代」はたまに出てくる魔法使いの属性に『神の恩恵』と呼ばれるほどに強い力を持った魔法使いがいた頃です。
また、人魚のお話たちは魔法使いの王様がいるところからは離れている設定。もしかしたら国のはずれか国外かも。
アウトローな人々、非合法、法の目をかいくぐっているような人たちが集っている感じ。そうすると、本来監視、制御されるべき心理の魔法使いのような方が野良状態で生きているのかも。もしくは制御下でなんとか自由になりたいと動いているのかも。
時代的には本編進行状態として一番「現代」なのはアカデミー関連で(調整と風の魔法使いの主軸のお話は過去のお話になりますが)、同じ時間軸としては魔法店は同列です。
鳥は海に面した、陸の端っこをイメージをしています。どっちもすごい田舎!な感じ。
全体的につながっているようでつながっていない、でもどこかほのかにそんなにおいを感じるような、という雰囲気を味わっていただければ幸いです。
加えまして、月に1度参加させていただいている300字小説のお話も、基本的には同シリーズをもとにしているため、以下のお話は同じ世界観と思っていただければと思います。

胸の中の星、ひとつ
(愛する人のほうが強い魔法使い、というお話)
透明な希望
(Day30 色相に出てきた人物が主人公のお話)

許されるならば、このお話を大きくまとめて完結させて、1冊の形にしたいなと思うところです。
炎の魔法使いはいまのところ誰にも絡んでないので誰かに絡んでほしいななんて思っているところもあったり。
そんなこんなで、全体的にずーーーーっと楽しい創作時間を過ごすことができました。
主催の綺想編纂館(朧)様(朧様、が正しいのかもしれません)には本当に素敵な企画をありがとうございましたとお伝えしたいところです。

人の手を借りて創作熱に燃料を投下していたので、これを機会として自分で自分に燃料投下して、良いペースで自創作に熱を入れて作っていきたいと思うところです。
これで、私の「文披31題」は終わりです。ありがとうございました~
(Xにつぶやいたまとめ文を、補足して追加記事はあげるかもしれません。一応、ひとまずの区切りということで)

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