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24時間365日秋葉原交差点ライブカメラ、定点配信の裏側

Cerevoのライブ配信機器・関連機器は、10年以上にわたり、世界85以上のエリアでライブ配信を行う皆様と共に進化し続けています。

今回は愛三電機株式会社とCerevoの共同運営による秋葉原の中央通り交差点を24時間ライブ配信する「秋葉原ライブカメラの配信構成をご紹介します。

2011年から交差点を24時間365日ライブ配信

秋葉原ライブカメラは、Cerevo製品のほか映像配信やネットワークのプロ向けの製品を取り扱う愛三電機株式会社のご協力をいただき、同社の入る愛三ビルから中央通りの模様を24時間配信するライブカメラです。

Cerevoのライブ配信機器LiveShellシリーズの初代モデル「LiveShell」が発売された2011年からLiveShellによる配信を開始し、これまでにLiveShell PRO、LiveWedge、現在はLiveShell Xへと代々機種を入れ替えて配信しています。国内のみならず海外からの視聴数も多く、特に台風や雪などの天気の変化が大きいタイミングで視聴数が大きくなる傾向があります。

現在はビデオカメラ1台での定点配信を行っています。ビデオカメラの音はDashboardからミュートにし、あらかじめ用意した音楽を流すことで、意図しない音情報が配信されてしまうことを防いでいます。

定点配信をしている最中YouTube Liveの仕様上、まれにネットワークに遅延などが発生し映像が少しでも途切れてしまうと配信しているイベントが終了となってしまうこと、また12時間を超える動画はアーカイブされないため、過去すべての配信を見返すことはできません。しかし、途切れない限り現在配信中のものは過去の分を遡って見ることができるため、日中や夜間の交通量、人通りなどを数日間まとめて見ることもできます。

自動配信設定で手間入らず、トラブル時にも遠隔操作で復旧

秋葉原ライブカメラは、愛三ビル6Fの角に面した窓からビデオカメラで見下ろす形で配信を行なっています。この定点配信機材は一度設置したら基本普段は触りません。

配信はビデオカメラ1台LiveShell X 1台有線LAN配信といったシンプルな構成です。加えて、固定のBGMを流すためにMP3プレイヤーをLiveShell Xに音声入力しています。

そして定点配信のため、LiveShell Xには以下の2つの設定を事前にしています。

1. 自動起動ON
LiveShell XのACアダプタをコンセントに挿したら、電源ボタンを押さなくても自動で起動する設定。また今回の定点配信の場合は、ACアダプタを抜いたときに電源OFFとなるように本体からバッテリーを抜いています。

2. 自動配信開始ON
LiveShell Xが起動後、オンラインになったら自動であらかじめ指定した先にライブ配信する設定

上記2つの設定をしておくことで、例えば一時的な停電など何か不測の事態が起こった場合でも再度ACアダプタをコンセントに挿し直すことで、すぐライブ配信を復旧させることができます。

また何かしらのトラブルがあった場合、ACアダプタの挿し直しだけでなく、ライブ配信操作・設定Webアプリ「Dashboard」から遠隔操作でライブ配信を復旧しています。

現在は無料で24時間365日続けて配信できるプラットフォームがYouTube Liveだけとなっているため1chでのライブ配信ですが、最大3chまで別々のプラットフォームに配信することが可能です。最大24時間配信できる17LIVEへ限定的に配信を行っている場合もあります。

LiveShell Xは小型で長時間安定したライブ配信が可能なことから、多くの定点ライブ配信に採用されています。またビデオカメラとネットワークさえあれば誰でも簡単にライブ配信ができることから、様々な配信現場のメイン機材としてはもちろん、いざという時のサブ機材としてなど幅広い活用ができます。

Cerevo ライブ配信機器「LiveShell X」

LiveShell Xは安定性の高いシンプルなライブ配信&録画デバイスです。最大1080/60pでの配信、YouTube LiveやFacebook Liveなど複数サービスへの同時ライブ配信、microSD カードへの録画機能など多彩な機能を搭載。さらに業務ユースに耐える安定性・堅牢性を備え、透過テロップの差し込みにも対応しています。

▼購入および導入のご検討は製品Webサイトをご覧ください▼

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