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三菱重工:1人3番底状態(なぜこうなった)

一応経済活動は再開しましたし、もう「コロナと共に生きる」という選択を世界が選択した今、現代ビジネスで見た「二番底は来ない」という分析に現実味は感じていました。

それがまぁなんだ、まさか三菱重工で今、一社だけ三番底状態な感じになるとは夢にも思いませんでしたよ。

コロナショックと共に訪れたボーイングショック🛬

三菱重工といえば航空事業が有名です。知っての通り航空事業は今、コロナ鎖国の影響でめっちゃ厳しいことは言うまでもありません。なんせボーイングが経営危機に陥ってますから。
いえ、むしろ航空部品を扱う重工業企業の低迷はボーイングショックと呼んだほうがいいかもしれません。
三菱重工の株価低迷の一つは間違いなくボーイングショックと言えるでしょう。川崎重工の株式も取得していますが、株主総会の資料を見る限りボーイングの依存度は割と高いことを匂わすイラストがありました。三菱重工ともなれば、航空製品のボーイング依存度は川崎重工を上回るかもしれません。

機関投資家も売RRRRRY…売RY!!!

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しかし何故三菱重工でこんなに底に近い株価になってるのかよくわからないんですよ・・・。
5月に株単価2800円で利確した時、操作を間違って全部利確しちまいまして、買い戻しのチャンスが得られるかハラハラしてたんです。
それがまぁ、株単価2700円の時に買い戻せたと思いきや、また底に向かって動くのですらかもう意味わかりません。いえ、また買い足すから良いのですが、まさか2600円を再び下回るとは思わなかったのです。
一方、本来買い戻したかったIHIは利確したときより高い株価を堅持。川崎重工も1600円台はキープしており、こんなに下がってるのが三菱重工くらいしかないのです。
下がっては買い足してる内に、いつの間にか三菱重工株が一番保有数の多い銘柄になってしまいました。まぁ中長期的に見れば三大重工は資産になるとは思っているのでパソナ保有するのに比べれば全然不安は少ないのですが、目先の短期利益って面でみると、小さく利確してチョボチョボ儲ける作戦は失敗中です。
なお、現時点で時間外取引見ると、いまだ売り優勢で、かつ1万株以上売ってる投資家もいたので(なんとなくファンドな気がします)機関投資家もまだまだ「売RRRRRY・・・売RY!!」と動いてるんですね。

そんなに悪材料あったっけ・・・❔

一応、6月24日のこの時点ですと、個人投資家はだいぶマザーズに行ったっぽいです。まぁ東証一部は元々機関投資家が多いと言われてますし、高リターンや思い入れを求める個人投資家はあんまり東証一部では勝負しないのかもしれません(そうは言っても川崎重工の投資家の3割は個人ですが)。
ただ東証一部を動かしているのは機関投資家と外国人投資家なのでしょう。
一応、三菱重工の安定性を考える上で、財務諸表に関してはそこまで悪材料は見受けられませんでしたし、この時世で配当を出せるのも良い点です。川崎重工は無配なんで。

MSJは三菱重工の出費がかさむ要因になっていて、コロナのダメージを最も強く受けた事業ですね。
ただ日刊工業新聞によれば、三菱重工にはまだ投資余力はあるとのこと。この点は好材料とは言えませんが、かといってそんなに悪い材料でもない気がします。

川崎重工にも言えることですが、プラント事業は強いです。まぁ原発メーカーでもありますからね(私は原発反対の立場ですが)。

また、対コロナウイルス関連に関して言うと、三菱重工サーマルシステムズがウイルス抑制用のエアコンでリリースできるかもしれないところまで行ったわけです。
原発やら軍事やらと決してクリーンでないビジネスもやってる三菱重工ですが(それわかってて敢えて投資してる)やはり技術力だけはちゃんとあるのです。そもそも重工って長年の経験と勘の積み重ね(技術継承)が必要ですからね。
まぁボーイングへの依存度が高いのはマイナス材料ではありますけど(だからリーマンの二の舞を避けるためにトランプはボーイングの救済をしているのでしょう)プラントとエアコンに関しては強い企業であり(ただし原子炉を除く)好材料はちゃんとあります。
ただ、んー、個人投資家がマザーズへ行った人多いみたいですし、機関投資家も下がりきるまでは売りポジ堅持するんでしょう。まぁ良いですけどね。買い足しますし。幸い豪ドルで利益出たんで、その分三菱重工へ100株だけ買い足す余裕はできましたし。


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