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役者 中居正広と共演者たち





『時間ですよ 平成元年』(1989年10月~12月)

『うたばん』(1996.11.19)
ゲスト:藤井フミヤ

フミヤ:どうもどうも。よう、中居
中居:どうも、こんにちは。
石橋:業界古くなってるから、もう。
フミヤ:同じじゃん、だって(笑)
石橋:いやいやいや。中居くんなんか、俺なんかもう「(下から)よろしくお願いします」って感じなのに。
中居:ウソつけよ!
石橋:「よう」。「よう」だもん。
フミヤ:だって昔、弟だったんだもん
石橋:あ、さっき聞いたけど『時間ですよ』が?
フミヤ:弟だったの
石橋:あ、そうなんだ。

兄弟役だった2人。
当時、藤井フミヤ 27歳。中居正広 17歳。
人気絶頂のチェッカーズ、CDデビュー前のSMAP。

フミヤ:まだこうSMAPが、そんなにね、まだ今みたいになる前。
中居:8年、9年ぐらい前ですね。
フミヤ:まだね、香取慎吾ちゃんがね、小学校6年生とかでね。
中居:6年生ですね、慎吾くんが。
石橋:あ、来てたの?スタジオとかに。
フミヤ:えーっとね、ちょうど(中居の)友達の役で、えっと…
中居:香取くんと。
フミヤ:香取慎吾と、もうひとり誰だっけ?草彅くん。
中居:草彅くん。
フミヤ:3人が年中スタジオ来てたの。
中居:ええ。
石橋:へ~。

ドラマ放送時、香取慎吾は中学1年生。草彅剛は中学3年生。



風呂場での初体験

フミヤ:だからね、たぶん慎吾くんとかね、草彅くんとか、中居もそうかもしんないけど、女性のアソコをモロに初めて生で見たのは『時間ですよ』が初めてだと思うよ。
石橋:あの女湯のシーンで。
フミヤ:そう。風呂場にいつもイタズラに行く役が多かったのよ。「ウワー!」とか騒ぐわけ。
石橋:うん。
フミヤ:女の子とかがバーン倒れるじゃん。もう目ん玉丸くしちゃって。
中居:(笑)
フミヤ:楽屋来て、「フミヤさん、もう丸見えでした!」とか言って(笑)
石橋:それは嘘偽りないやろ?フミヤに見られたんじゃ。
中居:あぁ……

いろんな初体験の場にフミヤもいた。



自慢のサンダル

フミヤ:「俺は3年間サンダル履きで通して、俺のサンダルはスゲーカッコよくて、紫のラメなんですよ」とか言ってたんだよ。
石橋:ダッセー!
中居:(笑)。(恥ずかしさのあまり椅子から立ち上がる)
フミヤ:中居、言ってたじゃん。
石橋:ダッセー!
フミヤ:言ってたじゃん。
中居:言ってまし…ああ、変な事知ってますねえ。
フミヤ:そんな事しか言ってなかったじゃねーかよ、だって(笑)
石橋:はははは(笑)

中居の恥ずかしい過去も知っている兄貴。




『輝く季節の中で』(1995年4月~6月)

『うたばん』(1996.12.10)
ゲスト:篠原涼子

中居:(篠原に)なんだよ、おまえは!
石橋:なに?「おまえ」呼ばわりって、なに?
中居:なにがですか?
石橋:なんで、そんな親しいわけ?「おまえ」呼ばわり。
中居:篠原がですか?
石橋:うん。
中居:僕と篠原がですか?
石橋:うん。そりゃーもう、僕と篠原つったらもう。
篠原:なんだよ?

フジテレビ『輝く季節の中で』共演の2人。
放送当時、中居正広 22歳。篠原涼子 21歳。

中居:ドラマで一緒だったんですよ。
篠原:そうなんですよ。
中居:連続ドラマで一緒で。で、その後も最近、特番かなんかで、スペシャルドラマで一緒だったんですよ。
篠原:そう。そうです。
石橋:ああ、そう。

スペシャルドラマ『ナニワ金融道2』(1996年10月8日)でも共演。



仕事とプライベート

以前、篠原涼子のFAX番号を聞くも、教えてもらえなかった石橋貴明。

石橋:中居くんはFAXの番号は知ってるわけ?
中居:電話番号は知ってますよ
石橋:おいおい!
中居:TELナンバーは知ってますよ。
篠原:私もTELナンバー知ってますよ。
石橋:おいおい!
中居:(勝ち誇り)ごめんなさい、ごめんなさい。

お互いの電話番号は知っている。

篠原:仕事でしか一緒にならなくて、プライベートではね、全然一緒になんないんですよ。
中居:ふっ(笑)
石橋:なんで?誘わないわけ?
篠原:誘ってくんないんですよ、全然。

