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ヨナのしるし

まず、皆さんに質問です。
画像はなんでしょう?
答えは最後にお伝えします。


まずは、魚の形をしていますね。
旧約聖書で魚が出てくる話といえば、神さまが魚に飲み込ませたヨナの話、ご存じですか?

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今日の聖書の箇所は、ヨナ書3章1~10節
2 さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。

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主が、ヨナにこの言葉を告げられたのは2回目でした。

最初に主がヨナにニネベに行くように言われたとき、ヨナは行きたくなかったので、別のところに船で向かいました。
すると船は大嵐にあい、ヨナが主なる神さまにそむいてこの船に乗ったことが知られ、ヨナは自分を海に投げ入れるようにたのんだ。
海に投げ込まれたヨナを、主はは大きな魚に飲み込ませた。
ヨナは、3日間、魚のお腹の中で、主に祈り続けた。
主は、その祈りを聴き、魚に命じて、ヨナを陸地に吐き出させた。

そして、ヨナにニネベに行って、主の言葉を告げるように言われます。
ニネベの街は、自分さえよければいい、楽しければいい、という人ばかりなので、ヨナは主の言葉が聞き入れられるとは思っていませんでした。
しかし、「40日でニネベの都は滅びる。悔い改めなさい」と、告げたところ、人々は断食をして悔い改め、粗布を身にまとったのです。
王さまと大臣まで、粗布をまとって、灰の上に座って、ニネベの人々に断食を命じたのです。

預言者ヨナは、魚の中から助けられ、ニネベの都を救ったのです。
ヨナは、救い主イエスキリストを指さしていました。
これが、ヨナのしるしです。
わたしたちの救い主は、死んで、深い闇の中に降っていき、罪深く救われるに値しない私たちを救うために、よみがえってくださいました。
そのことを、伝えているのです。

魚のマーク

さて、魚のマークに戻ります。
これは、イクトゥス(イクスース)と呼ばれている、魚の絵です。
「イエス・キリスト、神の息子、救い主」のギリシャ語の頭文字です。
そしてつなげると、イクトゥス(イクスース)。
この魚は、見る人にヨナを思い起こさせ、イエスキリストがヨナを通して救いのわざを預言なさったことを思い起こさせます。
イエスキリストはわたしたちの救い主です。


天の父なる神さま
御言葉に感謝します。
あなたがヨナを通して教えてくださった救いのわざをイエスさまがなしとげてくださいました。
救いようのないわたしたちを、十字架の血によってお救いくださったことを感謝します。
イエスさまのお名前によってお祈りします。アーメン

受難節のとき、ぜひ教会へいらしてください。