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日常会話で使えるガンダムの知識 その1 「シャア専用ザク」

 家の近所にあるインドカレー店。

 とてもおいしくボリュームも満点で、しかもランチタイム時はどこにも書いていないのに1回だけカレーがおかわりできる素晴らしいお店なのだ。

 カレーはもちろんだが、ナンがものすごくうまい。ホントに。焼き立てアツアツ、もっちもちのデカいナンが食べられるのだ。

本当にうまいインドカレー

 ただ、私はもう結構なおっさん。すんごくうまいので、カレーもおかわりしてしまうのだが、晩ごはんが食べられなくなるくらいおなかいっぱいに…

 なので、私の妻は毎回「ナン小さめでお願いします」と店主にお願いしているのだ。

 店主は「小さめですね」と、承知はしてくれるものの、出てきたものは毎回「本当にこれが小さめなのか」と思うほどのデカさ。それが店主の優しさなのか、それとも本当は聞き入れてくれていないのか、いまだに謎は残っている。

 さて、この日もセットを食べ、「もうおなかいっぱいなのでカレーのおかわりはするまい」と思っていたのだが、店主が「カレー、お入れしましょうか?」と魅惑の提案をしてくるので、かなり悩んだ末に「…じゃあ、最初の半分くらいだけ」とお願いした…が、想像通り、出てきたのは最初と同じくらいの量のカレーだったのだ。

 私「…これ、どう見ても最初くらいの量やんな」

 妻「そうやね。私も『ナン小さめ』コールをするけど、ホンマに小さめにしてくれてるのかもわからんし…」

 私「…思ったんやけど、これって『シャア専用ザク』の考え方と一緒じゃない?」

 妻「え? どういうこと??」

シャア専用ザク

 「赤い彗星」の異名をとる、ジオン公国軍のエースパイロット「シャア・アズナブル」の専用モビルスーツ。
 設定には諸説あるが、通常のザクII(MS-06)の生産課程において、特別できのよかった機体に対し、燃料タンクの拡張などを施した指揮官専用機。
 シャアのパーソナルカラーである赤系統で塗装され、通常のザクの3倍のスピードを誇ったとも言われている。
 なお、その後何度も乗り換えを行うシャアだが、全く損傷しなかったのは、この「シャア専用ザク」だけである。

 私「なので、思うんやけど、このお店の『小さめのナン』って『シャア専用ザク』の考えの真逆なんじゃない?」

 妻「…と、言いますと?」

 私「つまり、このお店の『普通のナン』は量産型ザクなのよ。で、『その中でもできの悪いちょっとだけ小さいナン』が『小さめのナン』なんじゃない?」

 妻「な、なるほど…って、それやったらほぼほぼ普通サイズのナンやん!!」

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