貯金したい人が歴史的な円安の今やってはいけないこと6選

皆さん、こんにちは。今回は、貯金を考えている皆さんにとって非常に重要なテーマについてお話しします。2024年現在、日本は歴史的な円安の状況にあります。このような為替の変動は、私たちの貯金や投資に大きな影響を及ぼす可能性があります。
しかしながら、円安だからといって、無計画に今までの資金運用や節約習慣を変えるのはおすすめしません。そこで今回は、「貯金したい人が歴史的な円安の今やってはいけないこと6選」というテーマでお話ししていきます。最後までご覧いただければ、円安の時期にどのようにして貯金を守り、賢く資産を増やす方法がわかります。ぜひ最後までご覧ください!
円安時に今やってはいけないこと1つ目は、外貨預金に飛びつくことです。円安の時期には、円の価値が下がることで、外貨の魅力が増すように感じるかもしれません。しかし、外貨預金にはリスクが伴います。為替レートが変動することで、預金額が減少する可能性があるからです。
外貨預金をする際に、為替レートの変動リスクは避けられません。たとえば、円安の時期に外貨を購入し、その後円高に戻った場合、外貨の価値は相対的に下がります。このため、元本割れのリスクが高まるのです。為替レートは、株式と同じく、変動予測をすることはできないので、今が円安だと言っても、今が円安のピークとは限りませんし、明日には大きな円高になっている可能性もあるのです。日本円だけを持つリスクを下げるために外貨預金をしておくのは、決して悪いことではありませんが、円安だからといって、多くの円を外貨に変えてしまうというのは、貯金額を減らしてしまう可能性もあり、おすすめしません。
さらに、外貨預金には通常、為替手数料がかかります。銀行によって異なりますが、この手数料が高額になることもあります。手数料を考慮すると、思ったほどの利益が得られない可能性があるため、慎重に判断する必要があります。少なくとも、頻繁に外貨と日本円を替えないほうが良いでしょう。
円安時に今やってはいけないこと2つ目は、無計画な株式投資です。円安の影響で株価が上昇することもありますが、これだけを理由に投資を始めるのは危険です。株式市場は常に変動しており、一時的な利益に惑わされると、大きな損失を被る可能性があります。円安の影響で株価が上昇しても、その後の市場の動向によっては急落することもあります。一般的に、グローバル企業は円安によって、多くの商品を外国に輸出できるようになるため、業績が良くなると言われます。そのことから、円安時には、グローバル企業の株価が上がりやすいと思われます。しかし、それは全ての株トレーダー達が知っていることですから、円安の波に乗り遅れたり、少しでも円高の兆しが見えてくれば、途端に株価は下がってしまうかもしれません。プロのトレーダーで無い限り、円安を理由に株式投資を行うのは避けたほうがいいでしょう。
株式投資を考える際には、短期的な利益を追求するのではなく、長期的な視点での投資を検討しましょう。企業の業績や市場の動向をよく調査し、信頼できる企業に対して長期的に投資することが、安全な投資戦略となります。また、企業の調査をする時間がないという人は、インデックスファンドに投資をすることで、全世界や全米、日本全体など、幅広い企業に対して投資を行うことができます。私は、新NISAと合わせて、インデックス投資をおすすめしています。
円安時に今やってはいけないこと3つ目は、高利回りの金融商品に手を出すことです。円安の時期には、高利回りを謳った金融商品が多く出回ることがあります。しかし、これらの商品には高いリスクが伴うことが多いです。高利回りの商品は、通常その分リスクも高いため、しっかりとリスクを理解してから投資を行うことが重要です。高利回りを謳う金融商品には、例えばハイリスクな株式やファンド、あるいは不動産投資信託(REIT)などがあります。これらの商品は高い利回りを提供する代わりに、元本割れや市場の変動に大きく影響を受ける可能性があります。安全な投資を選ぶためには、まず自分のリスク許容度を理解し、信頼性の高い商品を選ぶことが重要です。低リスクの投資商品としては、国債や社債、定期預金などがありますが、やはりおすすめはインデックスファンドです。
高利回り商品は円安時期に限らず、常に現れるので、甘い言葉に誘われずに、長期的に保有することが大事です。円安や円高など、大きく株価が変わりやすい時期になると、そこで大きな利益を出した人やファンドが出てきます。そこから、大きな利益を再現する方法として、高利回り商品が販売されるのです。しかし、それは一時的なものである可能性が高いので、手を出さないように気をつけましょう。
