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長距離無線LANシステムを活用した天文台定点ライブ配信の仕組み|日本電業工作(株)

Cerevoのライブ配信機器は、10年以上にわたり、世界85エリア以上のハイクオリティなライブ配信を求める皆様と共に進化し続けています。

今回は日本電業工作株式会社に、同社の長距離無線LANシステムを活用し24時間ライブ配信している堂平天文台ライブカメラにおける、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell X」の利用についてお話を伺いました。

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ライブ配信にLiveShell Xを利用したきっかけは?

日本電業工作(株)の長距離無線機「FalconWAVE」を利用した4.9GHz帯の無線LAN長距離伝送試験のために、堂平天文台と弊社坂戸事業所を度々繋いでいました。

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単発的な試験だけではなく長期間の運用試験を行うにあたり、これまで通信品質の確認用に設置していたIPカメラからのNVR(レコーダー)記録をYouTubeへライブ配信できないかと考えました。ときがわ町役場に機材常設の相談をし、記録している映像の提供を条件に長期間での運用試験とライブ配信が実現しました。

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基本的に24時間の定点ライブ配信となるため、遠隔からでも簡単に配信状況が確認できるライブ配信構成が必要です。パソコンを利用したサーバーも検討しましたが、IPカメラの映像を変換するのが難しく断念しました。

その時にHDMI入力が可能でライブ配信が簡単に出来る「LiveShell X」を知り、採用しました。配信設定Webアプリ「Dashboard」で遠隔操作やメンテナンスも簡単にでき満足しています。

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24時間ライブ配信を始めて、反応はいかがですか?

無線機のテストの様子がリアルタイムで分かるのに加え、長距離無線機の特性をうまく活かした構成ができ、とても重宝しています。

構成図

またときがわ町役場からも、天文台の山頂周辺の様子が分かるので助かっていると伺っています。これまでは台風や積雪時などの悪天候時、現場に行くことも困難で状況が分からないことも多く、登山客への適切な案内を出すのにもライブ配信が役立っているということです。

また堂平山で起きた山火事の際には状況把握をするのにも、状況を伝えるのに一役かっています。

この仕組みを使うと山頂の公園施設や天文台、スキー場など、安定した回線が準備しづらい場所でも簡単にライブ配信ができるようになるので、今後はそういったところでの活用もしていきたいと考えています。


Cerevo ライブ配信機器「LiveShell X」

LiveShell Xは安定性の高いシンプルなライブ配信&録画デバイスです。最大1080/60pでの配信、YouTube LiveやFacebook Liveなど複数サービスへの同時ライブ配信、microSD カードへの録画機能など多彩な機能を搭載。さらに業務ユースに耐える安定性・堅牢性を備え、透過テロップの差し込みにも対応しています。

▼購入および導入のご検討は製品Webサイトをご覧ください▼


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