連絡先は知っているが、プライベートの付き合いはない。



撮影現場での中居正広

篠原:(ドラマ現場に)カワイイ子とかいるとね、何もしゃべんなくなっちゃってね、こうやってね、気取っちゃったりなんかして、カッコつけて
石橋:それ、”カワイイ子”っていうのは誰なの?
篠原:たとえば、ドラマとかでカワイイ女の子とかが、ちょっとした役でポッて来るじゃないですか。
石橋:ほう、ほう。
篠原:そういう子の前だとね、いきなりね、人が変わっちゃうんですよ。無口になっちゃってねえ。
中居:(笑)
篠原:私の前だとね、「オメーなんかよ、全然なんとも思わねーんだよ」とか言って。

篠原には冷たく当たるが、エキストラのカワイイ子には弱い中居正広。




『勝利の女神』(1996年4月~6月)

『うたばん』(1997.8.12)
ゲスト:松雪泰子

中居:僕、ドラマ一緒にやってたんですよ、去年。
松雪:そうだね。
石橋:いいねえ、同い年ぐらいでドラマやるとねえ。
中居:いいですよ。
石橋:なんで恋に落ちなかったんだい?
松雪:落ちなかったんですよねえ。
石橋:普通、恋に落ちたりするだろ。

フジテレビ系列『勝利の女神』で共演。
同学年の2人は、放送当時23歳。

中居:やっぱり3ヶ月とかずっと一緒になると、かなりやっぱり仲良くはなるんですよ
石橋:なる。そいで?「メシ食いに行こう」とか「電話番号教えてくれ」とかいうことにはなるでしょ普通。
中居:うん。なるんだけども、女性をあんまり感じさせないって感じ
松雪:ははは(笑)
石橋:ああ、男ノリ?
松雪:割とそうですね。
石橋:ああ、そう。
松雪:うん。
中居:だから一緒に飲んでても、変に下心なく飲める感じ

男ノリで飲める同い年。



SMAPライブの後

中居:ライブを観に来てくれたの。
松雪:ああ。行きました、行きました。
石橋:完璧じゃない、そしたら。ライブなんか観に来てもらった日にゃ。
中居:んで、帰りに「(松雪が)メシを食ってるから」つって、僕ん家の近くのお店で食ってるっつーから。

SMAPライブを観た後、中居家の近くにいた松雪。

中居:ほんで俺、一回家帰って寝て「どうしよっかなあ」と思って、「じゃあ行くわ」つって。そんで僕が行ってたら、もうちょっとお酒かなり入ってたのかな?松雪さん。

中居:いい感じなの、だから本当に。あぐらをかいてんですよ
松雪:はははは(笑)
中居:こうやって(あぐらかいて)飲んでて、たぶん眠かったんでしょうね。

中居:ごはん食べて、あぐらかいて、ポーズはもう男なのよ。
松雪:うん。そうでしたね。
中居:で、こう飲んでね「(うなる)うぅぅぅ…あぁぁ」。
松雪:そんなことしてないじゃん!
中居:本当、なってんの!こうやって(同席者と)盛り上がってると、(松雪は)ウトウトするんじゃなくて、もう寝に入っちゃうのよ、こうやったまま。そこで寝ててね、ちょっと話が止まったりすると、小さいイビキをかいてるのね
松雪:あはは(笑)。ウソだ!ウソだよ!
中居:「ぐるるるるる」。
松雪:うわ、最悪ですね!ふふっ(笑)

酒の席で”あぐら”も”いびき”もかいている松雪泰子。

石橋:なんでそこでクーとか寝てる(松雪に)「そんなとこで寝てっと風邪ひくから、俺ん家で寝ろよ」とか、なんで持ってけないかな?上手く。
松雪:ねえ。持ってく気ないでしょ?全然そういうふうに。
中居:そんなことないさあ!
松雪:いやいやいやいや(笑)
石橋:元々そういう。
松雪:なんか別に、「じゃあ」って帰っちゃったような感じだったんですよね。
石橋:ありゃりゃ。そん時は彼氏は?
松雪:そん時は、彼氏はいないですね。
石橋:そういうチャンスを逃してるねえ!「勝利の女神」じゃない、まさに!
中居:……(笑顔)
石橋:はあ…

仲良くなるが、恋に落ちなかった2人。




『僕が僕であるために』(1997年1月3日)

『うたばん』(1997.11.11)
ゲスト:広末涼子

中居:SMAPでドラマやったことあったんですよ。
石橋:うん。
中居:そん時、妹だった
広末:はい。やらしてもらったんです。
石橋:あ、そうなの。
広末:お兄ちゃんなんですよ

この年、SMAPが主演した新春ドラマで共演。
中居正広 24歳、広末涼子 16歳の兄妹。

石橋:実際、お兄ちゃんいるの?
広末:いないです。
石橋:どうだった?中居くんみたいなお兄ちゃんは。
広末:ああ、(撮影は)もう1日か2日だけだったんですよね。
中居:そう。1日2日だったの。
広末:でも、楽しかったです。
中居:楽しかったか?
広末:ふふふ(笑)
中居:笑ったってことは、あんまり楽しくなかったってことだろ?
広末:寒くて大変でしたよね。
石橋:竹野内くんの方が良かったなら良かったって言った方がいいよ。
中居:そういう事言うなよ~!

