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『グラブル』で「古戦場の英雄」を獲得したときの話

 今回は『グラブル』の思い出話をしたいと思います。以前,『グラブル』を長く続けているという話を書きましたが,具体的なことには触れていませんでした。そこで,たくさんプレイしたことが伝わりやすそうなトピックを取り上げようと思い,「古戦場の英雄」という称号を獲得したときの話をします。

 この記事では,『グラブル』を知らない方にも伝わるように,補足的な説明を加えることがあります。知っている方は適宜,読み飛ばしてください。逆に『グラブル』をやり込んでいて「古戦場の英雄」をこれから獲得しようと考えているプレイヤー(ユーザー)がこの記事をご覧になることがあるかもしれません。この記事では,思い出話と合わせて,少しだけ個人的体験をもとにした攻略方法も示します(『グラブル』は頻繁に更新されています。少しでも有用な情報になったらうれしいのですが,この記事が少しずつルール変更されていくイベントについての過去の思い出話にすぎないことを念頭に置いていただければと思います)。


「古戦場イベント」とは

 正式名称は「決戦! 星の古戦場」で,騎空団(多くのオンラインゲームにおける「ギルド」に相当する,『グラブル』における複数のユーザーが集まって組織されたチーム)どうしで貢献度(特定の敵を倒すことで得られるポイント)を競い合うイベントです。このイベントの勝敗を決めるのは,約1週間のうちで獲得される貢献度の累計値(累計貢献度)です。集計される累計貢献度は,大きく分けて騎空団全体のものと個人のものがあります。

 このイベントは,予選,インターバル,本戦の3つの期間から構成されています。予選ランキングを勝ち抜いた上位の団が本戦に進み,本戦で2つの騎空団が当たって勝敗を競うという形式になっていて,基本的には,勝利するために重要なことは騎空団内のメンバー(団員)どうしの協力ということになります。


「古戦場の英雄」とは

 古戦場イベントにおいて,プレイヤーの主な目的は自分が所属する騎空団のために貢献度を可能な限り稼ぐことですが,騎空団の勝敗に直接的に関係する騎空団全体の貢献度とは別に,イベント期間中には個々のプレイヤーが獲得した累計貢献度も記録されています。このプレイヤーが獲得した累計貢献度の順位が「個人ランキング」です。『グラブル』ではゲーム内の特定の条件を満たすことで「称号」が得られます。「古戦場の英雄」はたくさんある称号のうちのひとつです。その獲得条件は,古戦場イベントで個人ランキング2000位以内に入ることです。

 古戦場イベントに参加しているプレイヤーの数が少なければ,この称号を獲得することは簡単になるはずですが,2020年現在はプレイヤー数が多いため,獲得することはかなり困難だと思われます。また,獲得してもゲーム内で大きなメリットを得られるわけではありません。強くなるために必要だというわけでもありません。すなわち,プレイヤーが高い目標を定めて挑戦するためにある称号として位置づけられると思います(このことについては後述します)。


獲得したときの記録

 「古戦場の英雄」を獲得したのは,2020年1月に開催された古戦場イベント(第49回)においてでした。そのときの個人ランキングの最終結果では,2000位の貢献度は1,633,256,491と記録されていました。約16億です。私は1627位だったようです。以下は,記念にとっておいた画像です。

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© Cygames, Inc.

 当時は,光属性有利の古戦場イベントでした(『グラブル』には6つの属性(火,水,土,風,光,闇)があり,属性によってバトルの有利と不利が決まるというルールがあります)。光属性がお気に入りで一番強かったので,このときを狙って挑戦したということになります。なお,騎空団(団員数30名)内の累計貢献度の順位は1位でした。

 獲得する報酬が多くなる個人ランキングの順位のボーダーラインと,その累計貢献度の結果は,以下のようになっていました(『グラブル』をプレイしたことがない方は,一番下の35万という数字を見れば,比較的アクティブなプレイヤー(ユーザー)が実際にどの程度いたかということを想像しやすいと思います)。

  5万位:614,246,025
  10万位:337,726,185
  16万位:174,777,456
  25万位:56,615,353
  35万位:14,941,255


当時を振り返る

 「古戦場の英雄」は,プレイヤーが挑戦するための称号として位置づけられるということを上で述べました。当時,個人ランキングのみで考えた場合,報酬(勲章)を最大化する最も効率的な順位は5万位でした(勲章は,ゲーム内の有用なアイテムと交換可能な,古戦場イベントで得られる報酬です)。言い換えると,騎空団の勝敗に関わる貢献度を考慮しない場合,5万位より上は,獲得する勲章の数に差がないので,努力するメリットはほとんどありませんでした。イベント期間中に5万位より上の順位を保って余裕をもっておくという意味はありますが,たとえば,結果が3万位でも2万位でも獲得する報酬に差はありません。したがって,5万位から大きく離れた2000位より上を目指すということは,特殊な目標設定だったといえます。

 さて,最近の古戦場イベントの開催期間は,予選が初日の19:00から翌日の23:59まで,インターバルが3日目の7:00から24時間,本戦がそれに続く4日間の7:00から23:59までとなっています。本戦のみを見ても,1日で17時間続く長丁場です。個人ランキングで2000位付近を維持するためには,プレイヤーは動けるほぼすべての時間でバトルを繰り返す必要があります。『グラブル』はRPGなので,素早い反応や難しい操作が求められることはなく,同じ種類の敵と戦い続けるだけなので,体力をあまり消費しません。しかし,どうしても単調な作業の繰り返しになってしまいます。古戦場イベントの厳しさは,長時間の単調な作業の繰り返しにあるといえます。上位を維持したいのであればなおさら,これに耐えなければならないことになります。

