ADHDと自閉症スペクトラム

今日、かかりつけの病院から「あなたは自閉症スペクトラムの傾向がある」と言われました。
30歳も過ぎているので明確な診断というものではないけれど、おおかた納得というか、「そうでしょうね」という感じ。

中学・高校生のころに周りとのズレを感じて「わたし自閉症の軽いやつかもしらん」と母に言ったら「縁起でもないことを言わない!」と一蹴されたんですが、結局わたしの直感のほうが正しかったやん。それに「縁起でもない」って何?笑

3年ほど前に以前の主治医のもとでADHDの疑いありとのことで薬(ストラテラ)の処方を受けたこともありましたが、薬が体に合わず服用中止。
その後、引っ越して今の主治医に眠剤の処方がてら「そういえば、以前こういうことを言われたんですけど、今ひとつよくわからないまま引っ越してしまったので再検査してもらえます?」と言ってもう一度テストしてもらいました。

もちろん、生活の上で何かしらの不便を感じているから検査を受けて再検査までしがみついたわけです。
ちょっと変わった人という評価をいただくだけなら病院まで行かなかったでしょう。
30代に入ってからそれなりに落ち着いたところもありますが、思春期を拗らせたあたりから精神的には不安定な状態が続いています。
幸いなことに「聞いてー!わたしアスペらしいねん!」といっても「なるほど!どうりで天才だと思った!」と返してくれる素敵な伴侶を得て、何とか楽しく過ごしています。ただ、仕事の上でイレギュラー対応ができなかったり、極端に人の感情(小説なども)わからなかったりして空気の読めない発言をしていたんだろうなぁと思い返すこともしばしば。

診断されたわけではないし、仮に診断だとしてもそれを免罪符にして生きていくつもりは全くないけれど、自分に対する言い訳程度には使ってもいいのかな。

noteを始めたきっかけも、自分の発達状況への自覚とトレーニングが動機のひとつ。
頭の中の思考はきちんとあるはずなのに、それを言語化できなくて、結局何を言っているのかわからない(という反応をされているのはわかる)という状況が続いたので、アウトプットの練習がしたくなったのです。
思い返せば、中高生のころはブログやSNSの日記を頻繁に更新していた。そのころの表現力は今よりも高度だったように思えます。

トレーニングを重ねれば、普通の人くらいにはなれると信じて。

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