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『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』【著者】樋口耕太郎さん

こんにちわ。昨年から引き続き新型ウイルスの猛威によって人々の感情が大きく揺れ動き感情の矛先が複雑に交差し社会情勢も昨年から大きく変わっていく中で、以前にもまして人としてどうあるべきか、適切な情報を自ら掴み、そして咀嚼した情報をもとに『適切な行動』をとっていくかが大切になってきているのではないかと感じています。


そんな中、今まで気づかないふりをしていた、いや。気づいていたのだけどはっきりと言葉にする事が出来なかった”人間の感情への理解”というものの解像度を高める事で、今まで培ってきた(しまった)外してもいい(外さないといけない)思考のブロックを取り除き現実を固定概念を外した状態で直視できるようにならないといけないと改めて実感しています。今、世の中が混沌と見えるのは、実は人間の感情への理解が乏しい為、感情というフィルターを通して物事を見ているから複雑に絡み合っている人間の感情に惑わされて混沌とした世の中に見えるのかもしれません。(もやがかかる)

そこで”人間の感情への理解”を深める事の意味は、人の感情の荒波にさらわれず、感情フィルターを外して現実をちゃんと直視できるようになるという事。それが出来て初めて、問題を問題としてとらえる事が出来て、課題から解決への道筋へ導く力が養われ。迷わず生き抜く事ができる準備が出来るのではないかと。もちろんこの事はビジネスでも必須な感覚だと経験上肌に刻み込んでいます。バイアスに惑わされず自分の人生を貫く為に必要な”人間の感情への理解”という学びがとくに今必要なのではないかと思っています。


この”人間の感情への理解”を著者の樋口さんが長年沖縄に住みながら働いて感じた事を、沖縄の社会構造を細分化して紐解いていきながら伝えて下さっています。
 
 
これはもはや沖縄だけの問題ではなくて日本の社会問題だと、他人事ではなく自分事として当書籍を読み終わりました。


人間社会をとらえる感覚が確実に変わった、必ず読んでおきたい書籍です。



もちろん書籍の内容に賛否あるかもしれませんが、地方の近い人間関係の距離感だからこそ周りの目を気にして個性を出しづらい現状や、沖縄に当てられている補助金が結果的に問題解決にならず表面上の対症療法になって、沖縄経済の発展を抑制している現状等。


家族間のしがらみで当人のポテンシャルがいかせない事。

 
犯罪率、離婚率が高く低所得者層が多い理由を数字ではなくて現場の沖縄で何が起こっているのかという事を詳細に分析して紐付けして下さっています。


ただ!!こちらの書籍の素敵な所は分析だけで終わっていない所です。


著者の樋口さんがご自身でホテルを経営していきながら得たこの現象を打開する方法論を実例をふまえ伝えて下さっています。


ほんと必見です。


私も地方出身ですので、当書籍を読んで共感する事が多く、だからこそ、これからの人付き合いや仕事のスタンスを改めて見つめる良いきっかけをこの書籍から頂きました。


日本社会の構造に興味がある方。
日本経済に興味のある方。
人に興味のある方。
お子様がいらっしゃる方。
子育てをしている方。
事業を営んでいらっしゃる方。
人間関係で悩んでいらっしゃる方。
部下との関係がうまくいっていない方。
地方に住んでいて生きづらさを感じている方。
上司の言動に理解が出来ない方。 


ぜひ!

 
世の中の出来事が違って見える様になります。

 
また、地方で生きづらさを感じていらっしゃる方は特に胸を射抜かれる内容になっているのではないでしょうか。


私にささった書籍の中の一文を引用させて頂きます。

 
「人の関心に関心を持つ」


これからも人間の感情への理解を深めていかなければと、襟を正す事ができました。


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