いずれやむ雨 Tsubasa La Liberte:湿度系音楽へのアプローチ①
ジオスミン漂う日
水無月
大学の新環境に水を差すような初めての雨。
ペトリコールに覆われた朝、重い瞼を開きながら一限必修に遅刻。
沙知先輩が趣にしていた、雨上がりの空と、匂いと。
雨が上がった時に地面からする薫りはジオスミンというのを最近見聞した。本来は訓字音での名称を渇望したが、、その匂いとベッドから聴く雨だれの音以外、雨天の趣なんておそらく後でないと感じることはできないのではないか。
新学期新生活が一斉に始まって、あっという間に5月。6月。大学や高校でできた友人、振