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コロナで痛手を受けたラビットハウスを再生させるなにがし…🐇☕

個人喫茶店の廃業数がが過去最大になってしまったそうですね。
コロナ禍ということもあって外食産業全般が苦境に立たされている頃かと思いますが



☕スタバには美味しい珈琲は期待するか

今回の記事の表でラビットハウスと比較されているのは、タリーズ、ドトール、スターバックスとなっています。
こうした多店舗カフェに対し、個人喫茶店(ラビットハウス)は太刀打ちできないんじゃないかと問うているわけです。ここで智乃ちゃんは「値段は高くてもウチの方が味や品質は上や!」と発言してますね。
まず、智乃ちゃんの言う通り品質は間違いなくラビットハウスの方が上なのは確かでしょう。寧ろラビットハウスの珈琲の値段は純喫茶としては安い方です。
ただ個人的に疑問なのは、ラビットハウスのライバルって本当にスタバやドトールなのかって話なんですよ。
ちょいと疑問ですが、皆さん、スタバに美味しいコーヒーって期待してます?
味覚は人それぞれで何とも言い難いんですが、個人的にスタバのコーヒーは美味しいとは思わないんですよ。ぶっちゃけコーヒーの味で言ったらスタバよりロッテリアの方が全然上です。
勿論どの店のコーヒーがその人の口に合うかは割と違って当然なので、ロッテリアよりスタバのコーヒーが好きな人だってたくさんいると思いますが、じゃあスタバとロッテリアは客層は同じなのかって言ったら、多分違いますよね。
スタバとロッテリアの共通点はコーヒーと食事、場所と設備(主に電源)を提供しているということです。
ただし、客層としてはスタバはマックブッカー、打ち合わせ目的なビジネス客、比較的若い人のデートor休憩スポット目的な感じの層が多いんじゃないでしょうか。一方、ロッテリアはマクドの少しお行儀良い版って感じで、まぁ騒がしいパリピ系なお客、私のようなみずぼらしいPCワーカー、中高生とかが多くなるんじゃないかと思います。
じゃラビットハウスの客層はどんなそうかって言ったら、恐らく中年層、ご近所の人が多いんじゃないかな。あと青山さんみたいに『PCを使わずに執筆や勉強したい人』や静かに読書したい人など、そう言った層がラビットハウスを利用すると思います。
タリーズとスタバはほぼ客層が被りますし、そこからマックブッカーが減るのがドトールって感じで、純喫茶とカフェチェーンの客層は被らないと思われます。

🎂ラビットハウスと競合するのはコメダと星乃

ラビットハウスはスタバやドトールとは客層は被らないと思われます。
そのため、スタバやドトールのような戦略をラビットハウスは選択すべきではありません。
一方、ラビットハウスと客層が重なり得るのはコメダ珈琲や星乃珈琲です。
ラビットハウスの隣にスタバやロッテリアが開店したとしても、そんなにラビットハウスの客を取られることは無いと思われますが、コメダ珈琲や星乃珈琲が開店した場合、確実に客を持ってかれます。
つまり個人喫茶店の場合、スタバやドトールを相手にする戦略を組む必要はありませんが、コメダや星乃珈琲を意識した戦略は組む必要があるのです。
特にコメダの場合、珈琲以上に名が通ってる商品があるんですよ。聞いたことがあるでしょう?
シロノワールの名前を。
特に木組みの街の場合、似たり寄ったりな喫茶店は多いと思うんで、コメダ珈琲みたいなラビットハウスと客層の重なる巨大資本が隣に建つと、結構ヤバイんじゃないかなと思うわけです。

🍞鍵を握るのは心愛の実家とのコネ?

ところでラビットハウスには住み込みバイトとして保登心愛が勤めてます。
心愛と智乃は母親同士が友達だったという縁があったと思いますが、保登ベーカリーのパン作り技術は心愛にも継承されています。
心愛の実家と木組みの街は離れていますが、保登ベーカリーのノウハウをラビットハウスに提供して貰い、理世の実家から出資して貰って商圏を絞りながら小規模チェーン化するのも悪くは無いんじゃないかとは思うんですけどね。
この辺はあくまで思考実験に過ぎないんで、なんとも分からないです。

📦参考になるのは前田珈琲か…

京都だと市内でチェーン展開している喫茶店はイノダコーヒ、小川珈琲、前田珈琲と言った喫茶店があります。特に小川珈琲は通販に強く、お歳暮のギフトなんかでも小川珈琲の商品はカタログにラインナップされています。ちなみに店舗のラインナップで意外と美味いメニューの一つがカレーです。
とは言え、小川珈琲は自社で工場も持っているため、ラビットハウスには真似できません。
ある程度の頑張りで到達できるレベル感だと前田珈琲クラスでないかなとは思います。前田珈琲はスペシャルブレンド龍之助を通販でも販売しており、店舗は京都市内での複数店舗運営になっています。コメダのような拡大路線ではありませんが、それでも京都で愛され、飲まれ続けているわけです。
とは言え、ラビットハウスの営業方式を前田珈琲型に転換するのさえ、偉く苦労しそうなんですよね。
まず昼の部門こそ喫茶営業ですが、夜の部はバーとしての営業になります。バーの部門で大きな損失を抱えている筈なので、実際、ラビットハウスを経営することになったら、やっぱ戦略立て辛いですね、ホント。
多店舗展開するにしろ店舗改装するにしろ、初代オーナー(ティッピー)の反発を受けるのは必然ですし、仮に保登ベーカリーと提携するにしても、商用の窯を導入できるのかが難しいところです。

さて、コレを書いている間に、京都のマンションで入居審査に通りました。
本当なら連帯保証人が必要なところを不動産会社には交渉して貰い、無事京都引っ越しへの最初にやるべき課題をパスしました。
京都は喫茶都市。日本で初めて文化財として登録された現役喫茶店のフランソア喫茶室なんかもあったり、キリスト教系企業の進々堂があったりと、何かと面白い街です。
なので、中にはラビットハウスみたいなお店もあるかもしれませんね。

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