 当時はすでに,キャラクターが一定のアビリティを使用しながら自動でバトルを進行してくれる「フルオート」が実装されていました。このフルオートを活用することによって,プレイヤーはバトルから離れることができます。私はフルオートを活用して休憩したり,他のことをしたりしていました。基本的には,手動で戦ったほうが自分で最適な行動を選択することができるため,素早く敵を倒せます。私はフルオートを過度に使用すると順位の維持が難しくなると考え,フルオートと手動の割合を調整しながら古戦場に臨んでいました。結果的に,フルオートは2割程度になりました。

 「古戦場の英雄」の獲得のために,最も重要なことはプレイ時間を確保することでしょう。フルオートがあるとはいえ,順位を維持するためには古戦場イベントに集中しなければなりません。私は,イベント期間中に休暇を当てていました。一般化することは難しいですが,一定以上の戦力をもっていれば,イベントに集中できる環境を整えるだけで,課題の半分以上はクリアしたことになると思います。

 単調な作業に耐えるための工夫も必要だと思われます。テレビや動画を見ながらプレイする,フルオートにしながら他の作業をする,あるいは好きな音楽を聴くなど,工夫の仕方は人それぞれだと思いますが,長く作業を続けるために集中力が切れないように,何らかの対策をすることが重要だと思います。

 貢献度を大量に得るためには,グラッジチャンク(通称「肉」)を予選からインターバルまでのうちにたくさん集めておくことが必要になります。具体的には,EXTREME+を周回してひたすら肉集めをします。私は13,000個程度集めた記憶があります(結果的には約11,000個程度しか消費せずに余った記憶があります)。本戦期間中はHELLを周回します(フルオートのおかげで,HELL周回のほうが休憩しやすいです)。HELLには4種類のLvのバトル(90,95,100,150)がありますが,できる限り高いLvのバトルをこなしたほうが効率的です。私は,本戦1,2日目には95を,本戦3,4日目には100と150を中心に周回しました。以上のような進め方は,基本的攻略としてすでにある程度は確立していると思われますので,これから「古戦場の英雄」を目指す方は,ほかの攻略記事も参考にすることをオススメします。ルールは今後も変更される可能性があり,それに合わせて攻略方法も変えていくべきなので,注意しなければなりません。

 編成についても少し触れておきます(編成とは『グラブル』においてプレイヤーの戦力を決定するもので,主に武器や召喚石の編成などがあり,武器や召喚石の装備によって攻撃力やHPの値が大きく変わります)。編成の記録はしていなかったのですが,武器にはリミテッドシリーズ×5,セラフィックウェポン,終末の神器は含まれていた記憶があります(すべて最大まで上限解放済み)。メイン召喚石はゼウスでした。ジョブとキャラクターは最適になるようにイベント期間中に数回,変えていました。必要な編成はだいたい揃っていたと思いますが,そもそも個々のプレイヤーの戦力は様々で,ここで必要な編成について一般化して述べることに意味はあまりないと思うので,詳細は割愛します(編成に関しては,ほかの攻略記事のほうがずっと参考になります)。

 「古戦場の英雄」の獲得のためには,個人ランキングの順位の推移を把握しながら取り組むペースを調整することも大切かもしれません。私は初日から2000位付近にいたので,安心できていましたが,少しさぼったり,フルオートを多用したりして順位が下がったときは,少し頑張ってペースを上げるようにしていました。ペースの調整と合わせて,HELLを倒した時間を見て,より早く倒すためにはどうすればよいかを考えたり,1日の残り時間で獲得することが期待できる貢献度を計算したりしてもよいかもしれません。また,長丁場のイベント期間中ずっと動き続けるためには,相当の体力が必要になるはずです。本戦を除く予選とインターバルの期間は0時以降も動くことが可能ですが,私は0時から7時までの間は主に睡眠時間にあてていました。プレイヤーの戦力にもよりますが,健康のために寝られるときに寝たほうがよいと思います。

 余談ですが,私は当時の古戦場イベント期間中(本戦のとき)に,Rankが225に到達してしまいました(Rankは,主人公の成長度を示す指標で,RPGにおける一般の「レベル」とほぼ同じものです)。225になると,Rank上限解放のための専用のクエストをクリアしないと,Rankポイントが得られなくなってしまいます。それで何となくもったいないと思い,貢献度を稼ぐ時間のロスになると認識していながらも,225になってすぐにそのクエストをクリアし,上限解放しました。見方を変えれば,そのようなロスがあっても問題は生じないという程度の余裕はあったのだと思います。

 個人的な感覚ですが,現在でも古戦場イベントの個人ランキングで5万位より上だったら,けっこう頑張ったいえると思います。2000位くらいになると少し異常だといえるかもしれません。「古戦場の英雄」の獲得を目指したことは,個人的に設定した目標への挑戦でした。もう一度やりたいかと問われたら,「もうやりたくないです」と答えます。そのくらいきつかったです。というか,ゲームのやり過ぎですね。振り返ってみれば,良い思い出ですが。


 思い出話は以上になります。「古戦場の英雄」を獲得したときは,大きな達成感を得られました。いわば自己満足です。得られた称号は,プロフィールの名前の上につけられますが,「古戦場の英雄」は獲得後,数日間つけてから外しました。これは個人的な価値観の問題だと思いますが,自慢するほどのことではなく,ほかに面白いと思っている称号があったからでした。

 いずれにしても,このように文章にまとめていたら,良い思い出がよみがえりました。『グラブル』は楽しいです。ゲームはいつも素敵な体験を与えてくれますね。

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