円安時に今やってはいけないこと4つ目は、一つの資産に集中投資してしまうです。円安の時期には、大きく株価が動くので、特定の資産が魅力的に見えるかもしれません。ですが、一つの資産に全ての資金を投入することは非常にリスクが高いです。いつの時代でも分散投資を心がけて、リスクを軽減し、安定した資産運用を行うことをおすすめします。分散投資の最大のメリットは、リスクの分散です。複数の資産に投資することで、一つの資産が値下がりしても他の資産でカバーすることができます。これにより、全体的な資産の安定性を保つことができます。分散投資の具体例としては、株式、債券、不動産、金などの異なる資産クラスに投資することが挙げられます。また、地域的にも分散させることで、特定の国や地域の経済状況に左右されにくくなります。インデックスファンドであれば、異なる資産を投資する必要がなく、ファンドの中に多くの株式が含まれているので、インデックスファンド1つを購入してしまえば、分散投資ができます。もし、ファンドを購入する場合、その中にどのような資産が含まれているのかを確認しておくことも重要です。
円安時に今やってはいけないこと5つ目は、海外旅行や海外製品の衝動買いです。円安が進むと、海外製品の価格が日本円で高くなっていきます。これ以上高くなると何も買えないと思い、海外旅行に行ったり、海外製品を買い込んだりすることが見受けられますが、これは止めましょう。既に円安が進んでいるのであれば、ちょっと前より海外製品は高くなっているので、今がお得というわけではありません。この後、円安が解消されて、円高方向に進んでくれば、海外製品は相対的に安く買うことができます。今、買い込むのではなく、円高まで待つことをおすすめします。逆に、今買うべき物を、ずっと我慢することもおすすめできません。衝動的な買い物ではなく、必要な物であれば、円安でも買うべきでしょう。それは、今後も円安がどんどん進んでしまった場合、さらに買えなくなってしまうからです。
どっちつかずな結論に聞こえるかもしれませんが、円安や円高といった為替に惑わされずに、衝動買いは抑えて、必要なものは買うといった、変わらないお金の使い方をしていきましょう、ということです。未来の為替状況は誰にも分からないですから、未来予測をして、支出をコントロールしないように気をつけましょう。
円安時に今やってはいけないこと6つ目は、利益確定や積み立て投資の停止です。これも未来予測の話と同じです。利益確定してしまうということは、今後は株価が落ちる、もしくは思うように上がらないと予測していることになります。為替と同じで、株価が今後どのように動くかは分からないので、未来予測をして、利益確定することは控えましょう。
また、積み立て投資も続けていくことをおすすめします。株価は短期的には上がったり下がったりするものの、何十年という長期で見ると、年間数%ずつ上がっていきます。積み立てを止めてしまうと、短期投資になってしまい、長期投資のパフォーマンスが出なくなってしまうかもしれません。円安に不安を感じるのは分かりますが、我慢して地道に積み立て投資を続けて、長期的な投資を行っていきましょう。
最後にお伝えしたいのは、情報の鵜呑みにしないことです。円安の時期には、多くの情報が飛び交います。しかし、そのすべてが正確で信頼できるわけではありません。情報をしっかりと吟味し、信頼できる情報源からの情報を基に判断することが重要です。情報を選別する際には、まずその情報源が信頼できるかどうかを確認しましょう。公式な発表や信頼性の高いメディアからの情報を優先的に取り入れることが重要です。また、複数の情報源を比較検討することで、より正確な情報を得ることができます。最後に、自分で情報を調査する習慣を持つことも大切です。インターネットや書籍を活用し、自分で調査することで、より深い理解を得ることができます。自分自身の知識を高めることで、より賢明な判断ができるようになります。
いかがでしたか?今回は、貯金したい人が歴史的な円安の今やってはいけないこと6選についてお話ししました。円安の時期には様々な誘惑やリスクが伴いますが、冷静に判断し、長期的な視点を持つことが重要です。今日お伝えしたポイントを参考に、賢く資産を運用し、安定した貯金生活を送りましょう。最後までご覧いただきありがとうございました!

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