この夏を『ビーチボーイズ』に捧げた広末涼子。
反町隆史・竹野内豊と共演。




『最後の恋』(1997年7月~9月)

『うたばん』(1997.4.29)

石橋:髪の毛を変えたね?
中居:あ、おかげさまでですね。
石橋:ちょっと黒っぽくして。
中居:えー、黒くして、ちょっと。ええ。
石橋:なんでまた黒くしたの?
中居:僕、ドラマをやるんですよ
石橋:ほうほう。
中居:うん。ほんで、もう4月から撮ってんですけども7月から始まる連続ドラマなんですよ
石橋:それをもう撮ってる。
中居:うん。
石橋:それTBS系なんでしょ?
中居:6チャンです。
石橋:ほう。楽しみだね。常盤貴子ちゃん…あ、言っちゃっていいのかい、それ?
中居:うん。いいんだよ。貴子と。
石橋:「貴子」ときたもんだよ、おいおい!

主演・中居正広、常盤貴子。絶賛撮影中。



初めてのラブストーリー

『うたばん』(1997.5.20)

石橋:中居くんもドラマがついに7月に。
中居:これ大丈夫かなあ…
石橋:これTBSで。
中居:ええ。もうねえ…
石橋:でも相手はいいじゃないですか。常盤貴子ちゃん。
中居:いや、べっぴんですよ!
石橋:キレイ。
中居:マジべっぴん!本当デラべっぴん!
石橋:どんな感じだい?
中居:いや~ねえ、あのねえ、やっぱね、芸能人は違う!

同学年の2人。

中居:ラブストーリーだからね
石橋:あるんかい?なんか。
中居:え?
石橋:チュッチュするようなのは。
中居:まだわかんないけど。
石橋:まだ展開的には出てないんだ。
中居:ないんだけども。
石橋:なにやってるんだい?中居くんは。
中居:僕は医学生。
石橋:医学生!?ちょっと無理あるなあ、おい。
中居:なんで(笑)

『輝く季節の中で』以来の医学生役。



2人の距離

石橋:常盤貴子ちゃんとは、かなり仲良くなってるわけ?今。
中居:ん?
石橋:仲良くなってるわけ?何て呼ぶわけ?
中居:僕、「タカコ」
石橋:おいおい!いきなりかい!常盤貴子は中居くんのこと何て言うの?
中居:「ヒロ」
石橋:本当かい。
中居:すいません、全部ウソです
石橋:(笑)
中居:全部ウソですわ「中居さん」「常盤さん」です
石橋:な~んだ。

ラブストーリーだが、2人の距離はまだ遠い。



橋田賞・新人賞受賞

『うたばん』(1997.6.10)

石橋:中居くんなに、賞もらったんだって?なんかスゴい。橋田寿賀子賞?
中居:はい。
石橋:何をもらったの?
中居:ええ、橋田寿賀子賞ですね。新人賞を、私いただきました。

ドラマ放送前に、主演の中居正広・常盤貴子が共に橋田賞・新人賞を受賞。

石橋:(新聞を読みながら)「賞をもらったのが小学生の時の“落ち着きま賞”以来」(笑)
中居:ええ。
石橋:“落ち着きま賞”ってなに?
中居:小学校3年生の時にですね、通信簿をもらう時に、一緒に賞状を一人ずつもらうんですよ。あなたは“ナントカで賞” “ナントカで賞” “がんばりま賞”とかいろいろあって、僕は“落ち着きま賞”ってもらったんですよ。個人的な賞は“落ち着きま賞”以来、もう十年ぶり。
石橋:“落ち着きま賞”ってことはなに、落ち着いてなかったんだ?
中居:もうチャカチャカチャカチャカして(笑)
石橋:ははは(笑)



ポリクリ

『うたばん』(1997.7.8)

中居:タカさん観てね、俺のドラマ。
石橋:第1話のダイジェストがあるってことで、観ようよ。

ダイジェストの中に白衣姿の中居が映る。

石橋:中居くんは何、給食当番なの?
中居:!!……やっぱアンタはお笑いの人だね。
石橋:ええ?
中居:何でくるかなあって思ってたの。俺、今。「給食当番」でくるとは思わなかったな。
石橋:え、何なの?
中居:医学生!ポリクリ。
石橋:あの入れ歯の固めるヤツ?
中居:違えーよ!「ポリクリ」っていうの、医学生のこと。
石橋:医学生なの?
中居:医学生なんですよ。

