おにぎり2章

私は彼のおにぎりが好きだ。なぜなら、私の為だけに作ってくれるからだ。身が詰まってるのにお米はふわっと握られていて私の大好きな大葉や塩こんぶを筆頭に入れてくれる具。私が長崎に帰る時にお昼はまともに食べられないことを考慮してお腹を好かせないようにと握ってくれる。私も彼にそいう愛のこもったおにぎりを作ってみた。夜勤明けで疲れてる彼にはちょっと物足りないような歪なおにぎり。まるで私を表してるかのような不器用なおにぎり。彼は嬉しそうに美味しいよって言ってくれた。その笑顔がとても私には響いてる。作る幸せと食べる喜びWin-Winの関係。おにぎりを食べたあと2人でくっつきながら寝てお昼に起きる。そいう幸せな時間が過ぎていく。永遠では無い唯一無二の時間が幸せで好きだった…
~完~

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