1994年、野茂英雄より先にアメリカに渡った石橋貴明。
3本のハリウッド映画に出演している。
『メジャーリーグ2』
『生ダラ』(1994.5.2)
銀幕の貴公子石橋貴明 ついにハリウッドデビュー!!
日本からの助っ人選手役として出演。
”HOLLYWOOD”の巨大看板が見える丘
ハリウッド俳優になった石橋貴明、32歳。
日本の”看板”が世界の”大看板”へ。
石橋貴明には「水」より「water」が合う。
ハリウッドスターは手の届かない存在。
定岡正二登場
”いちコメディアン”のハリウッド映画出演に納得いかない定岡。
巨人の元エース、定岡正二。
コメディアンより『メジャーリーグ』には出たかった。
第54代横綱、輪島も合流。
プレミアムショーのレッドカーペット
ハリウッドのチャイニーズシアターで開催されるプレミアムショーに参加。
そこに現れた忍者姿の定岡正二。
インディアンスのユニフォーム姿の輪島。背番号は4527(横綱)。
そして、紋付き袴姿の石橋貴明。デビッド・S・ウォード監督と再会。
日本人俳優としてレッドカーペットを歩いた。
ハリウッド映画出演の影響
『メジャーリーグ2』は初登場全米第1位。
この映画に出た影響は大きかった。
翌年の1995年、『生ダラ』で野茂英雄に会いにドジャー・スタジアムを訪問。
ドジャースのボールボーイは、石橋の姿を見ると”タカ・タナカ”のマネをしている。
ラソーダ監督も「Movie Star!」と、俳優として認識している。
野茂英雄は”タカ・タナカ”と同じ背番号16を着けて大活躍する。
『悪魔たち天使たち』
1997.6.21 日本公開
『めざましテレビ』インタビュー
今、ハリウッドで売り出し中の日本人役者といえば石橋貴明。
アンディ・ガルシア主演の映画『悪魔たち天使たち』に出演し、本格的ハリウッド進出をもくろむ。
今回の映画出演も『メジャーリーグ2』を観た監督が指名。
バブリーな日本人実業家役。
しかし、これまで俳優業については一切のコメントを差し控えてきた。
インタビュアーは、とんねるずと『Grade-A』で共演中の濱田典子。
撮影現場について
ハリウッドから見た日本人
日米経済摩擦をテーマにした『ガン・ホー』では七三分けにメガネの働き蜂。
一方、『クライング・フリーマン』では眉間に皺を寄せ、いまだにチャンバラ。
アメリカ人が日本人を描くと大抵こうなる。
アンディ・ガルシアのインタビュー
今後の目標
この年、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した今村昌平監督『うなぎ』。
映画撮影中に『生ダラ』ロケ
『生ダラ』(1995.4.19)
アンディ・ガルシアと共演者に海老の天ぷらを振る舞う。
ロケ地:ファイブ・オーク・ランチ(カリフォルニア州 サンタ・バーバラ)。
インタビューよりも天ぷらが食べたい。
そして、『ブラックレイン』で共演した高倉健さんへメッセージ。
最後、アンディ・ガルシアに一言。
1992年12月23日、『ゴッドファーザー』シリーズのフランシス・フォード・コッポラ監督は『生ダラ』に出演している。
日本公開
『うたばん』(1997.6.24)
『メジャーリーグ3』
『うたばん』(1996.12.3)
ゲスト:安室奈美恵
撮影から帰国
『とくばん』(1997.10.7)生放送 NKホール
オープニングトーク
撮影秘話
『うたばん』(1998.5.5)
ゲスト:松田聖子
石橋貴明を支えた松田聖子のベスト盤CD『BIBLE Ⅰ~Ⅲ』。
日本公開
『うたばん』(1998.6.2)
映画の予告編を観る。
『メジャーリーグ3』では、代打の切り札・真弓のバッティングフォームを意識。
海を渡って30年。
これらの映画に出演した事で、現役メジャーリーガーも石橋貴明を”Movie Star”として認識している。
そして、これからの野球少年も日本人メジャーリーガー”タカ・タナカ”を知る事になるだろう。