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朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。

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「大阪の街の誇り、みんなの人気者!」ぼくの愛するJリーグクラブと、ともに過ごした三〇年。それは何気ない朝の目覚めからはじまった。ジェットコースターと呼ばれるセレッソ大阪をサポート… もっと読む
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#Jリーグを語ろう

第一〇節 悲喜交交

 人生にはいくつかの転機がある。何度か訪れているように見えても、変化の乏しい瞬間が存在し…

cerebaka
8か月前
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第九節 天狗

 ジャパンフットボールリーグという荒行と呼ぶに相応しい長きに渡る戦いが終了した。休息すら…

cerebaka
8か月前
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第八節 お遊戯会

 子供のドタバタ劇を見る親の気持ちは如何ほどだろう。幼稚園児の頃、お遊戯会で田原坂という…

cerebaka
8か月前
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第二章 第七節 ”初めて”の日

 第三回ジャパンフットボールリーグ。通称JFL。Jリーグに昇格するために避けては通れない…

cerebaka
8か月前
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第六節 へその緒

 愛する我がクラブ、セレッソ大阪にとって大事な ― 最初で最後の一年であってほしいと切に…

cerebaka
8か月前
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第五節 神戸、泣いてどうなるのか

 ”思い出したくない記憶”というものが、ひとつやふたつは誰にだってある。受験に失敗したこ…

cerebaka
8か月前
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第四節 狼

 どんな世界にも名もなき歌ってものが少なからずある。  満員のスタジアムで歌声になることすら叶わず、会議室やスタジアム外というブラックボックスで却下され、そしてひっそりと消え去っていく応援歌だ。そんな歌たちを見るたびにいつも平家物語の一節を思い出してしまう。 「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」  風を前にただただ漂う塵のような存在。心から憐むほかなかった。忘却の縁に置いていかれるかのような運命。  目の前に死という現実を突き

第三節 誇り

 新しいサッカークラブの名称がセレッソ大阪に決まった。セレッソとはスペイン語で桜を意味す…

cerebaka
8か月前
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第二節 ファーストシュート

 オリジナル一〇。Jリーグ発足時に名を連ねたクラブはそれだけでレジェンドとしての風格が漂…

cerebaka
8か月前
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第一章 第一節 新聞記事

 朝の目覚めはだいたいこうだ。  時計を見ると六時三〇分。起床時間が昨日と変わらないこと…

cerebaka
9か月前
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プロローグ 長居にて

 天地がひっくり返ったとしてもこれだけは言える。  サッカーは九〇分プラスアディショナル…

cerebaka
9か月前
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すべてのセレッソ大阪サポーターに捧ぐ。そして、

「大阪の街の誇り、みんなの人気者!」  ぼくの愛するJリーグクラブと、ともに過ごした三〇…

cerebaka
9か月前
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