「給食当番」でも「ポリグリップ」でもなくポリクリ。

※ポリクリ=医学生教育の上級学年で外来診療実習を履修する過程をいう慣用語。

石橋:で、なに、常盤貴子ちゃんは売春をしてるわけ?
中居:う~んとね、まあそれ、売春する理由はもちろんあるんですけども。せざるをえないような状況に追い込まれ。
石橋:うん。まあ今週楽しみに、じゃあ観よう。



ドラマの評判

『うたばん』(1997.11.11)
ゲスト:広末涼子

広末:夏目くんとか、すごい人気でしたよ、学校で
中居:ああ、そう?
広末:評判高かったですよ
石橋:誰?夏目くんって。
中居:夏目くんって、だから『最後の恋』のドラマの医者の。
広末:『最後の恋』のドラマ。

中居が演じた夏目透。広末の高校でも好評。

広末:ドラマ楽しいでしょ?
中居:ドラマしんどくないか?
広末:あはっ(笑)、しんどいです。
中居:朝から晩までさあ。
広末:すごいしんどいですけど。

レギュラー番組をやりながら、年に一回ドラマ撮影をしている中居。

石橋:でもさあ、広末涼子ちゃんぐらいの年代で、中居くんなんかはもう大スターでしょ?憧れでしょ?
広末:そうですよね。
石橋:友達とかでも、たくさんいるわけでしょ?
広末:そう。
石橋:「私はキムタクが良い!」「私はキムタクが良い!」「私はキムタクが良い!」。
中居:俺の名前はどこいったんだよ!俺の名前は!

SMAPは女子高生に大人気。




『ブラザーズ』(1998年4月~6月)

『うたばん』(1998.4.14)

中居:僕、ドラマ。
石橋:月9。
中居:始まりました。観ました?
石橋:ちょっと観てなかったんですけど。どうでした?
中居:ええ、おもしろい話で。お坊さんの話だもん
石橋:お坊さん!?
中居:お寺なの。だからほら(髪の毛を指す)。
石橋:お寺の息子らしい頭になってるわけ。
中居:そうそうそう。
石橋:なるほど(笑)

お寺の息子”らしからぬ”髪型の中居。

中居:これがまた評判悪くてねえ。うん。「なんでこんな事しちゃったんだ」って、みんな言うんだけどさあ。
石橋:それは何をイメージして、それにしたの?
中居:はい?
石橋:イメージがあったわけでしょ?最初、美容室行って「こういう感じにしてくれ」とかいう。
中居:ええ。アニメなんですけどケムマキ
石橋:ケムマキ!?
中居:それか、『あしたのジョー』ジョー
石橋:が、何?
中居:イメージ。

『忍者ハットリくん』のケムマキ、『あしたのジョー』の矢吹丈をイメージ。

石橋:『あしたのジョー』そんなんだった?『あしたのジョー』って結構、花形系の、こういうロン毛じゃないの?
中居:こんななっちゃったんですねえ。
石橋:まあ、とりあえずドラマ始まって。

『巨人の星』の花形満、のような髪型でもない。



ドラマを観てない石橋貴明

『うたばん』(1998.5.12)

石橋:中居くんのドラマもしっかり。もう観てますよ、毎週。
中居:あ、観てますか(笑)
石橋:毎週観て。もうねえ、昨日はねえ、中居くんと…え、えー(岸谷)五朗ちゃんが。まいったね、あんなケンカしちゃうなんて。
中居:……
石橋:もう、なんで兄弟仲良くできないかな。
中居:ちょっと(内容が)かすってるからねえ。ふふふ(笑)
石橋:ふふふ(笑)
中居:なんとも、「違うだろ!」とも言えないところがね
石橋:ええ。もういいね、視聴率も良いですし。

観てはいないが、なんとなくの内容はわかっている石橋。




『グッドニュース』(1999年4月~6月)

『うたばん』(1999.3.9)
ゲスト:織田裕二

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』を観た石橋・中居。
青島刑事の登場に興奮!

中居:でも織田さんはね、芝居が上手い
織田:ふふふ(笑)。いや、ありがとうございます。
石橋:出ましたよ、出ましたよ。歌手に向かって「歌が上手い」、役者に向かって「芝居が上手い」。
中居:芝居上手い上手、すごく
石橋:そりゃ役者さんですから。
織田:だって、自分だってやってるじゃない
中居:え?
石橋:今度ドラマ入ってるから、中居くんも4月から
中居:ふふふふ(笑)。でも芝居上手い!
織田:(笑)

中居正広、90年代最後の連続ドラマ。
初めての日曜劇場『グッドニュース』放送間近。



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