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【タラレバ子育て】 Amazon Photosで振り返る~8月3日編~ミニバス

SNSもなかった(馴染みがなかった)時代

4人の子育てをしてきた記録はAmazon Photosと心の中だけ

Amazon Photosの「この日」の思い出を利用して

私たちの子育てをタラレバで振り返ったり

最新の情報も調べなおしてみたいと思います。

《2014年のこの日》

当時5年生のお兄ちゃん(次男)と1年生の妹(次女)の写真たち
屋内プールに私と3人ででかけた帰りにパチリパチリ

妹は純粋にお兄ちゃんとプールにいけて、『たのしかったぁ』ってスマイル全開

プールも大好きなので、お兄ちゃん X プール=サイコーの夏休みの一日って顔

妹とは対照的に、お兄ちゃんはこの夏やっとスマイルが出せるようになったって感じの、控えめのスマイル

5年生になって体調を崩した

お兄ちゃんは、ほんの数ヶ月前には血便が出てしまうほど心と体のバランスを崩してしまって、私たちは小児科の先生に『小学生で血便なんてほとんどないよ』的に怒られてしまうほど

血便が出るまでは下痢が止まらない日も何日かあり、一日に何度もトイレに駆け込むことがあった

学校でも笑うことが少なくなっていたようで、私たちが虜になっていた、名前の意味にも込めた、可愛くてカッコ良くて、まわりを惹きつけるスマイルをしばらく見られていなかった

大好きな上のお兄ちゃん(長男)から離れて

お兄ちゃん(次男)は大好きな上のお兄ちゃん(長男)の後を追いかけて、2年生からミニバスに入部した

いつも上のお兄ちゃんを追いかけていて、サッカー、空手、ミニバスといつも一緒だったし、尊敬する(今でも長男の言うことだけはきく)お兄ちゃんの背中を追いかけて、『兄ちゃん兄ちゃん』と追いつき追いこせって感じで、いつもお兄ちゃん(長男)に認めてもらうのが楽しそうで認めてもらえた時はとても誇らしげだった

4年生になり、上のお兄ちゃんが中学にあがり、初めての一人になった時は心細げで、人生で初めての一人というシチュエーションに適応しようと一生懸命だった

私たちもこの時点で、一人に適応しようとしているのをしっかり見てあげていられればよかったのだが

もっと早い段階で他の対応もできたかもしれないが、そこまで心配することはなかったのが悪かった

小学生への言葉の暴力と勝利至上主義

5年生になり、ミニバスでも中心選手になり、来年のキャプテン候補になってきたところで、周囲からのプレッシャーが格段にあがってきて、求められるプレイやリーダーシップのレベルがアップしてきた頃から様子がおかしくなった

追い打ちをかけるように、今では絶対に許されないが、上のお兄ちゃんまでは私たちも許してしまっていたコーチの言葉の暴力に、日に日にバスケを楽しめなくなってきていて、練習でも試合でもトイレにいく回数が増えていった

試合でも大会でも勝てればそれはそれは盛り上がるし、親も自分の子どもの可能性を信じていて、活躍すれば誇りでもあり、天にも昇る気持ちで熱が入ってしまう

ただ12歳までのミニバスで勝利至上主義に陥ってしまうと、まだプレイの基礎も確立していない中で、勝つためのプレイに走りすぎて、将来を見据えた子どもたちの長所を伸ばしたり、興味を失わないような楽しみを与えられなくなってしまう

加えて言葉の暴力に萎縮してしまう子どもたちはコーチが喜ぶプレイしかしないし、試合中も顔色をうかがうばかりで、シュートを入れても喜ぶよりほっとした顔をするようになっていた

こんな状況でバスケをしていて、血便が出るまでやらせてしまったのは今も後悔してもしきれない

私たちは遅くはあったがこの時点で立ち上がりコーチと話し合ったが、平行線で解決には至らなかったので、お兄ちゃんをクラブからやめさせることにした

やめることはもちろんショックだったがほっとしている様子も見て取れて、お兄ちゃんは好きだったバスケから離れた

いつもは練習や合宿でバスケ漬けの夏休みだが、急に本当の夏休みになってしまたので、連日のようにプールや公園や博物館に連れ出した頃に控えめなスマイルを見せてくれたのが、《2014年のこの日の写真》

高校生になって話してくれたこと

一度は離れたバスケだが中学でまたやりたいとなり、高校ではバレーにするかなと言いながら最後にバスケを選んできた

先輩も含めた、同い年のメンバーがとても印象が良かったらしく、その日からチームの事を話す時はとても誇らしげで楽しげ

ベンチに入れない事も多かったが、ミニバスの頃から得意だった3点に磨きをかけ、引退試合で3点を決めた時はチーム全員が大喜びで、コロナで会場に行けなかった私たちもマネージャーがライブ配信してくれている映像を見て絶叫してしまった

高校で仲間に恵まれて、ミニバスを辞めた時のことを先日話してくれたけど

『あの時辞めなかったら、僕キャプテンだったかな?』

『ミニバスでキャプテンだったら中学もキャプテンの可能性高くて、今のチーム(高校)はキャプテンだらけだけど、僕ももっと貢献できたかもな』

『でも今のようにバスケ好きでいられなかったかもしれないし、このメンバーに会えたのは続けてても関係なかったな』

『来年大学に行っても、バスケは続けるよ』

『またこんなメンバーに会えるといいな』

長い目で成長させてほしい

あの時、私たちも本当に悩んだし、今もより良い決断だったか分からない。

でも小学生から笑顔が消えるのは何かが正しくないとは確信をもって言える。

バスケに限らず、その時の勝敗にこだわらず、もっともっと長い視点で子どもの成長を見てあげて欲しいのが願い。





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