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他人のお金で食べるのに文句言う人はお付き合いしない方が良い件🍳

「サイゼで喜ぶ彼女」が再燃したのか何なのか、またもやサイゼネタで炎上したようです。
「お金や味覚の問題に限らずサイぜリアで満足する感覚は紛れもなく貧しい」と言う勿論を展開する人間がいて、それに料理研究家のリュウジさんが「サイゼリヤで満足するのが『貧しい』のではなく相手が心から楽しみ、美味しいと思ってるものにケチつけて否定してしまう心が一番『貧しい』」と反論したわけです。

💰確かにサイぜは安かった

全国チェーンのお店はあまり行かないもので、実はサイぜは一回も入ったことがないのですが(だから冒頭画像がガストになっている)、サイゼのメニューを見ると本当に安いんですね。

一応、元ネタになった「サイゼで喜ぶ彼女」ネタに沿って「土日祝日のランチ」でデートする場面を想定してみると、まぁ頼めるメニューはグランドメニューの中から選択すると考えると、1人1000円で食事+ドリンクバーを堪能できる訳で、ココスやジョナサンと比べても安いなと言うところです。
で、あの炎上の時も在日イタリア人の人から「いやいやサイゼは十分美味いよ!」と言う反論があって、ちょっとしたサイゼブームに繋がったものでした。

ちなみにファミレスと言うと、昔は「ガストは不味い」と言うのが定説だったんです。まぁ私が埼玉で暮らしてた頃の話なんで、本当に大昔の定説ですが。
でも、今ガストで不味いと言う人はそこまで多くないんじゃないかと思います。
川崎勤務時代にモーニングで度々お世話になりましたが、600円もあればドリンクバー付きの美味しくて栄養バランスの良い朝食を食べれる。
最近は充電設備を備えた店舗も増えて、パソコン作業もさせて貰えてますから、これはとても有り難いことだと思います。

💸でも2人分払う前提なら安くはないよ

サイゼリアも一人で食べる、あるいは自分の食べた分は自分で払う前提なら確かに安いです。ただし、デートで2人分払うとなれば話は別です。
サイゼリアでデートする年代はどのくらいの年齢になるかと言うと、およそ18〜24歳程度であると想定します。
この年齢帯の平均年収ですが、300万に到達していません。

大卒20代全体でさえ、平均年収は300万円強と言うことがわかります。
大卒の場合、多くは学生ローンの返済もあるでしょうから、この時点では高卒との実質手取りは変わらないと言えるでしょう。
この年収は「どの業界に就くか」によっても大きく左右するため、大学出て人々の生活に貢献していても介護職なんかは安いし、方や高卒でもITは高くなります。
それを加味しての20代全体の平均年収なので、以下に20代前半がカツカツか相応できると思います。
参考までに年収240万円の月手取りは2022年現在、約16万円となっております。
これを1時間当たりに換算すると手取り時給1000円。ただし、残業してないと仮定した場合なので、残業していての年収240万円は時給換算だとコンビニの深夜バイトの方がマシなレベルまで下がります。

デートにおける食事代は、慣習的に「男性が女性の分も持つべきだ」と言う考え方が根強く残っています。
サイゼリアで2人分出すと考えた場合、少なくとも1800円以上は必要になると考えられますので、このお金を取り戻すのに2時間は働かないといけません。
それは決して「安い」と言える金額ではないです。

💵本当の貧しさを知らないから出来る発言

「サイぜ代くらいしか出せないような男と付き合う価値はない」
多分、そういう考え方があって、サイゼネタで二度も炎上した(?)のだと思いますが、極貧状態を経験した身からすると、それは恵まれた育ちの人の思考だなと思うのです。

私は幼少期は母子家庭で育ちましたから、それはもう貧しい日々でありました。
一ノ割(春日部市)のボロい平家に住み、クーラーなんてものもなく、夏はゴキブリ三匹に囲まれて絶望し、不定期的に水は止められ、ガスが止まって冷たい水風呂でシャワーを浴びたこともございます。
毎日の夜食がカップ麺、ごく稀にコンビニ弁当で、一日の食事で一番美味しい食事は学校給食でした。
生活保護も受けられず、毎月お金が足りなくなるから、母はいつも祖母から借金を重ねていましたし。
そう言う環境で育ちましたから「食えることの有り難み」と言うのは、よくわかってるつもりです。
就職して親元離れてから、生活はかなりマシになったもので、今でこそ京都で「ちょっと良い生活」が出来るようになりましたが、本当に埼玉時代には帰りたくないと思うほどには色んな方面で貧しかったですよ。

まぁそういう貧しさを経験しているので、会社の同僚とかで「残高100円しかない・・・」みたいな人間見たら、お菓子や米を分けて持たせたりしています。
なので「サイゼで満足するのは貧しい」と言うのは、きっと「本当に貧しい環境を経験したことが無いから出る発言」だと思っています。

🍳「サイぜなんか」と言う人とお付き合いする価値がない

男性がどんな彼女を望み、女性がどんな彼氏を望むか双方自由というものがあります。どんな恋人を望もうが自由です。

ただし、恋愛の結末って結婚するか別れるかが基本です。
一つ確かなのは「サイゼなんかで」という人とは結婚しない方が良いということです。それがその人の「金銭感覚」なのです。

ファミレスが何故「ファミリーレストラン」なのか。
これは私の勝手な想像ながら「(お金を自由に使えない)家族がたまの休日に団欒出来る安くて素朴に美味しく食べられるレストラン」として、ファミリーレストランになったんじゃないかなって思うわけです。
高級フレンチやイタリアンなんて家族連れには厳しいですから、予算的に。

まぁ20代前半までの間で実際にサイゼデートする割合がどれだけいるかとか、結婚前提のお付き合いとかする人がどれだけいるのかわかりませんが、結婚を意識する上で「相手の金銭感覚はしっかりチェックした方が良い」というのは確かです。

そういう意味じゃあれかな。悲しいけどサイゼデートは「男性が女性の金銭感覚をチェックする場」としては活用できることが可視化されたんじゃないですかね、あの炎上事件。
家庭を持てばサイゼリヤはたまの贅沢になるのですから。

サイゼリアとしても不本意なところでしょうが、サイゼとは言え、人のお金で飯を食うことに「サイゼなんかで」と不満を言う人は、個人的には「人としてお付き合いしたくない」と言うのが感想です。

いくらサイゼが安いと言えども、その料理が出される裏には調理する人がいて、食材を生産する人、獲ってくる人が居て成り立つものです。
そこに加えて「人のお金で食べるのに不満を言う」と言うのは、些か配慮の足りない事ではないかなと思いますね。
少なくともサイゼデートをするであろう年齢層から見ると、サイゼで2人分の食事代出すのは安くはないのですよ。

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